劇場公開日 2018年8月3日

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スターリンの葬送狂騒曲のレビュー・感想・評価

全89件中、41~60件目を表示

イギリス映画らしいブラックコメディ

2018年9月26日
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あんまり期待しないで観に行きました が意外と面白かったです スターリンがなかなか死なないのでなぜ?と思ってましたが部下との関係を分からせるためだったのですね フルシチョフが鉄道を走らせるところからシリアス路線になりラスト初めて間近で人が殺害されるシーンでは全然コメディ要素は入ってなかったです監督はいろんな人に当時のソ連の事を知って貰いたくてコメディタッチにしたのかも?でもみんな演技うまかったのでシリアス路線でも良かった気がします

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ミリン一番搾り

3.0皮肉な怖い映画

2018年9月18日
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鑑賞方法:映画館

スターリンを悪者として描くことは、ナチス同様すでに世界中で許されたんだなと感じてはいたが、本作品では、スターリンを継いだフルシチョフについても、狡い悪人として描く。
ソ連崩壊によりそれもOKという風潮になったのか、それともさすがは英国の映画魂ということなのか。
巨星スターリンが堕ち(死に)、合議制に移行するに当たり、そのリーダーシップを争う、国家政治保安部(GPU)を率いるベリヤと、共産党を率いるフルシチョフの間で、死活をかけた勢力争いが、数日間繰り広げられる。
GPUをよく思わない軍部と組んだフルシチョフが、ベリヤを追い落とし、ベリヤの傀儡として立った書記長マレンコフも短期間で追い落とされるという、いわゆる 権力闘争 の話。
その中身は双方とも権謀詐術、つまり「狡い」「強引」のかたまりだし、二人以外の側近は、どちらについたら生き残れるか だけを考えている、つまり「保身」「妥協」にまみれた姿。
映画は、全編通してコメディタッチがベースで進むのだが、笑えないシーンばかり。このテーマでコメディタッチは、監督が外しちゃったんじゃないの?というのが、観ている間の正直な感想でした。
しかし、わかってやってるのかもしれない。国家運営の立場ですらこうだ、という醜さが映画の主題だから、観客が「フルシチョフは知を巡らせて巧妙に権力の座についた」という風に捉えることは絶対に避けたい。それが、このちっとも笑えない、モヤモヤするばかりのコメディ映画の理由なのかもしれない。
そういうわけで、この映画の私としての評価は、ドキュメンタリー、記録映画としてつけました。自分に歴史を教えてくれてありがとう。

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CB

4.0邦題そのまんまの笑えない喜劇

2018年9月16日
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笑える

怖い

知的

恐怖から解放された側近たちが繰り広げるマウント・ゲーム。裏切り・殺戮(しかも皆殺し)・内ゲバ・二枚舌・たまにイデオロギー。戦国時代以前の日本や中国の歴史ものを見てる気分。要するに、「共産主義は近代国家に非ず」と、全力で左巻き達を揶揄しているだけの映画。

イギリス人ってなんなんだろう。一方でダンケルク・チャーチルを作りながら、よくぞ今、こんな脚本が通ったものだと感心することしきり。というよりも神経疑うよ。小さい舞台ならいざ知らず、メジャー映画っすよ。ロシアがマルクス・レーニン主義の放棄と否定を、事実上宣言したような出来事があったと記憶しているが、だからこんな映画が撮れるのかとも。

仮にです。日本人が、「毛沢東はいかにして1,000万人を静粛・殺害したのか」なんて映画を作ったら国際問題ですよ、確実に。だって、かの国は当時の体制を引き継ぎ続けていて、今も平時・自国民の虐殺を止めていない非近代国家ですから。

史実として記録に残ったものなどゼロでしょうから、完全なるフィクションと言っても過言ではない映画でしょう。ロシアとしちゃ神経に触るだろうし、上映禁止は当たり前でしょうよ。

非近代国家が核を持つことの恐怖。チャーチルがナチを止めた英雄として、今、描かれる事の無知。

スターリンやその後のソ連の狂い具合などを、今更中途半端に皮肉るよりも、もっと切迫した政治シニカルネタは、あり余るほどあるのになぁ、って思いました。

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bloodtrail

3.0ブシェミがイイね‼︎

2018年9月15日
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snowball

3.5笑うけど喜劇じゃない

2018年9月5日
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シニカルに、かつコミカルに権力の本質(怖さと愚かさ)を描いている。独裁国家だけの事象ではないだろう。

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こばりん

2.5独裁者

2018年9月5日
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鑑賞方法:映画館

難しい

独裁者はどこの国でもいつの時代でも似たようなもので、胸糞悪いものです。独裁者とその取り巻きって当たり前だけど、病的な超自己中しかなれないことを実感しました。スターリンの死後60年ちょっと経っても独裁がプーチンに引き継がれているのが、人間の愚かさなのか、保守的で変化を嫌う性なのか、なんとも言えないですね。ソビエトという国家が崩壊しても、独裁は死なず。

