「居心地の悪さから、大団円へ」旅のおわり世界のはじまり 山の手ロックさんの映画レビュー(感想・評価)
居心地の悪さから、大団円へ
見知らぬ場所、なぜ自分が今ここにいるかもよくわからず、周りからはじろじろと好奇の目で見られる居心地の悪さ。
打ち解けようとすれば、応えてくれるかもしれないけど、そんな前向きな気持ちになれない。ヒロインの行動に共感するわけではないが、屈託した感じはよくわかる。
しかし、劇場で愛の讃歌を歌うことを夢想するあたりから、ヒロインの想いやキャラクターが伝わってくる。
ラストは、丘の上での大団円。タイトルとともに、ピタッと決まって、後味はすこぶる良かった。
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