騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
全353件中、181~200件目を表示
なるほどな戦略が次から次に
見応えありました!大泉洋が抑えた演技で、騙し合いと言うよりいろんなところにビジネスのヒントがあり、あまり小説を読まない自分でも面白かった。登場人物みなさん適任敵役で、中村倫也がこれだけ(?)と思わせる贅沢な配役でしたが私事ですが最近観た映画ほとんどに木村佳乃が出てます。中でも池田エライザは、才能豊かな場面を最近メディアで観ていたのでそのままの役で説得力あり過ぎです。
面白かった
個性派揃いの俳優陣の競演が見もの
出版業界が抱える問題の中で…
本の売れない時代、どう売っていくか?
一つの出版社という会社を舞台に、自分自身の立場や会社経営を守りながら、人々の思惑が入り乱れていく展開のストーリー。
配役や演技は良かったし、展開もうまかったけど、最後にスカッとした~、だまされたぁ感が弱かったのが残念。(予告も過大に期待させすぎな気もするが…)
まぁ、騙されても、それをどう生かして次に何をするかということですね。
それほど騙しあってもない
_φ(・_・んーー〜んなにを騙されたんだろう?
〝ユージュアルサスペクト〟〝シックスセンス〟〝アイデンティティー〟のように最後に
やられたーーー!!ってわけではなく、観客が何を騙されたんだろうか?と思ってしまう作品。んー〜ーん、人間関係の化かし合いなんだろうけど想定はできる範囲です。
というか騙されたのをわかってないかも。
しかしながらストーリーの展開は軽やかに進み、展開に意外性があり面白かったです。
社会的な問題テーマとして本のような紙媒体が生き残っていけるかと言う問題定義があるのは面白いなぁと思いました。私は歳もとっているので小説は本がいいと思いますが、、、
若い人はWEBとかなんだろうね。
主人公の大泉洋と松岡茉優、佐藤浩一を筆頭に豪華脇役人たち。
ちょっと勿体無い感じがします。
テレビサイズの出版業界内幕もの
名門出版社の社長急逝による後継争いに、文芸とエンタメの路線対立、一癖も二癖もある人間模様を絡ませた出版業界の内幕もの。
達者な役者を揃え、吉田大八監督の手練のもと、大いに騙されることを期待して観たが、敵味方、騙し騙されの関係がぐるぐる回る面白さはあるものの、言ってみれば会社内の内輪もめで、スケール感は小さい。
出版業界を舞台にしているためか、屋外シーンやアクションが少なく(唯一、飛行場のシーンぐらい)テレビサイズで観ても十分な感じ。
あて書きされた大泉洋の持ち味は出ていたが、実際の主役は、松岡茉優。街の本屋の復権は、作り手たちの希望の現れか。
吉田作品の中でも特に「腑抜けども」を愛する者としては、もっと仕掛けやハッタリを観せてほしかったし、それができる素材だっただけに、残念。
大泉洋の名前を借りた松岡茉優の映画
これは、松岡の映画であった。彼女は滑舌良く、何より声の響きが魅力的である。ややもすると、あざとくなりがちだけれど、きっちり演じていたと思う。
「勝手に震えてろ」の主演以降、万引き家族、蜂蜜と遠雷、助演ながら、キラリと光る上手い役者に成長していると思う。この先が非常に楽しみな女優である。
この映画は、今般ちょっと斜陽気味の出版業界の生き残り模索を面白く描いている。
かつて、町のあちこちに本屋さんがあった頃は、ふらっと出かけて、立ち読みしながら、新書探したり、続きの漫画を読んだりするのが暇つぶしの一つだった。今は、小さなスマホ一つで、立ち読みせずとも色々調べられ、ポチひとつで良さげな本を見つけ出せる。そんな本屋が無くなって行く寂しさを感じさせた映画でもあった。
でも最後は、そんな本屋の逆襲というか、
生き残り方を描いて希望を持たせていたところは良かった。
ダークな大泉洋。
前情報なしでも十分楽しめる
