騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
全78件中、21~40件目を表示
確かに騙された。何にって?予告編に(笑)
Netflixで鑑賞。
原作は未読です。
いやぁ、騙された!
何にって? 決まってるでしょう、予告編ですよ!
全員が嘘をついている…ってついてなーい! 殆どの登場人物が速水の策略に振り回されただけであって、嘘をついていたのはほんの2、3人でした。誇大広告もいいところだ!
原作は大泉洋に当て書きされたそうですが、本作を観た限りでは役どころから全然大泉洋らしさが感じられませんでした。原作からの改変が行われたと云うことか?
とは言え、大泉洋はじめ、豪華なキャスト陣が織り成す演技のアンサンブルは一見の価値有り。"騙し合いバトル"は無かったけれど、"演技バトル"はかなりの見物でした。
熱く、楽しく、面白ければ何でもいい“お仕事ムービー×コン・ゲーム”
出版業界を舞台にした作品というと似たり寄ったりの忙しいお仕事ムービーがほとんど。
が、本作はそうでありながら、一線を画す。
裏切り、騙し騙されのコン・ゲーム要素をプラス。
原作は『罪の声』の塩田武士。監督は才人・吉田大八。出演は大泉洋、松岡茉優他豪華な面々。
これで面白くない訳がない!
出版業界の不況の煽りを受ける大手出版社“薫風社”。
創業一族の社長が急死し、次期社長の座を巡る争いが勃発。
先代の息子を擁する常務vs売れない雑誌を次々廃刊する大改革方針を進める専務の東松。
そんな中、変わり者の速水はカルチャー誌“トリニティ”の編集長に就任。“偶然”社の顔“小説薫風”から新人編集者・高野を引き抜き、発行部数を上げる様々な奇策に打って出る…。
速水の打ち出した奇策。それは…
これまでの固定概念やカラーに染まらない。
“小説薫風”専門の大御所作家に掛け持ちして貰う。
“小説薫風”で落とされた才あるイケメン新人作家のデビューの場にする。
人気の美人モデル作家に本当に書きたいものを書いて貰う。
編集者各々、温めていた企画をぶち込む。
20年以上前に姿を消した幻の作家、シンザ…いや、神座(カムクラ)の足取りを追う…。
面白ければ何でもいい!
どんな業界でも新風を吹き込むのは、異才。
それは古今東西明らか。
勿論昔ながらのやり方も大事。でも、寛容さの無い固執した傲慢さが才能を潰す。
双方取り入れて、各業界生き残れる可能性がある。
原作者が当て書きしながら執筆しただけあって、速水役は大泉洋にドハマり。
飄々とした性格、軽妙なトーク、親しみ易い人たらし、そしてその中に隠し持つ“牙”の漢気…。
とあるインタビューで、「私が演じた役の中で最も私に遠い」なんて返すのも、流石!
速水に振り回される松岡茉優も流石の巧さと魅力。ある人物に対して言う、「お前、誰だよ?」には笑った。また本作はクセ者速水劇というより、彼女の奮闘・成長劇でもあった。
若手、実力派、個性派、ベテラン、本当に出てくる出てくるその面子を見ているだけでも楽しい。一気に駆け足で。
池田エライザ。何か問題とやつれを抱えた人気モデル。
中村倫也。最後に登場する先代の息子だが、その目的は…?
佐野史郎。憎たらしい役所はお手の物。
國村準。居ると思わせる面倒臭そうな大御所作家。
木村佳乃。クールなキャリアウーマンがハマる。
小林聡美。彼女はもう素でしょう。
宮沢氷魚とリリー・フランキーの役所については、内緒。
佐藤浩市。存在感は言わずもがな、速水の後ろ楯だが、侮れない。
豪華キャストのクセ者キャラを捌きつつ、出版業界の内幕を、スリリングかつユーモアを交え、テンポ良く仕上げた吉田監督の手腕こそ、“大胆な奇策”。
一作一作ごとにシリアス作品とブラック・ユーモア作品を手掛けているが、本作はこれまでの中でも最もエンタメ色が高い。
この才人はまだまだ秘めたるものを隠し持っている…。
宣伝文句なんかでは、“ウソを見破れ!”とか“大どんでん返し!”とかかなりの捻ったストーリー展開を煽る感じだが、勿論どんでん返しはあるが、他の方々が仰るように、ちと誇大広告過ぎかな、と…。
速水が高野からのペン入れを何度も断る時点でうっすら察しが付いた。
姿を現さないあの人物がきっと思わぬ所で絡んでくるのも察しが付いた。
しかし、話が非常に面白かった。
まさかの敵陣地からの引き抜かれ。が、これは速水が先読み仕掛けた“爆弾”。
誰が敵で、誰が味方か。使い古された言葉だが、コロコロ変わって本当に本作にぴったり。
速水の起死回生の奇策。廃刊の危機をどう免れる…?
