影踏みのレビュー・感想・評価
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32 可もなく不可もなく
原作は、読んだことがありまが、この作品だけ観ると、
はっきり言って、薄い作品でした。
限られた時間の中で、表現しなくては、ならないのですが、
犯人を追い詰める所が特にあっさりしていて、
う〜ん、としか言えないです。
双子の葛藤、過去の葛藤、恋人との葛藤
悪くないのですが、もう少し掘り下げれば良かった作品
だと思います。
原作では、もう少し違うのかもしれませんが、
読みたいとは、思いませんでした。
主題歌は良かったけど
生まれた瞬間から、鏡を見ているような兄弟だ。
双子であることの功罪の数々。おそらく当人同士は、考えも好みも同じ人間と対峙し、鏡を見ているような気分で常に意識し、時に嫌悪してきたのか。だから山崎まさよし演じる主人公が、滝藤賢一演じる双子を目の前にしたとき、断罪する感情よりも、まるで我が身を見せつけられているような同質者への惜念しか湧いてこなかったんじゃないだろうか。
双子は2人であり、1人にはなれない。それが全編通してのテーマ。それを先に知っていれば、この映画が犯罪ミステリーなどではなくファンタジーであることを理解できる。なぜ北村匠海が常に山崎まさよしにまとわりついているのかを。でも、それは映画を観ながら各自それぞれの時点で気付く方が楽しめるであろう。
山崎まさよしが、過去の自分と向き合え、尾野真千子の存在を受け入れ、北村匠海への自分なりの贖罪が済んだ時、彼は成仏できた。それは、山崎まさよし自身がこれまでの自分を赦すことができた、ということだ。その清々しさはあった。
ちなみに、火事現場に残された焼死体の死因が、焼死か絞殺死かは調べればわかることなので、無駄に苦しんだ人生を送ってしまっていたんじゃないの?って、ちょっと焦れた。
焼ける臭いの記憶
深夜に忍び込んだ議員邸で火を放とうとしている女を発見し止めるも、そこに現れた刑事に逮捕された主人公が、出所後に真相を追う話。
深夜寝静まった住宅に侵入し窃盗を行う凄腕ノビ師の真壁、通称「ノビカベ」が彼を慕う青年と行動を共にしながら、昔のツテや忍び込みにより、旦那を殺そうとしていた女の現在と、タイミング良く同級生の刑事が現れた裏を調べて行くストーリー。
ツテを辿ると裏の構図の概要的なものを簡略だけど、あっさり教えて貰えて後は自分で詳細をという展開。
サスペンスフルな物語で直接的な話でも結構登場人物が多く複雑なのに、さらに伏線と説明の為に詰め込まれたエピソードが色々とややこしい。
姿が見えない中で色々と名前を並べられてもイメージ出来ないって。
啓二で何とか空気感を保っているけれど、主要な人物はみんな闇を抱えて陰鬱だし、合っているといえば合っているけれど、主演の感情の乏しさとか心許ないし。
原作は知らないけれど、この尺のこの内容でこれだけ詰め込まれると面白さより面倒くささを強く感じるし、火事ぐらいは良いけれど、ストーカーとか主人公の過去の話とか取って付けた様に感じてしまった。
山崎まさよしはミュージシャンとして天才
原作 難しい‥‥再度 観に行きます♪オススメ
原作読み、難しいしファタジーもありで‥‥まさやん演じれるのか‥‥と不安でした。
でも、原作の通り、ぼくとつな感じで自然体で良かったです。ノビとして動いてるとこはハラハラしました。
北村匠海さんが、双子役を素晴らしく演じていて、これからの役者世界を引っ張る若手No.1だと、思います‥‥ビックリしました。
中村さんや尾野さんが、綺麗でさすがです‥‥
脇を固める俳優さんは皆さん、すごいです‥‥
尾野さんの高校生の頃の女優さんは、もう少し細身で可愛い感じ方がよかったかな‥‥少し違和感がありました。
まやさんの映画音楽、こだわりのボーイソプラノをこの場面で使うのか‥‥♪とか、主題歌も、最高に良いです‥‥ラスト 私も手を繋ぎたくなりました。皆さん 一度観て下さい。
「月とキャベツ」と同じくらい好きになっちゃったかも。
ちょっと…ポスターや予告編からは想像出来なかったくらいめちゃくちゃ良い映画でした。というかマジで良い映画作品過ぎて鳥肌立ちました。かなりやばいです。私が観てる本数は少ないし偏ってますが、2019年のベスト5には確実に入りました。
ストーリー。ノビ師と呼ばれる泥棒に扮する主人公・修一(山崎まさよし)がある日侵入した家で放火殺人を起こそうとしていた女を発見し未遂の状態で止め、そのせいで自分は警察に捕まってしまい…。その事件をきっかけに自身の過去、家族に起きた事件の記憶が呼び起こされて服役後に放火殺人未遂の事件とそこから派生した別の事件の紐を解いていく修一。そしてその弟・啓二(北村匠海)、修一とお互い想いを寄せてからそのまま20年以上も経つ幼馴染の女性・久子(尾野真千子)との話。ミステリーと人間ドラマ、家族、恋愛のストーリーが何重にも重なっていく…フタを開けてみればかなり深い濃厚な内容だった。