ソビエトの歴史を勉強してから鑑賞する方が、作品を楽しめたかもしれないのでちょっと反省しました。

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ミカ

3.5自分だけが可愛い人ばっかり。

2018年8月31日
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だいず

3.0勉強してから観た方がよさそう

2018年8月29日
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「興味深い」が、これがコメディかと言われると見方が分かれそうだと思った。ブラックコメディ仕立てにしたいのは分かるが割とシャレにならなくなってしまった、といった感じがする。笑っていいものなのやら...。
あと、ある程度の前提知識があった方がいい作品。そうじゃないとついていけなくなる。
歴史上の人物を演じるって大変だなぁ...。と。皆個性強烈なのでそこはよかったけど。

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andhyphen

3.5予告詐欺?

2018年8月29日
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予告ではかなりコメディ色の強い映画な感じでしたので私もそれを期待してたのですが全然違くてなんか残念でした。
権力闘争は見ててまあまあ面白かったです。
予備知識あるともう少し楽しめのかな。

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Rug

3.5狂騒曲って…

2018年8月25日
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難しい

寝られる

狂騒曲とあると、喜劇をイメージしてしまうけど、喜劇か?って感じがしなくもなかった。皮肉めいたものがなくはなかったけど、なんか予定調和の中で話が進んでいったようにも思える。そして、予告編で受けたような面白い展開は、あまりなく…。
とかく最大権力者がいなくなると、跡目争いは熾烈を極めて、喜劇にはなりやすい。
例えば、三谷幸喜監督の『清須会議』がそう。
けど、人物像とか、背景とか、あまり知らなかったことも要因かもね…。
見る前に予習があった方が良いかも?

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kawauso

4.0権力闘争のおぞましさ

2018年8月21日
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知的

難しい

 スターリンと言えば、独裁者ということと、ポツダム会談で米英の首脳と並んで写る写真のイメージであった。彼の独裁が実際にどのようであったのか、この映画を観て、制作者の意図と共に理解した。
 その制作者の意図というのは、ソビエト社会主義共和国連邦という国が、腐った土台の上に成り立った腐った国家であるという風に描こうとするものである。そしてそれはソ連だけにとどまらない。映画がロシア語ではなく全編英語の台詞になっていることがその証である。つまり権力闘争というものは醜いものである、それはソ連だけでなく英語を話す国においても決して例外ではないということを表現しようとしたのではないかと思う。そしてその意図はかなり成功していると言っていい。
 フルシチョフは英雄視されていた大統領JFKのキューバ危機のときの交渉相手であり、強面で強かな政治家だ。キューバ危機を回避できたのは、若さで突っ走るJFKよりも、フルシチョフの老獪さによることが大きい。その老獪さはソ連の政治局内での権力闘争で身に着けたものだ。思えばキューバ危機は全体主義者同士の争いでもあった。
 権力は必ず腐敗する。そして内政を安定させるために国外に敵を想定する。国家と国民の敵を他国に決めつければ、国家存亡の危機を煽り、一丸となって戦う全体主義の雰囲気を醸し出すことができ、そして権力者としての地位を維持できる。どこの権力者もやることは同じだ。アベシンゾウももちろん例外ではない。
 本作品は権力闘争に勝とうとする人間たちのおぞましさ、浅ましさを描いた映画で、時には暴力も厭わない彼らの姿に身の毛がよだつほどだ。そんなソ連でも良識と良心の持ち主はいて、そのひとりである勇気あるピアニストをオルガ・キュリレンコが美しく演じていた。掃き溜めに鶴のたとえがふさわしい、場違いな美しさが男たちの醜さを際立たせる。相変わらず見事な演技であった。

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耶馬英彦

3.0貫くならどちらかに

2018年8月21日
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笑える

怖い

1953年の旧ソ連を舞台に、最高権力者ヨシフ・スターリンの死が引き起こす権力争いや内部の動揺をブラックユーモアを含めて作られた作品ですが、ブラックユーモアにしなくても良かったかな・・・・確かに笑わせる部分もあるんだけど、しかし、ブラックユーモアにしなくても十分に映画の内容に出来たお話だと思うね。

この手の映画の場合、徹底的にブラックユーモアを貫くか、真面目に作るか、ある意味中途半端だと見てる方もね・・・

意外に旧ソ連ものなんて、話を作るにしてもいいアイデアだと思うので、どちらかを徹底して欲しかったな・・・

結構、生々しい場面もあるんだからな・・・・

私的には、ちょっと残念だったかな・・・・

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sally

2.0過激かなあ?