小説薫風vsトリニティの“仁義なき戦い”の行方。
東松が推し進める“プロジェクトKIBA”とは…?
下手すりゃバランスが悪くなるくらいの要素を詰め込みながらも、そこは吉田演出、伏線も張られ、最後まで飽きさせない通快エンタメ!
エンタメ一色ではない。
前述の通り、出版業界の表と裏。
また、出版業界のみならず、どの業界にも通ずる“スキャンダル”。
ある事件が起きる。そのまま出版するか、差し替えるか。
映画業界なんかもそうだ。一人の役者が不祥事を起こし、公開延期や見送りや最悪お蔵入りだってある。
世間一般的にはきっと、不祥事を起こした人物の雑誌や映画など見たくない!…と、ボロクソ炎上するだろう。
が、その作品の為に努力し、心血注いだ作り手の思いは…? たった一人の不祥事の為に作品が水の泡と消えてもいいのだろうか…?
不祥事は不祥事。人それぞれ意見もあるだろうが、犯した事と芸術は別。
劇中でも言っていたが、綺麗事で詭弁かもしれない。売り上げの為の炎上商法かもしれない。
だけど私は、“作品は作品”を信じたい。
速水の台詞、「楽しければ仕事はおもちゃでもいい」。こんな事言えるなんて凄い。そう言っといて、実際は仕事に熱い男。
高野の最後選んだ道も心地よいものだった。
出版社のようで、ネット通販ツールのようで、昔ながらの本屋さんのようで。
その根底には、本が好き。
ずっと速水に振り回され騙されっ放しの彼女だったが、最後の最後に速水にしてやったり!
実は強か? いや、
これがひょっとしたら、本作一番の“騙し”だったり…!?
これは面白い!!
ワクワクしながらラスト迄引き込まれました。
飄々としたデキる編集長速水を演じた大泉洋さんの魅力が炸裂✨魅了されました。
他、全てのキャストの皆さんの配役が絶妙✨
原作者の塩田武士さんの本を読んでみたくなりました。
ー最も難しいアイデアだから面白い
映画館での観賞
優れた才能には何者も敵わないのだ。
この物語は、松岡茉優ちゃん演じる若手女性編集者が、海千山千の作家,出版関係者に揉まれに揉まれて、新たな夢を叶えるサクセスストーリーである!
…ま、間違ってませんよ?笑
前評判の「予測不能」はまだしも、「だまされる」はどうかなぁ。(一番予想できなかったのは城島咲のアレか)
逆転の連続というシークエンスは大層面白かったけれど、最も痛快なのは、速水の終盤の台詞。「僕らは書かせる人」…そう、どんなに売り方を考えようが、結局はクリエイターの才能と、エンタメを望む需要が一番大切。それには勝てないのだ!(現に独りよがりの主張や、作品の出来を無視した側は敗北している)この作品最大のメッセージとツボって、そこにあるんでしょうね。
俳優陣の演技が素晴らしいのはキャストの並び見ただけで約束されているが、観賞後に気がつく配役の妙!
