アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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三浦春馬さんの笑顔が心に残ります。
三浦春馬さんの追悼作品として観てみました。
この映画を通じて、幸せを感じる瞬間について考えました。
辛いことっていうのは、その瞬間に嫌だとか辛いとか瞬時に感じる気がします。
でも幸せっていうのは、その時は分からなくても後からじわじわと「あぁ、あの時のあの瞬間は幸せだったんだ」と悟るものなのではないでしょうか。
初めはわからなかったことでも、10年の時を経て改めて実感する幸せこそ本当の幸せなのかもしれませんね。
この映画に出てくる人たちも、そんな小さな幸せにたくさん救われている気がしました。
生きていれば、良いことも悪いことも、いろんなことがたくさんあります。
だからこそ、そんな中で幸せを見つけるってとても大事だと思うのです。
些細な幸せって実は、生きているとあちらこちらにたくさん落ちている気がします。
三浦春馬さんも、もっと小さな幸せにたくさん気づけていれば、死を選択することはなかったんじゃないか…。
そんな気持ちが沸々と湧いてきました。
彼はもうこの世にいませんが、この映画の彼の笑顔で、たくさんの人を幸せにしてくれているはず!
三浦さんの笑顔が画面に映るたびに、幸せな気持ちにと切ない気持ちが同時に押し寄せる、なんとも深い映画鑑賞となりました。
三浦さんが、天国でたくさんの幸せを見つけているといいな。
ウィンストン小野、ガム君
え、弟がこれ?
ここで泣けてくるんだから、もうどこでも泣ける。
いろんな話が出てきて、胸が詰まる感じでした。
ガム君、高校生以外の役、初めて見たかも。
しかしまあ、多部未華子さんを何故出番少ない?笑
こういうほのぼのした映画も大好物。
なんだか、不思議と人との出会いを思い出したくなるお話でした。
冷蔵庫にスイカがあるのを思い出しました。
脚本がよくできてると思う素敵な映画です。
いい作品
伊坂幸太郎の原作を基にして作られた本。
実際の小説だと短編集のようになっているけど、映画でそれが上手く繋げられていました。
ボクサーから始まりボクサーで終わる。
出会い方よりも出会ってからこの人で良かったなと思える事の方が幸せ。
自分ももう少し色んな人達と出会ってきて今そう思えているかなと考えてみたい。
それで少しでも良かったなと思えたら幸せなのかもしれないな。
散らばったピースの回収に時間が掛かる
伊坂幸太郎の小説って、確かにたくさんのピースが散らばってて、終盤にそのピースが埋まっていく面白さがあるんやけど…
その蒔いたピースの回収が遅すぎな気がする。
9割ぐらい状況説明のSFみたいな…。
多部未華子が可愛すぎます…
まず多部未華子が可愛いです!笑
それで、人それぞれ出会いに関しては運やタイミングや、幸不幸あります。でも自分が生きてきたこれまでの経験は全て繋がっているんだと思わされました。その繋がりを大事にしていきたいと思った映画でした。
ただのロマンス映画ではない‼️
ニッチな様でごく当たり前の様な
日常を美しく尊きものとして描いた、
とても素敵な映画でした✨
涙もろい自分は要所要所で涙…😭
作中の伏線回収や
命題がこれまた美しい…🌙
物語にグッと入り込んで、
何故、この題名なのか…と考えると
ロマンチックすぎてそれだけで涙…
とても美しい作品✨
Amazon primeのお薦めから見ました
安定の “三浦春馬さん多部未華子さんコンビの作品なんだ。” と思って見ていたら、登場人物多数 & いきなり10年後に跳んだりと、お二人のほのぼの恋愛系では無かった。
(まぁ、マッタリ系に変わりは無いですが。)
でも、バス停で多部未華子さんを見送るときの三浦春馬さんの笑顔、 まさしく
[ 小さな夜の曲 セレナーデ ] って感じで素敵でした。
あれからもう一年ですが、やっぱり残念です。
本当の面白さは後からじわじわ来るもの
幸せは後から振り返って気づくものと同じように。
そんな日常のささやかな幸せのかたちを、身近にいそうな人たちの群像劇で丁寧に描いた作品。
なので絵に描いたようなドラマチックな展開があるわけではない。(ボクサーの話は除き)世界のどこにでもあるようなエピソードばかりだ。ただそれが時間を超えてつながってきて気持ちいい。
主人公のふたりの恋愛期間を潔く飛ばして、こういう伏線回収の構成も珍しい。
今泉力哉監督っぽくないBGMを多用したポップな演出。でもそれがリズム良く心地いい。
タイトルの意味・生まれた経緯
日曜邦画劇場を録画してみました。
軽部真一さんが最後解説しておりました。
(以下そのままの言語)
タイトル『アイネクライネナハトムジーク』
伊坂幸太郎監督 原作のタイトルと同じ
ドイツ語で直訳すると 『小さな夜の音楽』
モーツァルト作曲 セレナード第13番ト長調
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
今泉監督は、この曲はいっさい使わず、
斉藤和義さんの『小さな夜』を使用
伊坂幸太郎さんは、斉藤和義さんの大ファン
それを知った斉藤和義さんが
伊坂さんに作詞をオファー
しかし伊坂さんは、小説ならと短編小説を書き下ろす。
するとそれを読んだ斉藤さんが歌を作って
今度はこの曲に色厚され 伊坂さんが短編を執筆する…
そういったやり取りから いくつもの小さな物語
が連なって生まれて短編集に
アイネクライネナハトムジークに結実した。
という事である 連なって不思議な出会い繋がりで結ばれた世界。
【感想】
タイトルの経緯など改めて聞くと とても良い作品だと改めて思いました。そして、たんたんと話の中に自然に溶け込めて 路上で歌ってる『小さな夜』も本当に作品と相まって 最後もスッキリと心地よい物語で終わっていくので 良かった〜。原田泰造さんも演技が上手だなぁと改めて思いましたし、三浦春馬くんも 不甲斐ない役プロポーズの時とか女からすると 何なのさ!ハッキリと明るく言わなきゃ!とむず痒い表現
本当に素晴らしい俳優さん 見れないと思うと本当に
惜しまれます。泣けてきます。
友達におすすめしたい映画でした。
幸せの連鎖
原作は未読です。
出てくるのはみんな普通の人達で日常的な風景なのですが、その中に小さな幸せや奇跡を感じました。
ヘビー級の試合を観て明日も頑張ろうと思えたり、同じ歌を同じようにいいなと思って一緒に聴いてくれる誰かがいたり・・・、何気ない事ですが、それって幸せな事だなと改めて感じます。
人はみんな少しずつ繋がっていて、知らぬ間に支え合ったり背中を押し合ったりして生きている。赤の他人だと思っていても実はどこかで助けられているかもしれない。また、自分の何気ない行動が誰かの背を押しているかもしれない。生きていれば辛い事もあるけど、それを乗り越える姿が誰かの勇気になるのなら・・・見えてないだけで、世の中はそんな嬉しい連鎖で満ちているのかもしれません。
普通に恋愛映画?
