セラヴィ!のレビュー・感想・評価
全42件中、21~40件目を表示
眠いが、フランスらしい作品
軽妙なヒューマンコメディ。それなりの面白さこそ感じたものの中盤までは眠かった。フランス語のせいかな笑
そういえば、最強のふたりも途中まで眠かったことを思い出した。上げ潮的な単調さがこの監督の特徴なのかもしれない。
日本では眉をひそめられるようなエピソードが、平然と罪悪感なく描かれる。モラルが低いが他者に寛容なフランスらしさが羨ましい。(モラルが高いが寛容さが失われた日本とは対照的だ。)
大人のコメディ
公私ともに問題を抱えた、中年の結婚式プロモーター会社の社長マックスが、古城を借り切って行う、ある結婚式の1日を舞台にした、コメディ映画。
全般に軽い冗談レベルの笑いだけど、モンティパイソン風のちょっとブラックジョークが混じるところが、楽しい。事あるごとに部下の仕出かした問題に対処するマックスが、へこたれずに問題に対応して行く事に、日本の中間管理職として、拍手を送りたくなる。
タイトルの「セラヴィ」は、「人生ってそんなもんさ」というニュアンスとのこと。日本語で言えば、村上春樹の小説の「やれやれ」が、ピッタリかと。
問題が起きて、勘弁してくれよと思いながらも、「やれやれ」と思いながらも、やるべきことをやんなきゃなぁ、という感じ。常に前向きなのだけど、日本映画のような思いを内に秘めることもなく、かといって、能天気なラテン映画とも異なる、丁度良い加減のひたむきさだ。フランス映画でなければ、醸し出せない感覚だろう。
残念ながら今回夜の部で観たのだけど、出来ればマチネーで観て、帰りがけ、明るいうちに一杯やりたい気持ちになった映画だ。
ひどい。笑える。最後はほっこり。
自分を満足させることが一番大事!なフランス人の個人主義を極端にデフォルメした集団 (と、一部パキスタン移民)が作る、ひどすぎて笑える披露宴会場。プロ意識ゼロ。ホスピタリティは二の次。自己主張過多。スタッフもポンコツだけど、クライアントも可笑しい。突っ込みどころ満載で、小さく地味な笑いを繰り返した先に待つ大爆笑シーン。どうか前半を退屈と言わず、伏線を逃さず見ていて欲しい。
フランス社会へのちょっとした風刺も効かせながら、最後はふんわり心温めてくれる。疲れたときにちょうどいい2時間です。
良くも悪くもフランス喜劇
婚礼プロモーターのマックスが、古城での結婚式をアレンジ。挙式当日のドタバタを活写。彼のスタッフ達はみなそれなりにプロ意識はあるのでしょうが、所詮自分のことがとても大事で協調などは大の苦手。躾の行き届いた私達日本人なら発狂しそうな場面がこれでもかこれでもかと続くのですが、フランス人の扱いに慣れているマックスはそれらの難局をギリギリ切り抜けて行く...余りにフランス的な喜劇でした。ただ最後の最後で、その駄目スタッフ達が才能を発揮してマックスを底なしの窮地から救ってしまう「うっちゃり」もしっかり収められていて、ちょっとエスプリも感じました。やはりそこはフランス映画ですね。ところで原題は「婚礼の行方(Le sens de la fete)」と直截ですが、邦題「C’est la vie」は英語版と同じ。なかなか気の利いたタイトルだと感じました。
痛快、爽快 !?
スタッフがまーザックリと言うか、皆イー加減?!良い加減?
絶妙なタッチでウェディングの裏側を見せてくれる。
一晩中騒いで祝うというから日本の素っ気なさが当たり前だとビックリ。
しかもあんな新郎でいいのー?
ナルちゃんにも程がある。そして、パキスタンだかの野郎どもがよく口にしてた、「フランス人はすごい」の揶揄もまたいい。
文句無し!
久しぶりに文句無しの大傑作だと思った。
見ている間ずっと幸せで、登場人物達みんなが好きで、ずっと続いてほしいと思った。
伏線回収もお見事。
スッキリ感半端ない☆
終盤のクライマックスが始まった時点で後ろの席の人が笑いこらえてて、さらに無音になったときにそのこらえる声が漏れ聞こえてて、一層爆笑。
映画館で見てよかった!