勝ち組や優れた才能を発揮した人物を演じた俳優さんたち…皆さん、演技意外にも多才で知られているのよね。
松岡茉優ちゃんは、歌にダンスにバラエティMCにコメント力がハンパない。池田エライザは、(劇中と同じく)モデルに歌に映画監督。宮沢氷魚だって大人気モデルだし、リリーさんにいたっては俳優が本業ではない!笑
原作者は、大泉洋を徹底的に取材して作品を書き上げたそうだけど、その他キャスティングももしかしたら、御本人さんらの多才ぶりをイメージしたのかもしれないなぁ。
紙媒体の危機に肌で触れさせてくれた
予告では「最後のどんでん返し」「騙されるのは誰か」などとミステリーのように謳われていたが、私は違う面で印象的だったので、そちらについて述べさせていただきたい。
学生時代、書店でアルバイトをしていた。年々売れなくなる実用書、文芸書、そして、廃刊や休刊の進む雑誌。それらを直視していて物悲しくなっていた。この作品では、雑誌の中身を見ることによって、より現実を直面させられた。
小さな書店で生まれ育った高野が、新しいことをしてどうにか書店や紙媒体を守ろうとする姿に心打たれた。しかし伝統を守るためと言い、高野の意見を反対する編集室。この大人たちの強すぎるこだわりそして愛が、ひとつの物を壊してしまうのかと思えた。
紙媒体は縮小するかもしれない。だが、雑誌が提供するエンタテイメント、そして文章を紡ぐことは、決して廃れないとも思わせてくれた。
エンタテイメントは、最後速水が言っていたように、ネットであったりAmazon専売であったりで続いていくのだろう。ただ、それだけでは物足りない。そんなところで高野の粘り強さが功を成す。「高野書店」として自らが出版から販売まで携わるようになる。これがどんでん返しだったのかもしれないが、素直に新しい案だと感じた。現実的に困難かもしれないが、こういう書店がこの世に生まれたらいいのにと思えた。
文章を紡ぐこと。これについては城島咲が示してくれた。可憐な容姿の中に孕む、彼女自身を巣食う暗いものを、文章を紡ぐことやミリタリーグッズを集めることが救っていたように思えた。発売を決意した彼女が表紙のトリニティや刑務所での速水との会話によって、彼女の文章が誰かに届き、彼女が救われることを祈るのみだ。
映画は小説とまた異なる内容だそう。『罪の声』も観たいし、塩田作品にも触れたいと思えた。評価が3であることの所以は、単純に予告との差異である。
松岡さん、やっぱりいいです!
みなさんのご意見通り「みんな騙される」みたいな宣伝文句が邪魔してますね。
原作が面白いんでしょうね~大泉洋をイメージして主人公を「あてがき」した小説との説明がありましたが、大泉洋劇場、いや『松岡茉優劇場 feat.大泉洋』ってところかもしれません。
脚本家さんも監督さんもいい仕事してますね~。
なんの事前情報もなく、ただ宣伝の松岡茉優さんと大泉洋さんのセリフのやり取りは別シーンなんだよ!ぐらいの知識で臨みました。最近の映画は予告編がハマってなくて逆効果みたいのが多いですね!?
以前は構えて観ましたが、最近は「予告編には騙されないぞ~」ってスタンスで臨んでいるので(これも成長の証??)大丈夫ですが、純粋にストーリー展開、大泉洋さん、松岡茉優さんのやり取りに見事にはまって見入ってしまい「もうおしまい?」みたいな後味でした。
脇を固めるベテラン役者さんたち演技も素晴らしいこと。佐藤浩市さんのしたたかなキャラ、國村隼さんのいかにもいそうな大御所キャラ、小林聡美さんのひょうひょうとしたベテラン芸、素晴らしいです。佐野史郎さんも健在でした。記者会見の最後では是非とも唇を歪めて「んんん~」と唸ってほしかったです!
