スターリンの葬送狂騒曲のレビュー・感想・評価

スターリンの葬送狂騒曲

劇場公開日 2018年8月3日
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ソ連の独裁者スターリンのことは知っていても、その死後に起きた権力争...

ソ連の独裁者スターリンのことは知っていても、その死後に起きた権力争いのことは詳しくないので、映画を観てから調べてみた。決して史実通りではないが、大方こんな感じであったことは確かなようだ。

製作側も決して史実の完全再現を目指していないことは、役者たちの見た目を現実の人物に寄せようとしていないことからも明らかだと思う。史実をもとにした風刺的なブラックコメディという点では、ジョージ・オーウェルがロシア革命以降のソ連の姿を動物が主人公の童話として戯画化した『動物農場』の試みにも似ている。

とはいえ現実の政局や権力争いはバカげたコントでは収まらないし、スティーヴ・ブシェーミみたいに分かりやすく小悪党なルックスでもない。しかし一歩引いてみればバカげていることは変わらないので、政治に嫌気がさした時にこの映画のロクでもないキャラたちを当てはめてみると、少し冷静な視点を取り戻せるような気がする。

バッハ。
バッハ。さん / 2018年8月31日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  笑える 怖い 知的
  • 鑑賞方法:-
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笑いの後に襲い来る、ヒヤリとした恐怖

本作をめぐり生じるのは二つの感情だ。一つは目の前で起こるドタバタ劇に対するバカバカしさ。そしてもう一つはそれが史実に基づいているという恐怖だ。この両極端の感情が二枚貝のように共存することで、本作の怪物性は鮮烈に解き放たれていく。

ブシェミの妙演にふっと笑みがこぼれ、彼は決して非情になりきれるはずはないと心のどこかで線を引いてしまう自分がいる。しかし彼もまた歴史上の有名人であり、そんなコミカルな表情だけで乗り切れる問題でもない。歴史は小説よりも奇なりと言われるが、スターリン死後の権力闘争はまさにその言葉が相応しいどころか、言葉の意味さえも飛び越えるナンセンスな混沌がそこには存在する。

イアヌッチ監督は過去にも政治コメディで絶賛されてきた人。皮肉なのは、世界における現実の政治ショーが、今や破竹の勢いで本作のナンセンスぶりを凌駕しつつあること。コメディならば早くこの夢、覚めてほしいものだ。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2018年7月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 怖い
  • 鑑賞方法:試写会
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裏主役はベリヤだった。

スターリン時代をかろうじて生き延びた指導部たちの実際の口八丁手八丁ぶりを想像しながら、かつて存在した国の政権交代をブラックに楽しめます。それと引き換えに実際には大量の屍を生み出したのですが。

おぎゃん
おぎゃんさん / 2018年10月14日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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人間って恐ろしい ネタバレ

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独裁者スターリンが死に葬式をするまでの
さまざまな恐ろしい人間模様を
コメディタッチで描いている

初めにスターリンが死ぬシーンがあるのだが
ここまで やっていいの?と思ったり
独裁者もやはりただの人と思った

彼が死んだ後の権力闘争激なのだが
権力にとりつかれた人間の恐ろしさ滑稽さが描かれている
そして権力の為には邪魔者は平気で殺す

凡人の私には信じられない光景が
ブラックコメディ仕立てで繰り広げられます
コメディで良かったです
シリアスだったら 恐ろしい

ともちん
ともちんさん / 2018年10月1日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  怖い
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ソ連共産党

だけでなくどの社会、会社でも起こっている権力争いの象徴ですね。人事は人事(ひとごと)って言うけど、他人の組織のゴタゴタを野次馬で観るのは面白い!
さあ明日から、また会社だ!

