ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間

劇場公開日:

ちいさな英雄 カニとタマゴと透明人間

解説

スタジオジブリ出身の米林宏昌監督による長編「メアリと魔女の花」を手がけるために立ち上げられたスタジオポノックが、新たに送り出す短編レーベル「ポノック短編劇場」の第1弾。米林監督にとって初のオリジナルストーリーで、カニの兄妹の冒険を描いたファンタジー「カニーニとカニーノ」(18分)、高畑勲の右腕として活躍してきた百瀬義行が監督を務め、たまごアレルギーに悩む少年と母親の愛情を描いた人間ドラマ「サムライエッグ」(16分)、多くの宮崎駿作品に携わってきたアニメーターの山下明彦が監督し、誰にも見えることがない透明人間の青年の孤独な奮闘を描いた「透明人間」(13分)という、ジブリ出身の3人の監督が描く3つの短編で構成されるオムニバスアニメ。声の出演には、アニメ声優初挑戦となる木村文乃のほか、尾野真千子、オダギリジョーらが顔をそろえている。

2018年製作/54分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2018年8月24日

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映画レビュー

4.0透明人間が一番好み!

2024年11月24日
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ゆうと

3.5木村カエラ

2024年11月3日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

楽しい

怖い

ショートアニメ3本の競作

『カニーニとカニーノ』
監督と脚本は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』の米林宏昌
上映時間19分
粗筋
擬人化されたサワガニ
あとはリアル
両手はハサミじゃなくハサミは槍のように一本だけ別に持っている
激流に飲まれた父を探しに行く幼い兄妹
父と再会
出産を終えて母が帰ってくる
兄妹は親元から離れすでに自立した仲間たちの元に
感想
セリフのやり取りがほぼ名前だけ
明石家さんまの英会話みたい
本当に必要なコミュニケーションに豊富なボキャブラリーは必要ない
声の配役
カニーニに木村文乃
カニーノに鈴木梨央

『サムライエッグ』
監督と脚本は『ギブリーズ episode2』の百瀬義行
上映時間17分
粗筋
両親と一緒に関西から東京の府中に引っ越してきた小学生シュンは重度の卵アレルギー
治療は少しずつアレルギー成分を与え慣れさせ告白するものだった
ある日シュンは自宅マンションでうっかり卵黄入りのアイスを一口食べて激しいアレルギー反応を起こしてしまう大ピンチ
母も父も不在だった
感想
府中に溶け込もうとする息子の語尾の「じゃん」にダメ出しをする母が面白い
奈良のド田舎出身の尾野真千子が本領発揮
関西人って自分の言葉にプライド持ちすぎでうざい
プライドが高いこと自体それほど悪いことではないが他地域の言葉を見下す傾向が良くない
標準語を東京弁などというが実際は違う
標準語は地域地域でバラバラの言葉をなんとかしようと薩長中心の明治政府が人工的に作った言葉であり元々あった江戸の言葉とは違う
それくらいわかっているはずだがわからないふりをしている
皇室を返せという
嫌いだ
声の配役
卵アレルギーのシュンに篠原湊大
シュンのママに尾野真千子
シュンのパパに坂口健太郎
医者に坂口健太郎

『透明人間』
上映時間18分
監督と脚本は『思い出のマーニー』『メアリと魔女の花』で作画監督補佐を務めた山下明彦
粗筋
透明人間だが服を着ている
服を着ているのに誰も気づかない
なぜか盲目の老人と盲導犬と助けられた赤ん坊は認識した
感想
服を着ているのに一部を除いて誰も気づかれない透明人間
服を着ているのは鑑賞する側に対するわかりやすさという配慮だろう
声の配役
透明人間にオダギリジョー
盲目の男に田中泯

全体にジブリ系の絵が好き
躍動感がある
アニメが生きてる
脚本はいずれもいまいちでズシンとこないがそれでも良い
アニメで重要なのは実写ではなかなか表現しずらい自由でのびのびとしたアート的な映像
それはクリアしてる

エンディングテーマは木村カエラを抜擢
木村カエラは嫌いじゃない
むしろ好きな方
セブンティーンでモデルをしていた頃から好きだった
彼女のCDは全部買った
むしろファンだ
だからといって瑛太を妬ましいと思ったことはない
そういう好きではないのだ
肝心の歌のことだが自分が鈍感なためか彼女の歌詞はグサリとくるものはなく全体的にフワッとしている
それがこの作品集に合っている
木村カエラでしっくりときた
そういうことなんだ
それでもいいじゃないか

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野川新栄

3.53話それぞれのレビュー

2024年10月2日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

短編3話。

『カニーニとカニーノ』(本編約19分)
...蟹、好きです。今作を観たからって食べますよ。
☆3。

『サムライエッグ』(本編約17分)
...この絵、すごく好きです。給食そっくりに作る弁当に感動。そこが泣けた。ママが大阪弁ちゅうのもええですし、シュン君の声が子どもらしくて良いです。
☆4。

『透明人間』(本編約18分)
...映像的にとても面白い。迫力もある。設定がよくわからないのでラストの感動的なシーンに涙するまでには至らず。印象に残る良い作品。
☆3.5。

3話の平均☆3.5。
3話それぞれにエンドロールがあって、さらにその他に全てのエンディングクレジットがある。
締め括りの主題歌「ちいさな英雄」(木村カエラ)が、ミスマッチなほど明るい曲なのだが、なんだか不思議と明るさの中に哀愁を感じながら聴いている自分がいた。

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Don-chan

3.0三短編三様

2024年9月20日
iPhoneアプリから投稿

カニーニとカニーノは本物の自然の中にカニが擬人化された家族がいるように見えて不思議な感じでした。
サムライエッグは世界仰天ニュースの再現VTRのように見えて不思議な感じ。
透明人間もどんよりした空気感で不思議な感じでした。

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lanachama