池田イライザさん、エンドロールまで小松菜奈さんかと勘違いしてましたがいい雰囲気でした。
『島唄』の宮沢さんの息子さん、カッコいいですね、ドラマで出ずめですもんね。
リリーフランキーさんも本当にいいアクセント出してくれますね~FMで週末にやってる番組でアシスタントの女の子たちにセクハラギリギリの会話をしているのもリリーさんならではと許されているのがうなづけます。
いやあ面白い映画観させていただきました!ありがとうございます。
小説好きも映画好きも満足❗️
映画の予告に期待値を上げ過ぎたけど、最後までスピード感があって楽しめる作品でした。全員が嘘をついてるというより、結局糸を引いているのは1人です。でも、悪いウソではなく最後はハッピーエンドだったと思います。全員が出版界を良くしたいと、同じ方向をむいてます。
速水(大泉洋)は面白さを求めて。高野(松岡茉優)は町の本屋の復興を求めて。印象的なセリフは高野(松岡茉優)が本を買った女の子にどうして買ったの?と聞いた時に、「ドラマも映画にもなってないから、本読むしかないじゃないですか〜。」です。これが、この作品の肝
かな?勝手に思いました。
よかった
けっこう面白かったのだけど、出版社の再建のアイディアで、アマゾンと提携するとか、巨大施設を作るなど、どちらもあまりピンとこないし、失敗しそう。町の本屋さんが高額本を出版するのは大変リスキーだけど、可能性を感じる。
必冊仕事人
スカッとだまされたいという強い願望があって、その手の惹句の本や映画についつい手を出してしまうのだが、期待に応えてくれるものは少ない。この映画もそつなく作られてはいるものの驚きはなく、出版業界ネタとしては「9人の翻訳家」よりだいぶ弱い。
中間小説誌の退潮は近年著しく、出版社の内情はさもありなんという感じ。興味深くはあるが、いかんせん物語に広がりがない。題名からてっきりミステリかと思っていたら、そうでもなかった。ラストのベストセラーを一発当てるくだりなどほとんどファンタジーだ(書名はヴァン・ヴォクトのSFに似ているけれど)。
國村隼扮する作家は、筒井康隆氏を彷彿させる。
「全員ウソをついている」か?
昨年からの上映前予告でしきりに流れていた「全員ウソをついている」って、これだけ?というのが観終わっての感想。この予告の方に騙されたわ。全員じゃないし、ウソというより、単に本当の目的について口を閉じていた・隠していただけじゃないのか。この予告宣伝ってどうよ?これ見て煽られてなきゃ映画を観に行ってないので、私に対して宣伝は成功しているわけだけど。
ストーリーは面白く、俳優の演技も楽しめたけれど、前宣伝が大風呂敷すぎて、結果的には拍子抜け。でも、観て損したとは思わなかった。ただ、映画館じゃなくてテレビドラマでも十分なスジかなぁ。大画面の必要ある?もっとも、テレビならあれほどの役者は集められなかっただろうな。
難しいから面白い
超絶エンターテイメントだった。
出版社の物語ではあるものの、打ち出されるメッセージが小気味いい。
実際のトコ本作は、その「難しい」には当てはまらないのかもしれない程、豪華な俳優陣。が、しかし、この脚本にこのキャスティング…走り出すまでが難しかったのではなかろうかと想像する。
失礼な言い方だと思うのだが、小林聡美さんを引っ張りだしただけでも俺的には大金星だ。そしてのっけから持ち味全快だ。ニュース番組で腕時計を気にする素振りいるか?曲者っぷりも甚だしい。俺は小林さんのあの仕草で、作品への期待感を膨らませたのだと思う。
「演出の仕事はキャスティングで8割終わる」と聞いた事がある。この作品はそれを体現したかのような仕上がりで、皆様、見事な泳ぎっぷりだった。
その水槽を用意した監督の手腕も相当だと思う。
驚くような仕掛けがふんだんに用意されていて、皆様それを楽しんでいるようにも感じる。
大泉氏と松岡さんに寄るところは多いのだけれど、役者陣は粒だっていて抜かりがなかった。
また、音楽がNICEなタイミングで入る。
エンドロールで音楽のコールを探したのは初めてだ。「LITE」って表記されてた。
実に心地よく嫌味なく煽ってくれる。
昨今の風潮として「ローリスク・ハイリターン」みたいな声も聞き、それ自体は間違いではないとは思うのだけど、全てにおいて優先されるべきではないと思うし、世の中がインスタント化してきたなと感じる時も多々ある。そんな中の「難しいから面白い」
