「あくまで、映画に対する評価です。」旅のおわり世界のはじまり お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)
あくまで、映画に対する評価です。
前田敦子がウズベキスタンにテレビのロケに出かけたという映画です。
ストーリーは、メッタメタ。
最後まで、完成品のテレビ番組を観客が目にすることすら、ありません。
彼女たちが追っている(のか? とても本気には見えなかったけど……)幻の巨大魚というものにもお目に掛かれません。
あんなチャチな漁具で怪魚が捕れたりしたら、それこそ怪奇現象です。
このようにストーリーは破綻していて、期待をことごとく裏切ります。
前田敦子は扉を開けても閉めないし、思いつきで勝手に行動するし、席を譲られてもありがとうも言わずにムスッと座るし、人から何かしてもらってもまったく感謝もしないし、と、早い話、すんごく嫌な女を演じています。
もしもこれが彼女の本性でなく演技なのなら、きっと演技なのでしょう。
しかし画像の端々に「人としての本性」が漏れ出てくるのを感じ、私はわびしく観ましたけどね。
ミュージカルでもなかろうに、唐突に劇中で「愛の讃歌」を歌い出しますが、これが彼女の発声にも声量にもまったくマッチしておらず、音程も狂っていて、一言で言って惨めな出来ばえ。
この人が歌手であったことすら疑わしく、いたたまれない思いでいっぱいになりました。
というわけで、大ファンの人たちが★をたくさんつけてくれるといいですね。
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