2018年8月19日
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スターリンの死からベリアの失脚まで。

見ていて上映禁止になるほど過激な映画とも思えなかった。
ブシュミがフルシチョフっぽくないんだよねえ。

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グース

4.0笑いの裏側にある笑えないロシア

2018年8月19日
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面白かった〜

かつてのソ連や、現在のロシア政権への皮肉がたっぷりと込められたブラックコメディ
5分に一回ぐらいの間隔で笑った映画だった

1953年
それまで、恐怖政治でソ連を統治していた書記長スターリンが死亡。
最高幹部たちは「次の統治者の座」を巡り、争奪戦を繰り広げる…

そもそも、スターリンは「暗殺リスト」に従って、毎晩のように気に入らない人たちを殺し、その恐怖で国民を服従させていた書記長だった

そのスターリンが亡くなった途端、党の最高幹部たちは、権力争い、縄張り争いを始める

それまで、スターリンに言われるままに処刑を実行していた政治家のベリヤは、不当に拘束された囚人を釈放して国民からの点数稼ぎをしたり
次の書記長の座を虎視眈々と狙うフルシチョフは、道化を演じつつ反ベリヤの勢力を集めたり

そんな彼らの動きは、まるでマフィアやヤクザの跡目争いそのもの

「これは、国を統治している幹部の話だよねぇ…」
と、何度思ったことか

しかし、残された彼らもスターリンの恐怖政治にうんざりしながらも、
結局のところ「邪魔者は殺せ」というスタイルは一貫して変わらない

そのロシアの悪しき体質は、現代にまで引き継がれ、プーチンの時代になっても変わらない

そのプーチン政権から逃れ、イギリスに潜伏していたスパイが殺された事件があったが、
この映画は、そのイギリスで作られた作品だ。

そこには製作者の
「ロシアは政権を批判したら殺される国だ」
という強いメッセージを感じる

その結果、この映画がロシアで上映禁止になったことを考えると、そのメッセージは現政権に届いたようだ

「邪魔者は殺せ」という「恐怖政治」はスターリンの時代から始まり、そのスタイルを変え、表向きは多少ソフトにはなりながらも、今もロシアの中で生きている

それを笑いを交えながら語るこの映画はすごいなと思った
そこは、さすがブラックジョークが大好きなイギリスらしい
周辺国からしたら、笑えない話だろうに…

観る前は、スターリンのことをあまり知らず、ついていけるか心配だったけど、知らなくても十分楽しめる作品だと思う

それと、この邦題の「スターリンの葬送狂騒曲」はすごくピッタリだと思った
そのままズバリのタイトルだと思う

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とえ

2.5看板に偽りあり

2018年8月18日
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知的

寝られる

まずコメディではない。高度な意味ではコメディなんだろうが、少なくとも笑えない。
致命的なのは、フルシチョフもベリヤもドイツもこいつも俗物ばかりで、各々のキャラが勃っていないこと。
そこらへんも含めて「コメディ」といえばそうなんだろうけど…近代史マニア以外はスルーでいいっすよ。

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日高雄介

3.5権力

2018年8月17日
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U-3153

2.0歴史の勉強にはならないけど面白い

2018年8月17日
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笑える

怖い

知的

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エミさん

3.0ブラック過ぎて…

2018年8月17日
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 独裁者の存在理由は、利用したがる取り巻きがいるから。で、彼らが出世するには、隣にいる同士諸兄の足を引っ張る。都合の悪い情報は、目撃者ごと始末する。ユートピアを夢みて始めた、20世紀最大の実験は、悪夢のようなディストピアを、地上に出現させたとさ…。(21世紀になっても、実験を継続している地域も、あるようですが。)
 自分ファーストなおじさん達が、ブラック過ぎてコメディ状態という触れ込みですが、ちょっとブラック過ぎて…。ま、スターリンおじさんやら、フルシチョフおじさんが、英語使ってる段階で、パロディですけど。あれがロシア語だったら、もう笑う余地がない。エンドロールの映像通り、ブラック過ぎる怪作です。
 歴史映画というより、イギリス産まれの風刺なんでしょうね。あなたの周りに、独裁者はいますか?、その取り巻きは、何人いますか?って、皮肉ってるようです。
 ところで、劇中、ずいぶん人が死にましたね。訳も分からないまま。そこに居合わせただけで、粛清される。未来の私、あるいは家族が、同じ目に合わない為に、今できることは、有るんですかね?。
 さて、皆さんのご近所には、どんなスターリンおじさんが、いますか?。

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機動戦士・チャングム

2.5淡々としてる

2018年8月17日
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観る人が観れば面白いんだろうけど自分は退屈に感じました。実話だから仕方ないけど。

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承太郎

4.0予備知識が必要

2018年8月16日
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イギリス作品らしい随所に皮肉を効かせたコメディ映画です。ソ連史が好きなので楽しめましたが、スターリン・フルシチョフ・ベリヤの歴史上の動きを知らないと面白さが半減すると思いますので、観賞前にヤルタ会談からフルシチョフ失脚くらいまでのソ連史の復習をおすすめします。

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コモドドラゴン