アイネクライネナハトムジークのレビュー・感想・評価
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ほっこりする伊坂節ストリー
物語の舞台は仙台。
伊坂幸太郎の原作ではもうおなじみですね。
地元出身としては、映画化でオール仙台ロケしてくれることは、景色を見ているだけでも嬉しくなってしまいます♪今泉監督に感謝!
物語は、様々な境遇の登場人物が送る恋模様、家族愛、成長を描いています。
原作では、次第に彼らの物語が互いに繋がっていたことが分かる流れになっていて、その繋がり具合が小説ならではのさり気なさと物語同士の良い距離感、意外性が好きなのですが、映画化、120分の枠を考えると少々キツキツに詰まった感はありますね。
さり気ない繋がりと、それが最終的に全部つながった時の「スッキリ・嬉しさ・驚き・なるほど感」が薄まってしまい、原作の魅力は少し削れてしまっているのではと感じましたが、それでも上手く1本の映画としてまとまっていたと思います。
全体のストーリーをまとめるうえで、三浦春馬の演技がよかったですね。
良い意味で普通の人を演じていて、けれど、とても自然な笑顔と間の取り方が素敵でした!
全体を通して、良い映画みたなぁと思える映画です。
映画にどう出会うかではなく、見終わって
「観てよかったわぁ~。選んだ自分、よくやった」って思える映画だと思いますw
原作読んでます。
伊坂幸太郎のあの話を
どういうお話しにするんだろうな?と
気になって観に行きましたー
多部ちゃん好きやし…
伊坂作品はやっぱり
小説だからこそというか
活字だからこそ
あーこの子
あーそういうことか!って
なるところが多いので
アヒルと鴨とかね
基本的には頑張ったなーって
いう感想です。
まあ言いたいことは色々あります。
あの話に合わせるために
10年という年の流れが必要だったのは
わかるけど…
その為に色々詰め込んだ感ありすぎで
色々薄まったなーって
とりあえず
三浦春馬と多部未華子に
10年経った感があまりにもない…
そこに尽きる気がするなー
あの2人を主人公にするなら
もっとあの2人の暮らしに時間を
割かないとなんで別れて
またくっつくカタルシスがあまりにも
なんでなん?
ただのマリッジブルー?
10年付き合って?
思い切ってボクサーの
再戦を5年後とかにして
こども達の話を無くしてよかったの
では〜とか思っちゃいました。
でも
皆さん小説版で
色々好きなところがあると思いますが…
トイストーリーのくだりと
免許の更新の話
好きだったので…
なくなったの寂しかったです。
トイストーリーのほうは
大人の事情なのかなー
あそこで車止めて走り出せる奴は
とっくに出会ってる気がするなー
なーんて思いました。
多部ちゃんもうちょい見たかったー
感慨深すぎます
感慨深いにも程がある作品。
10年くらい前に、伊坂幸太郎や伊坂原作の実写映画にハマり始めて、その時に斉藤和義×伊坂幸太郎の縁や相性などを知り、斉藤和義も大好きになった。その時期に聴いてた「ベリーベリーストロング〜アイネクライネ〜」という斉藤和義の歌。斉藤和義が伊坂幸太郎に"出会い"をテーマに歌の作詞を依頼し、小説ならば書けるぜと斉藤和義ファンの伊坂が執筆した「アイネクライネ」、それを元に斉藤和義が作った歌が「ベリーベリーストロング」…そもそも伊坂が脱サラして物書きに転職するきっかけとなったのが斉藤和義の歌…。縁に縁が重なり深い絆が出来て、今回伊坂幸太郎が撮って欲しいとオファーした今泉力哉監督によって映画化された「アイネクライネナハトムジーク」泣。(映画化にあたり私も伊坂幸太郎も大好きないくえみ綾に漫画化してもらえたのもこの上ない幸福だと思う泣)
