パラレルワールド・ラブストーリーのレビュー・感想・評価
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パラレルワールドラブストーリー感想
三人の気持ちの変化を考えながら心が苦しくなる。
崇史と智彦の場面、崇史と麻由子の場面、3人の場面、様々な場面での3人の思いを考えて観てました。
この時は崇史は智彦を大事に思っていた。智彦の研究が上手くいっていそうなことと麻由子への思いが重なって、智彦に嫉妬してしまった。
最後のenterを押した時はどんな思いだったのか?
色々考えさせられる映画でした。
途中、自分自身の嫉妬心にも気づいてしまいました。
見終わったあとしばらくしてから胸にせまるものがじわじわきます。 友...
見終わったあとしばらくしてから胸にせまるものがじわじわきます。
友達への嫉妬、人を傷付けてしまったこと、忘れたいこと、忘れてしまうことのへの罪悪感。
メイン3人誰にもわかる部分があって、結末が切ない。
記憶に翻弄されながら、それぞれの裏の顔が見えてくるところ、みなさんすごい俳優さんだなと思いました。
そこまで難解な作りにはなっていないと感じました。
考えながら見るので少し疲れますが、世界に没入して観られれば楽しめる作品だと思います。
あと、宇多田ヒカルの主題歌がすごくハマってた!
パラレルワールド・ラブストーリーをみて
とにかくまず観て欲しい作品
映画化を知った後に原作を読んでから鑑賞しました。原作を読んだ時は途中で事件性の要素を感じてドキドキしながらも後半にかけて、なるほど…という感覚になりました。
映画では事件性というよりも人間の本性や闇を覗き見た感覚になりドキドキしていました。崇史の嫉妬や欲望を剥き出しにした感情や、麻由子の何かを失う事を恐れて自分の気持ちに嘘をつき通している姿や、智彦の不器用で素直になれないけど遠回しに何か訴えかけているような姿が観ていてもどかしく切なく苦しい感じになりました。そんな気持ちの中で流れる宇多田ヒカルさんの「嫉妬されるべき人生」はゾクゾクしますね。
メインとなる三人を演じていた玉森さん吉岡さん染谷さんの一見アンバランスに見える組み合わせが実はとっても絶妙なバランスで、あの世界観に合っていたと思います。
人それぞれ捉え方が違って観る回数によっても捉え方が変わってくる作品だと思います。
東野圭吾作品を観て
映画化!
主題歌とのマッチ
主演が玉森裕太、脇に染谷将太を迎え東野圭吾原作という今作。大々的な宣伝をし役者ありきな作品は避けていた為めっきり邦画から遠ざかっていたが十分見ごたえのある作品だった。まず劇場で鑑賞するであろう主演俳優のファン層を鑑み、色々と易しい物語に改編されていようと半ば諦めのような気持ちを抱きつつ鑑賞したが陰湿さと救われなさが観客に重苦しい読後感をもたらす原作者の本そのままに仕上がっており万人受けなど眼中にない監督、キャスト、スタッフの本気を感じた。壊れていく倫理観にこちらの背筋も冷たくなる。また主題歌が素晴らしい。わあ面白かったなど易々と口に出せない恐ろしさがじわじわと帰路で込み上げる今作は是非映画好きに見ていただきたい。
素晴らしい映画
悪女的な魅惑の麻由子と純粋一途な崇史
始めに東野圭吾さんの作品は殆ど観ていましたので、今回も期待大でした、原作の小説も既読しており、大体の内容を把握して臨みました。
確かに映画化は難しいと言われるだけあって、時系列の描写で混乱する視聴者が出てくることは分かります。しかし、既に原作を読んだ者にとっては、始めから登場人物の気持ちを分かった上での観賞なのでスムーズに入れた気がします。
少し気になったのは、三角関係の描写ですかね。
一目惚れした電車のすれ違いは、淡い初恋のようなトキメキを感じさせますが、その後、麻由子は偶然なのか作為的なのか分かりませんが、実際に崇史と再会してしまうことから(TVCM)悲劇のストーリーが始まります。
ある意味、影の立役者は、麻由子の方ですね。男にとっても色々な意味で怖い女性でした。
この一連のストーリーで思い浮かんだのが、設定などは全く別物ですが、「NEXT」や「トータルリコール」というハリウッド映画です。
記憶の改編と恋人が実はスパイだったというものは以前からも沢山ありますが、東野圭吾さんの初期の作品としては、まるでこのハリウッド映画のような描写イメージで読ませて頂いていました。
また、話題の崇史と麻由子の気持ちが一気に盛り上がるラブシーンは、原作とは違って多少残念です。
『淡々と』崇史が一方的に麻由子をレイプ紛いのように扱うという話でしたから。
映画で、麻由子は始め拒否していたのにすぐさま「待ってました」とばかりに自ら進んで激しいメイクラブをされている(笑)ここで多少別の映画館で観るものかなと焦りました。
この辺りは申し訳ないですが、興ざめポイントですかね。
彼女の恥じらいも初々しさや純潔性も一気に崩れた瞬間です。
小説では無味乾燥なベッドシーンでしたので。
ベッドシーンを激しめに見せて視聴者にアピールする狙いはなんだったのか?