Miyan
Miyanさん / 2018年9月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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イギリス映画らしいブラックコメディ

あんまり期待しないで観に行きました が意外と面白かったです スターリンがなかなか死なないのでなぜ?と思ってましたが部下との関係を分からせるためだったのですね フルシチョフが鉄道を走らせるところからシリアス路線になりラスト初めて間近で人が殺害されるシーンでは全然コメディ要素は入ってなかったです監督はいろんな人に当時のソ連の事を知って貰いたくてコメディタッチにしたのかも?でもみんな演技うまかったのでシリアス路線でも良かった気がします

ミリン一番搾り
ミリン一番搾りさん / 2018年9月26日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  -
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皮肉な怖い映画

スターリンを悪者として描くことは、ナチス同様すでに世界中で許されたんだなと感じてはいたが、本作品では、スターリンを継いだフルシチョフについても、狡い悪人として描く。
ソ連崩壊によりそれもOKという風潮になったのか、それともさすがは英国の映画魂ということなのか。
巨星スターリンが堕ち(死に)、合議制に移行するに当たり、そのリーダーシップを争う、国家政治保安部(GPU)を率いるベリヤと、共産党を率いるフルシチョフの間で、死活をかけた勢力争いが、数日間繰り広げられる。
GPUをよく思わない軍部と組んだフルシチョフが、ベリヤを追い落とし、ベリヤの傀儡として立った書記長マレンコフも短期間で追い落とされるという、いわゆる 権力闘争 の話。
その中身は双方とも権謀詐術、つまり「狡い」「強引」のかたまりだし、二人以外の側近は、どちらについたら生き残れるか だけを考えている、つまり「保身」「妥協」にまみれた姿。
映画は、全編通してコメディタッチがベースで進むのだが、笑えないシーンばかり。このテーマでコメディタッチは、監督が外しちゃったんじゃないの?というのが、観ている間の正直な感想でした。
しかし、わかってやってるのかもしれない。国家運営の立場ですらこうだ、という醜さが映画の主題だから、観客が「フルシチョフは知を巡らせて巧妙に権力の座についた」という風に捉えることは絶対に避けたい。それが、このちっとも笑えない、モヤモヤするばかりのコメディ映画の理由なのかもしれない。
そういうわけで、この映画の私としての評価は、ドキュメンタリー、記録映画としてつけました。自分に歴史を教えてくれてありがとう。

CB
CBさん / 2018年9月18日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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邦題そのまんまの笑えない喜劇

恐怖から解放された側近たちが繰り広げるマウント・ゲーム。裏切り・殺戮(しかも皆殺し)・内ゲバ・二枚舌・たまにイデオロギー。戦国時代以前の日本や中国の歴史ものを見てる気分。要するに、「共産主義は近代国家に非ず」と、全力で左巻き達を揶揄しているだけの映画。

イギリス人ってなんなんだろう。一方でダンケルク・チャーチルを作りながら、よくぞ今、こんな脚本が通ったものだと感心することしきり。というよりも神経疑うよ。小さい舞台ならいざ知らず、メジャー映画っすよ。ロシアがマルクス・レーニン主義の放棄と否定を、事実上宣言したような出来事があったと記憶しているが、だからこんな映画が撮れるのかとも。

仮にです。日本人が、「毛沢東はいかにして1,000万人を静粛・殺害したのか」なんて映画を作ったら国際問題ですよ、確実に。だって、かの国は当時の体制を引き継ぎ続けていて、今も平時・自国民の虐殺を止めていない非近代国家ですから。

史実として記録に残ったものなどゼロでしょうから、完全なるフィクションと言っても過言ではない映画でしょう。ロシアとしちゃ神経に触るだろうし、上映禁止は当たり前でしょうよ。

非近代国家が核を持つことの恐怖。チャーチルがナチを止めた英雄として、今、描かれる事の無知。

スターリンやその後のソ連の狂い具合などを、今更中途半端に皮肉るよりも、もっと切迫した政治シニカルネタは、あり余るほどあるのになぁ、って思いました。

bloodtrail
bloodtrailさん / 2018年9月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  笑える 怖い 知的
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いまさらだし、現実よりも軽い?