胸がすく想いだ。
一握りの才能ある人間の特権だと目を背けるだろうか?いやいや、そんな事はない。程度の差はあれ「難題」は思考を伴い成長を促してくれる。そして経験という武器を与えてくれる。
どうせ克服せねばならない壁ならば、自らの意思とともにぶつかっていきたいと思う。
安心や保証は確かに大切だ。だが、それを得る為の開拓にこそ目を向けなければ人も組織も腐っていってしまうのかもしれない。
そしてその変革にも旬があると、KIBAプロジェクトは語る。時流は留まりはしないのだ。
最後のドンデンに向けて、丁寧に練られた伏線も素晴らしい。それが可能かどうかは置いといても、やりそうなキャラ達であったのは間違いない。
今の今まで指揮者だった速水の苦渋。
描いていた図面をバッサリ破られた悔しさは相当だと思う。だけど監督はその内面を明かしはしない。
相手を恨むのでも、自分を卑下するのでもない。
いわゆる句読点なのだ。
その章が終わっただけだ。
その世界に居続けるのならば、同じような事は起こるし、逆の立場にだってなりうる。
コーヒー投げつけて終わりでいいのだ。
ゲームセットはまだだし、雌雄も決してはいないのだ。
実は、時間に余裕があったのでもう一本観るつもりだった。なのだけど、俺はすこぶる満足で、お腹いっぱいだった。この作品の余韻を楽しみたくて、もう一本観るのはやめた。
こんな気分になったのは初めてだ。
まだかなり早いけれど、今年度の俺的アカデミー最優秀作品賞なのである。
充実した幸せな時間だった。
安定の大泉さん
普通にいい作品ではあった。ただ、起承転結が乏しい感じがしたし、音楽ももっと利用して欲しい。小説でもいいと思ってしまう。ただ、役者が良くて、上手いからそこを補っているけど。テンポは良く、騙して2転3転するところは良いのだが、若干のわかりづらさや説明不足(あえてそうしたのかもしれないが)はある。総合的には良くも悪くもなくって感じ。
キャストが贅沢
キャストが豪華だったので、さまざまな騙し合いが交錯するのだと思っていましたが、それほどでもないのが残念でした。
斎藤工の役はほとんど本編に影響がない感じで、キャストの無駄遣い?とも思ってしまうほどでした。
中村倫也も役は重要ですが、出番がそれほどないのも残念でした。
三国志といい最近の大泉さんの主演作品はCMが先行している感がありますね。
原作を読んでた人間ほど騙される映画
出だしから、あれっこんな作品やったかなって思いながら鑑賞し、最後は原作のエッセンスを残しながら違う作品だったと知る感じでした。
でも、原作好きでも楽しめる作品にはなっているかなと思います(但し、別作品です!)。
原作にある出版業界を包む悲壮感は薄くなっており、大泉洋演じる速水の秘めたる文芸への熱さも無くなってます(トリニティを守るって感じが無い)。
というより、ラストにもはや速水が主人公ではなかったことがわかったとき、こう来たかと笑ってしまいました。
速水が魅力的
速水は、原作と映画とでは別人のようだったが、どちらも魅力的だった。映画の速水の方が、原作に比べて内面の描写が少なかったので、より大物に見えた。他方、原作の速水は、小説へ執念という映画よりもう一段深いこだわりを持っており、それはそれでかっこいい。両方見るべし。
映画 → 小説 派です。
とっても楽しく見れました。
屋上で紙コップ叩きつけるシーン好きです。
ただ
騙し絵?騙される?については
何だかなぁーって思ってました。
基本起こったことがあとバラしで
展開されていくのですが
テンポと役者さんの良さで
へーってなるほどねーって感じで
最後まで楽しめます。
ただしつこいストーカーに追われている
看板タレントだったら
部屋まで送れよ…
とか
所々ツッコミどころがあって
ちょいちょいトーンダウン⤵️させられますが…
ただこの映画が騙し絵なのは
あとから小説を読むとわかります。
全然違う話しやん…
普段は面白そうな小説があれば
映像化のことなど気にしないで読んじゃいますが
今回は大泉洋のあてがきとの事で
いつか映画になるからその後
小説でいいやと
買ってからずーっと放置してました。
去年コロナで公開延期になったとき
さすがに読んじゃえとページを開いたところ
思いとどまってよかった。
基本
小説の映画化はあんまり好印象に
ならないと思ってるので・・・
今回は小説読んでた人は度肝抜かれたのでは?