あの「ベリーベリーストロング」という楽曲内に出てきた登場人物たちやその人物とどこかで繋がるキャラクター達が動いて実際に体現してるだけで本気でジーンとした。鑑賞後、ベリーベリーストロングを聴いたら三浦春馬や多部未華子や原田泰造を思い出してしまうようになった。多分みんなそうなんだろうな。
内容は"出会い"や"それからどうなったか"を色々な人達を映しながら綺麗事だけでなく現実問題も含め描いている人間ドラマであり恋愛群像劇。良き伏線回収あり、この人とこの人がここで繋がってるありの…伊坂節炸裂のストーリー。一人一人のエピソード良し。私は特に「織田家」や「織田娘と久留米君」のエピソードめちゃ好きやなーと思った。キャラクターの演技力には経験値などもあり多少ばらつきがありながらも配役も良かった。萩原利久君と垣松祐里良かった。また是非伊坂作品の実写でお互いの相手役として出演して欲しい。あの2人は最近ほんときらきらしてるし演技も声もとても良いね…。三浦春馬と多部ちゃんも、幾度となく相手役で共演してて、そろそろ結婚して良いんじゃない笑。元彼も結婚したことやし…(と少女漫画脳の私は即座に思ってしまった)
今回の斉藤和義主題歌の、「小さな夜」も最高だった。映画本編で泣かせて、エンディングで泣かせて…劇場を後にするときには幸せな気持ちをほんのり心に残して出れる。そんな作品でした。
伊坂的ラブ・ストーリー
原作は、大好きな伊坂作品、新刊発売時に既読。伊坂作品にしては珍しい愛をテーマにしています。配役も三浦春馬と多部未華子の好感度高い2人が主人公ということで、楽しみにしていました。
本来、6つの短編からなる、全く違うストーリーの中に、チラチラと関わりのある人が登場して、最後の章で、それぞれのストーリーが見事に1つに繋がりをみせる連作。
そこを、どう映像化するのかと思いましたが、早々繋がりも明らかになり、それ程の盛り上がりも無く、穏やかなままのストーリー展開だったのは残念だった。
恋愛に不器用で優柔不断な、佐藤。
佐藤と10年もつきあい、結婚に戸惑う紗季。
ボクシング元ヘビー級チャンピオン、小野。
妻と子供に逃げられた、藤間。
佐藤の同級生で結婚した由美と織田…。
そして、その子供達…。
それぞれの日常生活における、相手を思うアルアルが、淡々と描かれる中、「君の横にいる人は、あの時、出会えてよかった…と思える人ですか?」という言葉が、とても重みのあるテーマとなって、私達に問いかけてきます。
映画スケールとしては、少し物足りない感じはしますから、大切な人とホームビデオでご覧になることをお薦めします。
人生のリレー
群像劇だけど上手くまとまっていて面白い映画❗
映画自体は120分退屈することもなく面白かった。 多部未華子の出演...
テーマは胸に響く
伊坂幸太郎の連作短編集の映画化です。リサーチ会社で働く佐藤、その先輩で奥さんに逃げられた藤間、アンケートに答えてくれた紗季、不釣り合いな夫婦の一馬と由美、美容師の美奈子、世界ヘビー級チャンピオンの小野などの出会いが描かれています。原作は様々なエピソードが関連していく伊坂幸太郎らしい構成ですが、比較的原作に忠実に映画化されていて、「劇的な出会いより、出会ったのがその人で良かったと思えることが重要」というテーマは胸に響きました。ただ、後半の10年後になってからのテンポが悪くて冗長に感じられたのが少し残念でした。
出会いの奇跡が愛を育む、じんわりと素敵な映画
ある種謎解き
原作未読でしたが、その後購入して読みました。とても面白かったです。
ただ映画はあんまりでした。
登場人物全員が主役でいいんじゃないかなぐらいのバランスの悪さ。多部ちゃんの出演シーンが本当に少ない。三浦春馬さんと多部ちゃんの恋愛模様を全面的に描くのかなと思っていましたが、そうではなかったのですね。
何個か疑問に思ったものがあるので上げていきます
その1
なんでボクシングに勝って気持ちを伝えるというシーンがあそこまで進行しているの?
