騙し絵の牙のレビュー・感想・評価
全425件中、181~200件目を表示
想像を超えて面白い!!
大泉洋さん、こっちの方が面白いです!
三国志の笑いよりも真面目な演技の大泉さんは強い!
松岡茉優さんも演技うまいし。
観てて、こんな人生楽しいだろうな〜と思いました。
ラストもワクワクで終わって爽快!
映画館で見る価値ありでした。
出版業界って。
少年漫画雑誌のおもひで 本屋に行くと催す派です
上映がのびのびになって、これまでに何十回映画館で予告編を見たことでしょう。完全に耳タコになっていて、大泉洋の顔ももう、飽き飽きよ。新解釈三國志のこともあるし、パス。観~ない!と決めておりました。出版業界もので、大泉洋にリリー・フランキーでしょ。詐欺師ばっかり出てくるんでしょ。疲れるよ~ いいや。そのうち地上波でやるだろうし。
そうゆうわけで、期待は全然していなかったけど、縁あって、観てしまいました。予告編でのセリフが本編ではいい具合にちりばめられていて、あー、ここでこのセリフかぁ、と嬉しくなって、いい感じにプラス効果に働きました。
めちゃくちゃ、面白いです。
と、まではいきませんが、
か~なり、面白かったです。
テンポのよい展開。
皆、俳優さんは達者でしたし、挿入音楽もよかったです。
出版社や本屋さんは大変ですよね。活字離れだし。写真週刊誌も見なくなりましたね。立ち読みされちゃうし。aUの映画🈹で実際、見ることが多いのですが、スマートプレミアムに入っていると、雑誌読み放題ですからね。
池田エライザの役は等身大のモデルとしての彼女プラス謎のキャラクターが、ひりひり感があって、よかったです。「城島咲」「ジョージ真崎」
「神坐(かんなぎ)」「SHINZA」
女子学生のセリフ。だって、アニメにも映画にもなってないから、本読むしかないでしょ。 ちょっと感心しました。
あと、K.IBA ねぇ
立ち飲み酒場はアルマイトの椀に千円入れておいて、ツマミやお酒を頼むと店員さんがお釣りを入れて、その都度勘定するシステムですね。
高野書店の佇まいよかったです。売りきれた子供雑誌を買いに神保町まで店主の父親が行くシーンも。最近は幼稚園児向けの雑誌の付録(コンビニのレジや銀行ATMなど)が凄くて、すぐに売りきれるらしいですね。親でもちゃんと作れるかわからないほど精巧な付録らしいです。
昔むかしの話で恐縮ですが、子供のマンガ雑誌の付録が盛んだった頃、豪華5大付録なんてのもありました。その付録ばかりを売ってる縁日の屋台(テキヤ)もいましてね、買って貰えなかった雑誌(冒険王)の付録をオヤジが買って帰宅したんです。うれしくてね。作り方の解説は本誌に書いてあるので、苦労しましたよ。ロボットの手足と頭を組み立ていくと、大問題が発覚しました。ロボットの胴体部分は本誌に綴じ込みだったのです。
ガーン😱
オヤジを恨みましたねぇ。貧乏が悪いんじゃないんです。絶対、オヤジが悪いんです。二度も泣かされて。
縁日の屋台を見ると思い出してしまいます。
最後の方で、会社の屋上に紙コップのコーヒーを投げつけるシーンがありましたねぇ。 あんな感じです。
派手さは無いが最後まで惹きつけられる映画
キャストが贅沢
キャストが豪華だったので、さまざまな騙し合いが交錯するのだと思っていましたが、それほどでもないのが残念でした。
斎藤工の役はほとんど本編に影響がない感じで、キャストの無駄遣い?とも思ってしまうほどでした。
中村倫也も役は重要ですが、出番がそれほどないのも残念でした。
三国志といい最近の大泉さんの主演作品はCMが先行している感がありますね。
意図を隠しているだけ.....