だって
小説の方が面白い上に
話が全然違うってオチ🤣
ただ映画からの小説読んだので
小説の高野恵が松岡茉優で頭に浮かぶので
こっちの高野もいいなーって
楽しく読めたのは 内緒🤫
映画単体としては★4、原作ありきなら★1
映画と原作は全く別作品です。タイトルを変えた方がいいのでは?と思うくらい違います。
私は映画の後に原作を読んだので映画それ自体は楽しめたのですが、映画は完全にエンタメ作品で、原作は社会派の作品なので、どちらも見た後ではどう評価したらいいのか分かりません。ここまで違う作品にしたのか……といった感想です。個人的には小説の方が重たくて好きです。
出版だけでなく色んな業界の踏み込んだ話をするのは映画では難しかったんでしょうか。速水さんのバリカンとか中央委員会での演説とか見てみたかったですねえ。大泉さんにやってほしかった。エピローグで明かされる継父の話や若い才能を失ってしまった話も、「編集者」としての速水輝也を描く上では欠かせない話なので、この映画ではやらなかったんですね。
小説では編集者としての速水輝也には揺るぎないものを感じましたが、映画では利己的な印象が強かったです。小説への愛はどこへ。高野さんに花を持たせるためにそうしたのかもしれませんが、原作や大泉さんのファンからすればショックかもしれないですね。私ももし好きな作品がここまで別物になっていたらショックだろうな、とは思います。ずっと応援していた、むしろ一緒に戦ってきたはずの主人公が別人になっている、くらいの感覚ですかね。
私は初見なため映画は楽しめましたが、原作が好きな方なら全く別作品であることを承知の上で観ないといけないと思います。
道産子向けには何と特典映像が!!羨ましいでしょう(笑)
予告編の内容から犯罪に伴う推理ものと思い構えていたが、人が死ぬわけでも暴力や脅迫があるわけでもなく安心して話の流れを楽しめる
水曜日どうでしょう大好きな道産子としては、二の線の大泉洋はどうしても違和感があるのだけれど、彼が次々と繰り出す蘊蓄、モットー、必殺技がどれも嫌味がなく楽しめる
もう一人の主人公松岡茉優さんは今回はちょっと不器用だけど真っ直ぐな情熱と行動力のある熱血編集マン
この二人の掛け合いを中心に伝統のある出版社の社内で起きる様々な登場人物の思慮や思惑、陰謀、意地や欲望が盛り込まれ、テンポ良く話が進む。
特に捻った謎掛けや性格のひねくれた極悪人が出てくる訳でもないが、この手の映画は結構楽しめる。
結末にも大きく関係してくるカリスマ作家の描き方がやや物足りなかったのでラストは唐突感があったり、
ワイン大好きベテラン作家のパーティや無名新人の出版会見が派手すぎて違和感が残るところもあったり
そもそもこの出版不況の中でハード事業を目論む出版会社が国内にあるか?とか
突っ込みどころは多くあるものの、
上手くまとめた脚本、実力派俳優のそつない演技、スピード感のある画面構成やカット割とそれを盛り上げるBGMがバランスよく調和がとれて約2時間しっかりと楽しめるおススメの作品だった。
ワクワクが止まらなかった‼️
大泉洋さんを当て書きして作られただけあって、なんでしょう、大泉さんらしい、行動が全く読めない不思議なキャラがよかったです。
本好きなので出版社というだけでワクワク、原稿チェックして校正してるのとか、モデルの撮影とか、興味津々、そしてどこが嘘なんだ〜と思いながらガン見していたので、とにかく楽しかった。
さすがに…ちょっと読めてしまったところもありました(^^;;
内容ぶっ飛んでて、ありえない感じもまたよかった。
松岡茉優ちゃんもなかなかやってくれましたね。
ほんと可愛いです。
オープニング、エンディングの感じも好きでした。
全78件中、21~40件目を表示











