劇場公開日 2019年6月14日

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旅のおわり世界のはじまり : 特集

2019年6月10日更新

【“いま”満足していない人々に贈る物語、そして映画好きなら見逃せない1本】
《シルクロードロケ》《前田×加瀬×染谷×柄本》《黒沢清のNEXTステージ》
本作鑑賞後、 きっと“新しい自分”を見つける旅にでたくなる──

自分の居場所がどこにあるのか分からない……。いま、所在なさを感じている全ての人を、本当の自分に出会える“心の旅”にご招待。世界的名匠・黒沢清が手掛け、前田敦子が主演した映画「旅のおわり世界のはじまり」(6月14日公開)。シルクロードを訪れたテレビ番組のレポーターが、異国の風に抱かれて新しい自分を見つけていく。映画ファンの“心”もしっかり満足させてくれる、純粋かつ高品質な1本だ。


【心の旅】“新しい扉”を開く鍵は、本作の中にある 【“めざめ”の物語】
邦画であって邦画ではない──日本映画の枠を完全に超えたクオリティ

旅に出かけてリフレッシュ! そんな「よくある日本映画」とは、根本から趣が違う。何よりも知ってもらいたいのは、既存の日本映画の“枠”にまるで当てはまらない「オリジナリティ」と「品質」。日本有数のキャストとスタッフが、チャレンジ精神をフルに発揮して作り上げた本作は、“見たことない”のに“救われる”不思議な魅力に満ちている。劇場で心身ともに浸れば、「新しい自分」に出会えるはず――。

「岸辺の旅」名匠:黒沢清がウズベキスタンに1カ月滞在──撮影漬けの日々で《進化》

カンヌ国際映画祭受賞作「トウキョウソナタ」「岸辺の旅」を手がけた黒沢監督が、シルクロードの中心ウズベキスタンで全編ロケにチャレンジ。まるでヨーロッパの映画のようなエレガントな風合いに仕上げ、主人公と一緒に旅をしているような「リアリティ」と「没入感」を与えてくれる。

前田敦子、加瀬亮、染谷将太、柄本時生の“見たことのない顔”──異国の地で《変貌》

異国での撮影で、俳優にも“化学変化”が! 悩めるアラサー女性を見事に体現した前田は、旅先での不安や解放感をビビッドに表現。撮影隊に扮した加瀬亮、染谷将太、柄本時生の「その人にしか見えない」演技も秀逸で、これまでの出演作では見られなかった表情が多数収められている。

標高2400m超の山頂でアカペラ、エレベーターで●●──邦画の枠を超えた《挑戦》

物語の一つの見せ場となるのが、高地での歌唱シーン。酸素が薄い中、「愛の讃歌」に果敢に挑戦した前田の奮闘は、ドラマティックな展開を含めて、胸にグッと迫るはず。エレベーターに閉じ込められるなどのアクシデントも乗り越えたキャストたちの“成長”にも注目だ。

雄大な自然、カラフルなバザール、エキゾチックな建造物──全編異国ロケで魅せる《情景》

映像面でも、劇場で見るべき要素がたくさん。色彩にあふれたバザールや立派な芸術劇場、日常を忘れさせてくれる大自然だけでなく、路地裏や家々など、観光名所だけではない「隠れスポット」も!


【予告編】“旅のおわり”は、“世界のはじまり”だった──

【ヒロイン前田敦子と“同世代”女性の感想は──「自分と超シンクロ」】
心の“居場所”が分からなくなる時がある《私たちのための映画》

誰もが抱える“悩み”を、誰も見たことがない“質感”で描くから、「特別な1本」として心に残る――。ヒロインの葉子(前田)に共感し、作品に感銘を受けた女性3人の感想をご紹介。共鳴・感動・そして希望――今がうまくいかない、と思う人々に、本作は優しく寄り添い、道を示してくれるはず。

●[29歳女性は――] 「自分のやりたい仕事とは違うのかも……と葛藤する葉子の心が解放された瞬間、思わず泣いてしまいました。"私は今のままでいいのかな"と悩み落ち込んだことがある人は、きっと葉子と自分を重ねてみてしまうはず。葉子と一緒に、未来に希望を持てた気がしました」
●[30歳女性は――] 「いまさら“本当の自分”がわからない、なんて言ったら笑われるだろうか。そんなことを思いながらスクリーンを眺めていたら、いつの間にか泣いていた。間違ってもいい。立ち止まってもいい。ただ、幸せを願うことを恥じるな。そう、ウズベキスタンの風が言ってくれてる気がした」
●[34歳女性は――] 「仕事も恋愛も十分成立しているはずなのに、やりたいことからは遠ざかっている気がする─。『このままでいいの?』と悩める私に、お説教ではなく美しい景色と等身大のヒロインが背中を押してくれる特別な一本!」

【黒沢監督作を見続けてきたスタッフの感想は──「避けて通れない必見作」】
これまでの“らしさ”と、見たことがない“新しさ”が詰まった《NEXTステージ》

「クリーピー 偽りの隣人」や「回路」「CURE」などホラーやサスペンスの文脈で黒沢作品を見てきたファンは、本作に「らしくない」と印象を抱いたかもしれない。だがそれは、全くの杞憂だ。「Seventh Code」で組んだ前田敦子を再び招へいした本作では、「アカルイミライ」「トウキョウソナタ」で見せた“自分探し”というテーマ、「岸辺の旅」「散歩する侵略者」に通じる“困難に直面した女性”、さらに監督ならではのサスペンスフルなモチーフが“全て”凝縮されており、「黒沢監督の集大成」といえる。

[設定]幻の怪魚を探しにシルクロードへ──意表を突いた“はじまり”に引き込まれる [空気]監督独自の“不穏な雰囲気”が、異国での不安を繊細に表現 [役者]出演者の“心の顔”を引き出す天才──女優・前田敦子の“正しい使い方” [撮影]浮遊する目線、カーテンの処理、引きの構図──色褪せない“作家性”に興奮 [演出]“心情の変化”をこう描くとは──現実と幻想を織り交ぜ、独自の世界を構築

新たなる「進化」を感じさせるのもファンにとってはうれしいところ。これまでの作品とは異なるカラーが、殻を破る要素として見事に機能している。本作を境に、黒沢作品に大いなる変革が起こりそうな“予兆”が詰まった「必見作」だ。

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