毛沢東は三千万人殺し、スターリンは千五百万人殺したそうな。ヒトラーのユダヤ人七百万人よりも多い。じつは、アメリカの原爆や無差別大空襲の方が多いとゆう説もある。空軍が海兵隊創設を阻止するため画策したとの説もある。毛沢東もスターリンも、諸説あるが、大筋では、自分の地位を守るために、殺しまくると、それでやるだけやると。周りは、疑心暗鬼で、悪い奴はとことん悪い事しますよね。この映画は一部だけで、暗いところ描き切れてないよ。日本の現在でも、まだ、酷い人たちはいくらでもいますけどね。コメディとしても、中途半端だね、笑えないよね、自分でした方が、ましだと思うレベルですよー

アサシン
アサシンさん / 2018年9月15日 / PCから投稿
  • 評価: -
  • 印象:  -
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ブシェミがイイね‼︎ ネタバレ

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バルコニーから見えるのは小さな女の子のオデコだけ
ジェーコフのブラックジョーク
スターリンのバカ息子ぶりにワロタ

もっとブラックでも良かったかも

snowball
snowballさん / 2018年9月15日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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笑うけど喜劇じゃない

シニカルに、かつコミカルに権力の本質(怖さと愚かさ)を描いている。独裁国家だけの事象ではないだろう。

こばりん
こばりんさん / 2018年9月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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独裁者

独裁者はどこの国でもいつの時代でも似たようなもので、胸糞悪いものです。独裁者とその取り巻きって当たり前だけど、病的な超自己中しかなれないことを実感しました。スターリンの死後60年ちょっと経っても独裁がプーチンに引き継がれているのが、人間の愚かさなのか、保守的で変化を嫌う性なのか、なんとも言えないですね。ソビエトという国家が崩壊しても、独裁は死なず。

ソビエトの歴史を勉強してから鑑賞する方が、作品を楽しめたかもしれないのでちょっと反省しました。

ミカ
ミカさん / 2018年9月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  難しい
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自分だけが可愛い人ばっかり。 ネタバレ

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モーツアルトのピアノ協奏曲23番第2楽章が何回か
かかった。もの悲しげなピアノ。

ブシェーミを久しぶりにみたくて。すっかりおじいちゃんになったなーとおもいました。
結構笑ってしまいましたが、史実なんだとしたら彼らは何のために政治をしていたのだろうと思ってしまうかんじです。
政治家ってそんなものなのかな、とも。

多分どんな独裁者(と後に言われる人)も、最初は頼もしいリーダーだったのじゃなかろうかと思います(知らんけど)。
でも、頑張ってるうちに欲が出てきて、猜疑心が止まらなくって、ひれ伏す人々が滑稽で、おかしな方向へ行くのかな?と想像しました。
いやいや、そんな誰もが通る道とかではなくて、単に独裁者(と後に言われる人)の性質が異常だからああなった、なのかもしれませんが。

ロシアの話なのに、ロシア語じゃないっていう声もききましたが、
虚構における言語は、翻訳こんにゃく使用中って思うといいんじゃないかと。
全虚構界にドラえもんが配ってるんですよ。どうでしょう?

マレンコフさんとっても小物感が強い大きな人でした。
ベリヤさんがスターリンの別荘から女の子を連れだしてたのって、レイプ※の比喩なんですよね?めっちゃ子供でしたけど、、、きもいです。
名前忘れましたが、軍の人が初登場時にマントを肩でワッサーって弾き飛ばすやつ、めっちゃ面白かったです。仰々しいマチズモ感がたまらなくおかしくて笑わせてもらいました。
フルシチョフさんは、おたおたしてるんかと思ったら、後半一気に普通のことのように悪だくみを進めて、あれよあれよとベリヤさんを陥れていて、こっわーと思いました。
その他のおじさんたちはあまり印象もないです。
ただただ保身し、下克上できそうならやるけど、みたいな。
全員大した思想もなく、不遜な感じしかせーへんけどって思いました。