麻由子の隠された情熱的な性格を疑わせます。ここが原作の楚々とした才女で男性経験のないイメージが覆りました。
ただ、演者の吉岡さんや玉森さん、演技派俳優として若手トップクラスの染谷さんの演技が全身全霊で、観ているこちらの心を打ちました。
森監督が見初めただけある主演役者さん達だったと思います。
今度この映画をハリウッドでリメイクされたらもっとスリリングで凄くなるのではないかなと期待してコメントを終えたいと思います。
東野圭吾らしい作品
原作は未読、東野圭吾が好きなので鑑賞。
東野作品のイヤーなところがよく表現できていた。観た後のイヤーな気持ち。イヤミス好きにはたまらないが、東野らしくどこかさわやかさのあるラスト。
染谷くんの演技が本当に良い。モテない理系男性あるあるなしゃべり方、動き、表情。うまい。
主演もジャニタレとは知らずに見たので見終わった後、調べてびっくり。あんなクズな役をジャニタレもやるのね。男二人親友同士のお互いへのコンプレックスや嫉妬、愛憎がとてもうまく描けていた。最近の子は芸達者ね。
吉岡の棒演技も最初白けたけど、この映画の役回り的に大正解でうならせられた。
宇多田ヒカルの楽曲がこの映画の為の書き下ろしでないことにも鑑賞後びっくりした。アルバムの中のこの曲を見つけてきた監督には拍手を送りたい。
映像の撮り方にもトリックがあるとのことで、原作を読んでからもう一度鑑賞したくなった。
何度か観た方が楽しめる映画
原作の小説読んだ上で観に行きました。
基本的に多くを語らず、間を利用し、観た人に感じ方を委ねる映像化の仕方だなと思いました。
原作よりももっと崇史の葛藤や嫉妬といった感情にフォーカスを当てているので、私は正直見ていて辛くなりました。そして多くを語らない分、麻由子や智彦も少し酷い人間に見えました。
でもきっと監督は人間はそんなに綺麗な感情だけでは生きていないということを伝えたかったのではないのかなと。
ラストの展開はこの映画を観た人と意見を交わしていくと面白いのではないのでしょうか。どれがハッピーエンドなのかはバッドエンドなのかは人それぞれだと思います。
キャスティングは正直違和感のある3人だなというのが初めての印象。笑
しかし監督があえて違和感のある3人を選んだとおっしゃってたので想定内だったんですね。
玉森くんは頭が良くて闇があってという役がピッタリですね!本当に自分を追い込んで演じているのが伝わってきたからこそ観ていて辛かったです。
麻由子はある意味ちょっと女の狡い部分があるので吉岡さんのあざとそうな感じがハマっていたり。そして原作で描かれているビジュアル通りです。
染谷くんは言わずもがな。演技派なのでほんとちょっと冴えないけど頭のいいヲタク的な感じに、こういう人いるいる!と頷くほど。笑
3人それぞれの目線で見直すとまた感じ方が違うので何度観ても楽しめる映画です。というか何度か観た方が楽しめる映画ですね。
108分でここまで作り上げられて素晴らしい
迷路でワクワク、愛って身勝手なものなのかな
結末を知った後にもう一度観たくなる映画
なんかもう一回見たくなる
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