そんなにトントン拍子で話が進んでいくのか?と疑問に思っていましたが学の正体が分かんないがために、ストーリーが理解できていませんでした。後から冷静に考えて分かりました。
その2
10年飛んだのはなぜ?
いきなりの場面転換で10年飛ばされたら頭の中パニックになりました。
小説ならなんとかなるストーリーが映画では上手に展開に持っていけない。全登場人物が物語の軸に関係があるのか、それともないのか、それらをはっきりしていただかないと世界には入り込めないです。
納得の出来ない作品でした。
今泉監督の作品はたくさん観ていますが、オリジナルの作品の方が光るのではないかなと思いました。
「シャンプー」
3日間、連続して映画館に通って観た3編の映画作品。
この作品を最後に観て、やっと映画らしい映画をみれたような気がしました。
オール仙台ロケということで、地元民としては映像だけでも楽しかったです。ほとんど近所(嬉)
駐輪場のシーンも、高校生の頃よくやられたなぁ、これ(笑)と、とても懐かしい感じでした。
印象的なシーンは、「シャンプー」と書かれた紗季の手を見て、佐藤が何とも言えない表情で笑うところ。
この佐藤の「運命の人、見つけてしまったかも」感が凄く良かった(笑)
このシーン、男性視点ならでは。
女性の作り手さんには、なかなか思い付かない画かもしれません。
あとは、佐藤と紗季の10年間が描かれていなくて残念だなぁと初見では思いましたが、なんとなんと、後半にその長い歳月がお芝居(表情)と演出で見事に描かれており、出来事や台詞では表せない2人だけの時間を少しだけ覗き見して自分も共有したような、不思議な感覚が印象的でした。
この作品で今泉監督の作品がもっと観たくなりました。それくらい、本当に素敵な世界観でした。
この映画を観て「普通でつまらない」と言った人がいたけど、心の中で(悪い意味ではなく)この人はなんて恵まれた順風満帆な人生を送っているのだろうかと思った。
この「普通」が、なかなか手に入らない「幸せ」だと、私は思います。
伊坂作品は読んだことがなかったので、これを機に読了してみよう。
余談。
仙台駅前のペデストリアンデッキで、佐藤(三浦春馬)が街頭アンケートをしていたら、わたしは確実に立ち止まると思う。
「小さな夜」 斉藤和義
多部ちゃん目当てで見に行ったら、、
(出番少なっ)
映画めっちゃ良かった!みんな良かった!
試合のシーン…ベタやけど泣いてまう!
サンドイッチマン…あっ
それぞれなんかつながってるんやね。
泰造だけ…さみしいな…
積み重ね…気をつけよっと…
PV観よっと。
平和ですなぁ、
「ある小さな夜の曲」って意味なんですね
恋愛映画だけど、甘ったるくない。リアリティがある。また、グッとくるセリフが多い。
ある小さな夜の曲。
無知なので「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」と聞くと、米津玄師?って思ったら。モーツァルトなんですね。聞いたら誰でも知っている曲でした汗。
まさに「ある小さな夜の話」という感じです。
さらに無知なので、原作知りませんでしたが、原作も6つの短編が複雑に繋がった作品のようです。こちらも納得。
主役のふたりの世代。20歳から30歳の恋愛だけではなく、高校生と中年までの恋愛が描かれています。
よくある恋愛映画のように、夢のようなストーリーではなく、とても人間くさいリアルな話でとても良かった。
「顔」だけは、リアリティありません(美男美女揃い)が。
冒頭は、普通の話過ぎて、ん?と思ってしまいましたが、後半は色々な伏線が回収されていく、ミステリーみたいな要素もあってとても気持ちがよかった。
バラバラのショートストーリーのような色々な恋愛がありつつ、それぞれが絶妙に絡んでいるのも良かった。
女性や20歳〜30歳の方はもちろんですが、男性や年配でもグッとくる恋愛映画だと思います。
また小説読むよ。
とても感動しました!
とても楽しめました
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