正直、そこまで面白くなかったかな。
伊坂幸太郎の小説は以前は好きでよく読んでいました。
が、どんどんエンタメ化してきて、それもまあいいのですが、読まなくなってしまいました。
以前の伊坂幸太郎の小説は、エグい中にいい話がホロホロと滲み出てくる感じが好きで、
さらに、ちょっとしたトリックというか、
時間軸がズレてたりして、最後にあってなるのが
楽しいのに、これはそうゆうのないんですね。
(原作読んでないので、小説の方は分かりませんが)
単なるかわいい恋愛映画だったかなーと、
ちょびっとがっかりです。
返す返すも三浦春馬さんの演技がこれから観られないことが残念でなりません。
全くの予備知識なしで臨んだため「ん?主役は誰?どう展開していくの?」って思いながら観てるといきなり10年後?!最初は面食らいましたがだんだん進むにつれ色々な伏線が回収され観終わったときは納得となんとも言えないほんわかした気持ちになりました。
原作は短編連作なんですね。さすが売れっ子作家、伊坂幸太郎さんのストーリー展開。なかなかこの時間内に収めるのが難しい数々のエピソードを違和感なく散りばめた今泉力哉監督の力量に感動しました。ヘビー級ボクサーの10年間(+弾き語りストリートミュージシャン)に色々な男女が絡んで最後はなんとなくハッピーな雰囲気!なかなかいいですね。
久留米さんちのお父さんも息子さんも同じパターンで美緒ちゃんを救ってあげるくだり、思わず笑っちゃいましたがその直後の告白、ギター弾きのところで再会。いいですね。
また主人公?であろう佐藤(三浦春馬さん)と紗季(多部未華子さん)もこの場所がきっかけでなかなか素晴らしい場面構成です。(こっちが先でしたね!)お二人ともいい空気感を醸し出してましたよね。くたびれた先輩サラリーマンの藤間(原田泰造さん)もここを何気なく通り過ぎてましたよね。でも特筆は今や欠かせない脇役の王者織田(矢本悠馬さん)ちょっとウザいけど泣かせてくれますね。
また彼らが助けてあげた少年の10年後、藤原季節さんが何も語らず多くを語ってくれました。
若いカップルから熟年夫婦まで二人で観てほしい作品です。僕は好きな映画です。
伊坂幸太郎作品の醍醐味がする丁寧な作品、少しだけ出会いを信じられる予感
小中と伊坂幸太郎作品を読んでいた私にとって、今泉力哉監督がどうマジックをかけたのか、気になっていた。この原作は読んだことなかったのだが、伊坂幸太郎の気持ち良い伏線回収が見事に生きていて、最後はボロボロ来てしまった。
この作品のポイントでもある"劇的ではない出会い"。それが、あらゆるところで作用して大きな輪になってゆく。ウィンストン小野をやたら願掛けに使うくせ、自分に置き換えると自信がなくなるような人たちばかりなのに、不思議と胸にじんわりと染みる。10年かけた意味があったのかは分からないが、時間をかけて築かれるもの、崩れていたもの、振り返った時に「良かった」と思えるもの…。今分からなくとも、それが奇跡だったのだと寄りかかれることがなによりの幸せなのかもしれない…。決して考え方が上手いとかではなく、どこかに落ちたものを拾い忘れているのかも、と思わせる暖かさを、ぬくぬく感じられることができた。
キャストも豪華だが、何より良いのはやっぱり三浦春馬。聞いた話をそのまま繰り返して他人に念を送る一方、自分に置き換えられない拙さが、心をヒリヒリとさせる。
他にも今泉監督史上最も豪華なキャストが集っているわけだが、そもそもこの原作は短編小説集である。それでいながら、よくまとまっていているのがスゴい。ストーリーの幹がしっかりとしているので、枝分かれしたエピソードもそれぞれ完結していくので、全く違和感がない。強いて言うなら、それぞれの10年後も見たかったというところくらいか。
今泉力哉監督にしては珍しい、場面のカット数と少ない長回しだったが、個々の内心が透けるように見えて、プラスに写った。この先の人生、少しだけ出会いが奇跡になって見える気がする。
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