・修一はなぜノビ師になったのか
・修一の家族に起こった過去の事件
・修一と久子の関係はなぜ進展していないのか
・修一と啓二は兄弟だけどかなり年が離れていないか
観ている最初は↑この辺の気になる事や疑問をふまえながら観ていたのですが、徐々に色々分かり紐解かれていき、悲しい過去や兄弟の絆や幼馴染との関係性がはっきりと出て来て、良い意味でも切ない意味でもかなり心にきます。そこで初めて分かる弟啓二の謎や関係性も見もののひとつ。小説を読んでいる人は分かっていることだけど、私は映画の途中の段階で「あーーー!!!!」と、この映画の仕掛けに超驚きました。
その驚きは、この映画内の驚きでもありますし、映画の「月とキャベツ」ファンとしてもめちゃくちゃグッとくる驚きでした。
月キャベを観てない人は分からないのですが、「月とキャベツ」は篠原哲雄監督・山崎まさよし主演(初俳優デビュー作)の映画であり、映画好きの間では結構カルト的な人気のある作品であり、そんなファンにとって今回の「影踏み」は監督と主演がまた再タッグを組んだめちゃくちゃ興奮する作品。
多少ネタバレになるかもしれませんが、「影踏み」の不思議な見せ方というか仕掛けが分かった瞬間、篠原哲雄監督がこの映画を撮った意味を深来る考えてしまったり、篠原監督がこの映画を撮ってくれて、しかも山崎まさよしを主演にしてくれて本当に良かったとめちゃくちゃ胸があつくなります。すっごくすっっっ…ごく興奮して、泣きました。
この作品の良いところはキャストもそうです。山崎まさよし、鶴見辰吾、そしてカメオ出演の真田麻垂美は勿論良いですし、全体的なキャスティングも絶妙でした…。それぞれの役にばっちりハマる人間とその俳優陣のもつ演技力、が本当絶妙。皆んな良かったんですが、特にメインキャストの山崎まさよし・北村匠海・尾野真千子。3人は幼馴染の役どころなんですが、この3人がマジで良かった。これ以上も以下も考えられないぐらいでした。3人の、それぞれの考え方が物事をこじらせる原因になる時があったり、それぞれのお互いへの想いがめちゃくちゃ丁寧に、それでいてとても熱く描かれていて、終始胸のドキドキや感動が観てるこっち側もこみ上げてきました。過去と現在のシーンが行き来する時にどんどんこの3人の過去や今の想いに共感し、そして自分の心に入り込んで来て心が掻き乱されて涙が止まらなかった。ラストシーンも最高過ぎた。でもやっぱ一番グッとくるのは何度も出て来る、山崎まさよし演じる修一と北村匠海演じる啓二の自転車二人乗りのシーン。観た人皆んなこのシーンが好きだと思う。過去を知ったら更にこのシーンが大好きになってしまう。尾野真千子が演じる幼馴染の久子も、あるシーンにて、自身の職場で同僚へ修一に対する変わらない想いを真っ直ぐに吐露するところは本気で泣けた…。思い出しただけでやばい…。この映画内のBGMを山崎まさよしちょいちょいかけたら、あざといけれど何だか凄くしっくりするし更に泣いちゃうかも、って思った。
凄く良い作品で、大好きな映画です。
オール群馬ロケも最高でした。
好きだーーーー!!!!!
悪くはないけど今ひとつ
群馬県内でオールロケーション撮影ということで話題になっていたので、...
期待を超えてきた。
騙された
なるほどそういう事なんだ。
いい役者さん揃いで面白かったと思います
原作未読で観ました。山崎まさよしさんの演技力を色々言われる方々もいらっしゃるようですが、朴訥としたセリフまわしがかえっていい味出してたんじゃないかとも思えます。しかしながらいい役者さんを揃えましたね〜。尾野真千子さんの、一途な昭和の女性のごとく、不幸を一手に背負ったような姿は、本来の彼女の素顔とは対極のような気がしますがそう見えてしまうのは素晴らしい女優さんであることの証なのでしょうね。大竹しのぶさんにはもう少し長く演じて欲しかったですね!?贅沢な配役です。北村匠海さん、「君の膵臓を食べたい」でも原作を読んだ時より映画の方がいいと思ったように若手のホープなんじゃないかなって思います。中村ゆりさんも影のある美女を演じたら右に出る人はいない気がします。ストーリー的にはさすが横山秀夫さんですね、色々と布石を打ったエピソードがつながって観終わってなるほど!ってついうなづいてしまいます。双子の兄弟の不思議な関係もなるほどタッちゃんとカッちゃんみたいだねって南は思います!なかなか面白くいい映画だなっていうのが率直な感想です。それにしても館内に15人くらいしか観客がいなかったことが心配です。ここのレビューも少なめですし。たくさんの人に観ていただき感想を聞きたいです。
大人の男の『ラブ ファンタジー』
事前情報が無いと少し難解かも
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