創業一族の社長が急逝、次期社長を巡って権力争いが勃発。専務・東松が進める大改革で、雑誌は次々と廃刊のピンチに。お荷物雑誌「トリニティ」の変わり者編集長・速水も、無理難題を押し付けられて窮地に立たされる...が、実は笑顔の裏にとんでもない牙を秘めていた。
当て書きなだけに大泉洋のはまり方は特に良かった。松岡茉優も翻弄される新人感がよく出て、かと言って出しゃばりすぎず心地よい。
原作未読なので斎藤工の必要性だけはよくわからなかった。
ただ、最近の邦画にありがちな上っ面だけ取り繕うような映画とは一線を画していると言えると思う。
二転三転するだけにご都合主義感はやや否めない。しかし無理のない範囲ではあると思う。
全く先の読めない展開ではないだけに、欲を言えば最後にもう一つ展開があればより評価が上がったかと。
ワクワクが止まらない
テンポが良い映画で始終ワクワクしなが観ていられました。
映画の構成は「七つの会議」に似ている気がします。ただしお話の起承転結の『転』の部分がスリム化されているので映画は一気に終盤まで走り抜けていきます。だからといって単調には感じませんでした。よく登場人物の悲哀みたいなものを描いて、深みをもたせようすることがありますが、無理やりそういう要素を加えようとすると逆に物語が薄っぺらくなってしまうので、私はこれで良いのではないかと思いました。
ちょっと気になったのがラストで怒りを爆発させて紙コップを床に叩きつける場面。あれはちょっと「らしくないな」と思いました。あそここそ「またその笑い方をする~」と言われた、あの笑顔を是非浮かべて欲しかったように思いました。
ところで出演していた塚本晋也氏の監督作品、『バレットバレエ』を想起させるシーンがありましたが、あれ多分偶然ですよね(笑)
自分はけっこう騙されました
そんなに観客を騙して面白いですか?
#27 めっちゃ騙された〜
出版業界で利益を出すにあたって何が正解で何が不正解かわからない昨今、頭が古いおばさんは最後まで騙されっぱなし。
そもそも知らない業界なので雑誌が出来上がる過程を見るだけでも楽しい。
このままこの世から本屋さんは消えちゃうのかなあ。
それとも紙にこだわり続ける日本人みたいな人たちは世界にいるのかなあ。
塚本晋也(監督しかしない人かと思ってた)の本屋さん役、すっごい似合ってた〜。
今までいや、人生で観てきた映画の中で一番面白かった
直感的な感覚と主演俳優の大泉洋さんに惹かれて今作を4月の上旬鑑賞させて頂いた者です
ネタバレは避けますが策士がよく出てくる映画とはまた一味違う作品だったと思います
そして、また策士と大泉さんの演技が良く合うんです。多くの作品を通してあれほど普通の笑顔一つで含みを持たせられる人は中々いないと思いますよ
また、作品は予告編等でお分かりかと思いますが編集所が大まかなメインとなってきます
個性的な作者、編集者、役員の抗争さも良くありがちではあります
ただ他作品とは違うのはチームの力でとか奇策を用いて逆境を乗り越えていくそんな映画ではないです
「ただ面白ければいい」これがこの映画の醍醐味だと思っています(個人的な意見です)
ただ面白いことをするにもハプニングやリスクは付き纏うものです。それをどう切り抜けていくのかは是非皆さんの目で見て頂きたい
さて、クライマックスですがこれまで再三お伝えしていますようにこの映画は普通の策士が活躍して終わるような映画ではないです
どれだけ頭が切れてようが無理矢理にでも流れを持って来れる人物でも人間は人間なんです
「目には目を歯には歯を」「天上天下唯我独尊」とは良く言ったものです
そういう部分を監督である吉田大八監督は物凄く上手く切り抜いているなと思いました
ここまでハマるとは思っていませんでしたが小説、及び映画のサウンドトラックが出たら買います
終わってほしくない!と思いながら見てた!楽しめます。
騙し絵の牙
全353件中、181~200件目を表示