★5かなと思ったけど、のちのち見返すかといえばそうではないから少し減らし。
もう少し
他の方のレビューを見て、もっとコメディ色が強いものを期待して観てしまったせいか、笑いはもう少し…といった感じ。フランス映画なので、シュールさも期待しましたが、そこももう少し…といった感じ。
ふつ〜に面白い映画でした。
笑えるかどうかのさじ加減〜
笑えるドタバタフレンチコメディーで、
「最強のふたり」のエリック・トレダノ&オリビエ・ナカシュ監督の作品なので、
かなり以前から楽しみにしていた映画。
アメリカ的コメディーだとどうしても下やゲロになっちゃうんだけど
流石にフレンチコメディーはもうちょっと上品で
強烈な皮肉が込められてたりして
今の世界状勢、難民や労働問題にも目を向けた
まあ、楽しい映画ではあります。
で、月に8本ほど映画館に通う中途半端な映画好き的には
確かに笑えるし、
最後はなんとなく良い感じで終わるので良かったのだけど
この手のドタバタものの場合、
そのネタにどれだけ悪意が見えるか見えないかが
笑えるかどうかの境界線だと思う。
ちょっと考えが足りないお馬鹿さんが安易に何かをやってしまって
ちょうどその時に限って運悪く、何かが起きてしまって
そういうことが重なってどんどん状況が悪くなって、
さあどうしよう〜っていうのは笑えるのだけど、
お馬鹿にもそれなりのちょうど良い加減があって
「ここまで馬鹿だと、人、殺してしまうだろう〜」とか
「ここまでイイ加減だと人間として破綻してるだろ?!」とか
そのさじ加減によって笑いにならず引いてしまう事が多々ある。
今回、沢山あったお馬鹿エピソードの中で
私の価値観的にそのさじ加減を踏み越えてしまったエピソードが
三つくらいあって、その中の一つがどうしても許せないため
最後は「お前にそんなこと言われたくねーワ!!!」
と、軽い怒りが湧いて来てしまった。(笑)
で、そいつの事が10時間経っても許せない〜〜
だから星3個半くらいからマイナス1個ですわ。
ラスト近くのある盛り上がるシーンでは
何百年と建っているヨーロッパ的閉塞的な場所に響く
新しい価値観のアレ〜〜
今の時代に提示された一種の解決策提示なのかな〜〜
にしても、
あの旦那を選んだ花嫁はもしかしたら一番ヤバイ人かも(笑)
@もう一度観るなら?
「ネット配信とかで、細部チェックしながら観たい」
破綻
心の底から笑わせて頂きました。
とても上品かつ際どい笑いで、最高に面白いです!
なんといっても映像が素晴らしい!
音無し字幕なしの映像だけでもたぶん笑えると思います。映像で語るとはこういうことかと感じました。
しかし、そのセリフや音楽も素晴らしいのだから凄い!
特に音楽は、個人的にとても好きなジャンルがフューチャーされていたのでとてもよかったです。(アップテンポな現代ジャズ風?)
お弁当のシーンは本当に最高でした。
もがくほどに崩壊して行く結婚式。
主人公も含めて本当にろくな人材がいません。
もし自分が同じ支配人の立場だったらと思うと、ゾッとします。
それを完璧に前向きに、明るく未来を感じさせるストーリーに仕立てあげられています。
最後は少し強引なまとめ方だとは思うけど、なんとなく許せてしまう勢いがありました。
フランス版the有頂天ホテル
これはホテルじゃなくて結婚式場の話だけど、ある結婚式の日の1日を描いた話。ここで働くいろんな人達が色んな化学反応を起こしてく。
.
特に最後移民の人達が演奏する音楽で皆が楽しむシーンはとっても良い。移民の人達がメインってのがなお良い。
.
でもあの新郎の余興はわりかしみんな感動してたけど、自分が花嫁だったらドン引きだな(笑)恥ずかしいからやめてくれ(笑).
フランス人は遊びの達人
パリで起きたテロ事件の後の作品ということで、見終わった後に笑いの要素を振り返りながらフランスの多様性や自由博愛の精神に思いを馳せました。ディレクター役のアフリカ系の女優さんがすごい美人で途中ストーリーが入ってこないぐらいでした。
気持ちいい
98本目。
気持ちいい作品。
三谷幸喜の有頂天ホテルを思いだした。
コメディのお手本みたいな作品なのかな?
笑うだけ笑わして、最後に・・・。
フューチャーワールドでモヤモヤしてた気持ちを一瞬にして変えてくれた。
全42件中、21~40件目を表示