スターリンの別荘にいた人たちとかを、容赦なく殺していたのとか、
医者を殺しすぎてやぶ医者しか残ってないとか、
あの人たちはいったい誰のための政治をしてたんでしょうか。
そんなに人を殺して国家が成り立つと?馬鹿なの?って思いました。
実際がどうだったのかは知りませんがね。

スターリンを呪うメモを入れたピアニストさんは、架空人物かと思ったら、実在の方らしいです。あのメモを入れたかどうかは不明ですが。

スターリンの娘役の人(アンドレアライズブロー)は、バトルオブザセクシーズでビリージーンの恋人のマリリン役の人らしいです。後で知ってびっくり!全然イメージ違う!へえーーーーーーってなりました。

※レイプの箇所を強かん(女3つ)としていたら使えない文字があるから投稿できないってなった。なんで?

だいず
だいずさん / 2018年8月31日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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勉強してから観た方がよさそう

「興味深い」が、これがコメディかと言われると見方が分かれそうだと思った。ブラックコメディ仕立てにしたいのは分かるが割とシャレにならなくなってしまった、といった感じがする。笑っていいものなのやら...。
あと、ある程度の前提知識があった方がいい作品。そうじゃないとついていけなくなる。
歴史上の人物を演じるって大変だなぁ...。と。皆個性強烈なのでそこはよかったけど。

andhyphen
andhyphenさん / 2018年8月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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予告詐欺?

予告ではかなりコメディ色の強い映画な感じでしたので私もそれを期待してたのですが全然違くてなんか残念でした。
権力闘争は見ててまあまあ面白かったです。
予備知識あるともう少し楽しめのかな。

Rug
Rugさん / 2018年8月29日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
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狂騒曲って…

狂騒曲とあると、喜劇をイメージしてしまうけど、喜劇か?って感じがしなくもなかった。皮肉めいたものがなくはなかったけど、なんか予定調和の中で話が進んでいったようにも思える。そして、予告編で受けたような面白い展開は、あまりなく…。
とかく最大権力者がいなくなると、跡目争いは熾烈を極めて、喜劇にはなりやすい。
例えば、三谷幸喜監督の『清須会議』がそう。
けど、人物像とか、背景とか、あまり知らなかったことも要因かもね…。
見る前に予習があった方が良いかも?

kawauso
kawausoさん / 2018年8月25日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  難しい 寝られる
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権力闘争のおぞましさ

 スターリンと言えば、独裁者ということと、ポツダム会談で米英の首脳と並んで写る写真のイメージであった。彼の独裁が実際にどのようであったのか、この映画を観て、制作者の意図と共に理解した。
 その制作者の意図というのは、ソビエト社会主義共和国連邦という国が、腐った土台の上に成り立った腐った国家であるという風に描こうとするものである。そしてそれはソ連だけにとどまらない。映画がロシア語ではなく全編英語の台詞になっていることがその証である。つまり権力闘争というものは醜いものである、それはソ連だけでなく英語を話す国においても決して例外ではないということを表現しようとしたのではないかと思う。そしてその意図はかなり成功していると言っていい。
 フルシチョフは英雄視されていた大統領JFKのキューバ危機のときの交渉相手であり、強面で強かな政治家だ。キューバ危機を回避できたのは、若さで突っ走るJFKよりも、フルシチョフの老獪さによることが大きい。その老獪さはソ連の政治局内での権力闘争で身に着けたものだ。思えばキューバ危機は全体主義者同士の争いでもあった。
 権力は必ず腐敗する。そして内政を安定させるために国外に敵を想定する。国家と国民の敵を他国に決めつければ、国家存亡の危機を煽り、一丸となって戦う全体主義の雰囲気を醸し出すことができ、そして権力者としての地位を維持できる。どこの権力者もやることは同じだ。アベシンゾウももちろん例外ではない。
 本作品は権力闘争に勝とうとする人間たちのおぞましさ、浅ましさを描いた映画で、時には暴力も厭わない彼らの姿に身の毛がよだつほどだ。そんなソ連でも良識と良心の持ち主はいて、そのひとりである勇気あるピアニストをオルガ・キュリレンコが美しく演じていた。掃き溜めに鶴のたとえがふさわしい、場違いな美しさが男たちの醜さを際立たせる。相変わらず見事な演技であった。