騙し合いバトルは見応え十分
ベストセラー小説の実写映画で目移りするような豪華キャストが勢ぞろい。大泉洋と松岡茉優を中心とした安定感抜群のキャスト陣に安心して鑑賞できる作品。
個人的には美貌と演技力を兼ね添えている池田エライザの役どころが抜群に良い印象を受けた。彼女にはもっともっと活躍して欲しい女優の一人です。
2021-46
巧みな構成
タイトルと予告編から、コンゲームの映画として構えて観たが、騙し騙されと言う展開はそれほど深くないし、その点での爽快感は薄い。どちらかと言えば、斜陽産業である出版人のビジネス奮闘記と表現した方が合いそうだ。
文芸誌で出版社としての地位を築いた「薫風社」。看板の文芸誌は落ち目で、雑誌その他の出版で存続している。しかし、社内では文芸誌の地位が1番で、役員も派閥が分かれる。ところが、創業社長の急死で、社内は揺れ始める。
そこへ、カルチャー紙トリニティの編集長として雇われたのが速水(大泉洋)。改革派の東松(佐藤浩市)の差金だ。故人である社長の側近で、文芸誌の地位に固執する伝統派の宮藤(佐野史郎)、伝統の文芸誌を守り続ける編集長江波(木村佳乃)、看板作家の二階堂(國村隼)、創業者の息子伊庭(中村倫也)、東松と密談している外資ファンド(斎藤工)など、曲者が入れ替わり立ち替わり暗躍する。出版に夢を見て働く本屋の娘、高野恵(松岡茉優)が、そんな薫風社で一編集者として、新しい才能を世に出すため日々奮闘する。
社内の権力争いの騙し合いと、作家や編集者の、裏に隠れた思いが交錯し、いくつものエピソードが物語を織り上げていく。個々のエピソードや設定は目新しさは無いが、それらを差し込むタイミングや全体の物語との絡ませ方は、お見事。テレビドラマ1クール分くらいの要素を、違和感なく配置、構成している。あまりに緻密に整然と進行するので、逆に掴みどころが無い感じを受けた。
例えると、とても丁寧に手入れをされている、ビジネスホテルの部屋といった感じか。細部に至るまで、綺麗に拭き掃除がされていて、小物の配置や部屋の空気まできちんと整頓されている。一級の技が施されているのに、どこにでもあるかなり狭いビジネスホテルの一室。田舎の貧相な旅館の窓から、大パノラマが見えた感動や驚きとは、対照的な感覚で、心地よさの質が違う。
どんでん返しとしての伏線・回収はたしかに沢山ある。しかし、大泉洋と松岡茉優の出版にかける情熱の部分が、物語の底流にありラストに繋がる部分だったので、全体を崩しても、その心情面に表現を割いても良かったと思う。この辺は好みの分かれるところだろう。
とはいえ、構成力抜群の佳作であることは間違いない。
困難だから面白い。難しいから面白い。
大泉洋さん演じる速水の、倫理観無視でメキメキと必要な物、人、を利用して仕掛けを施し、それが種明かし的に展開する様子は本当に痛快。
最高の笑顔でやることエゲツなくて何故か笑えて来ました。
一方で松岡茉優さんは本当に本が好きなのであろう、原稿に鉛筆を入れる際の文をチェックする目の動きは読むことへの集中力を感じましたし、映画冒頭の原稿にあることをしてしまったことへのアドリブにも、物語や小説と言った作品に対するリスペクトを感じました。
大泉洋さん速水は面白い事象の追求
松岡茉優さん高野は面白い作品の追求
それぞれが一貫して異なる価値観で生きている。
そんな彼等だからこその、最後の選択とその結末にも説得力あり、物語全体を通して、上手い落とし所だと思いました。
最後のどんでん返し?
と言うより隠れた事実に鳥肌。
一度見通し、より背景や相関などを明確に再認識したうえでもう一度初めから観たい作品だと思いました。
それと劇中出てくる小説作品のタイトル秀逸過ぎ、読みたすぎ。
大泉洋がカッコよすぎる!
主人公
原作を読んでた人間ほど騙される映画
出だしから、あれっこんな作品やったかなって思いながら鑑賞し、最後は原作のエッセンスを残しながら違う作品だったと知る感じでした。
でも、原作好きでも楽しめる作品にはなっているかなと思います(但し、別作品です!)。
原作にある出版業界を包む悲壮感は薄くなっており、大泉洋演じる速水の秘めたる文芸への熱さも無くなってます(トリニティを守るって感じが無い)。
というより、ラストにもはや速水が主人公ではなかったことがわかったとき、こう来たかと笑ってしまいました。
全425件中、181~200件目を表示