耶馬英彦
耶馬英彦さん / 2018年8月21日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
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貫くならどちらかに

1953年の旧ソ連を舞台に、最高権力者ヨシフ・スターリンの死が引き起こす権力争いや内部の動揺をブラックユーモアを含めて作られた作品ですが、ブラックユーモアにしなくても良かったかな・・・・確かに笑わせる部分もあるんだけど、しかし、ブラックユーモアにしなくても十分に映画の内容に出来たお話だと思うね。

この手の映画の場合、徹底的にブラックユーモアを貫くか、真面目に作るか、ある意味中途半端だと見てる方もね・・・

意外に旧ソ連ものなんて、話を作るにしてもいいアイデアだと思うので、どちらかを徹底して欲しかったな・・・

結構、生々しい場面もあるんだからな・・・・

私的には、ちょっと残念だったかな・・・・

sally
sallyさん / 2018年8月21日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
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過激かなあ?

スターリンの死からベリアの失脚まで。

見ていて上映禁止になるほど過激な映画とも思えなかった。
ブシュミがフルシチョフっぽくないんだよねえ。

グース
グースさん / 2018年8月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  -
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笑いの裏側にある笑えないロシア

面白かった〜

かつてのソ連や、現在のロシア政権への皮肉がたっぷりと込められたブラックコメディ
5分に一回ぐらいの間隔で笑った映画だった

1953年
それまで、恐怖政治でソ連を統治していた書記長スターリンが死亡。
最高幹部たちは「次の統治者の座」を巡り、争奪戦を繰り広げる…

そもそも、スターリンは「暗殺リスト」に従って、毎晩のように気に入らない人たちを殺し、その恐怖で国民を服従させていた書記長だった

そのスターリンが亡くなった途端、党の最高幹部たちは、権力争い、縄張り争いを始める

それまで、スターリンに言われるままに処刑を実行していた政治家のベリヤは、不当に拘束された囚人を釈放して国民からの点数稼ぎをしたり
次の書記長の座を虎視眈々と狙うフルシチョフは、道化を演じつつ反ベリヤの勢力を集めたり

そんな彼らの動きは、まるでマフィアやヤクザの跡目争いそのもの

「これは、国を統治している幹部の話だよねぇ…」
と、何度思ったことか

しかし、残された彼らもスターリンの恐怖政治にうんざりしながらも、
結局のところ「邪魔者は殺せ」というスタイルは一貫して変わらない

そのロシアの悪しき体質は、現代にまで引き継がれ、プーチンの時代になっても変わらない

そのプーチン政権から逃れ、イギリスに潜伏していたスパイが殺された事件があったが、
この映画は、そのイギリスで作られた作品だ。

そこには製作者の
「ロシアは政権を批判したら殺される国だ」
という強いメッセージを感じる

その結果、この映画がロシアで上映禁止になったことを考えると、そのメッセージは現政権に届いたようだ

「邪魔者は殺せ」という「恐怖政治」はスターリンの時代から始まり、そのスタイルを変え、表向きは多少ソフトにはなりながらも、今もロシアの中で生きている

それを笑いを交えながら語るこの映画はすごいなと思った
そこは、さすがブラックジョークが大好きなイギリスらしい
周辺国からしたら、笑えない話だろうに…

観る前は、スターリンのことをあまり知らず、ついていけるか心配だったけど、知らなくても十分楽しめる作品だと思う

それと、この邦題の「スターリンの葬送狂騒曲」はすごくピッタリだと思った
そのままズバリのタイトルだと思う

とえ
とえさん / 2018年8月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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