PSYCHO-PASS サイコパス Sinners of the System Case.1「罪と罰」のレビュー・感想・評価
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この世界観で正義を説かれても
この世界での正義って何なのだろう?潜在犯はぶっ殺せる世界で、潜在犯を使った原発労働の是非を言われても..しかもドミネーターの判断のみが正義と言われても、その判断を行っているのが元犯罪者の集合意識となるとそれって正義なのか??
落ちが現実的すぎ
絵はきれいだし、短い割には見応えがあり、楽しめる内容。ただ、落ちが高濃度放射性廃棄物って。近未来の世界だから、もっと別の何かがあると期待したのですが。経産省もどきの役所だし。原発必要論者の代弁かと思ってしまった。
考察厨向けかもしれない
霜月監視官の成長に全私が涙しました。
もともとcase2が本命でこちらはあまり期待せずに観に行ったのですが、設定の作り込みが結構あるなと感じました。
私は舞台となる地域について偶然予備知識があったため、ここで何が起こっているのかなどを推測しながら見ることができたのですが、そうでない人にとっては設定が1時間に詰め込まれすぎていて何がなんだかわからないうちに終わってしまったかも知れません。
考察厨なので、かねてから潜在犯の人権について考えていたり、こういう労働があるのだろうかと考えていたので、それが物語の中に書かれて結構嬉しいです。霜月監視官の最後のセリフも結構好きですし、宜野座さんの心境や、雛河君の成長、六合塚執行官の立ち位置について妄想したりして、個人的には大満足でした。
ただ、少々内容が不親切かもしれないと考えたので、星を1つ減らしました。
新しさがない
短い割に良くまとまっていて、最後まで飽きさせないストーリーでした。
最初から胡散臭プンプンのサンクチュアリが、適切に処理されなかった核廃棄物を潜在犯を使って処理する秘密裏の施設というのは、非常にわかりやすい流れでした。
しかし、あまりにも最初からサンクチュアリ職員が悪だ!という感じが出ていたせいか、物語が進行しても驚きが全くなく「まあそうだよね〜」という感想でした。
そして、PSYCHO-PASSの核心であるシビュラシステムがこの映画では空気だったことも、良くありませんでした。
地上波アニメでは、シビュラシステムとは何なのか、集団的サイコパス、シビュラシステムの輸出と世界設定をうまく使ったストーリーだったのですが、今回の映画にはそれがありませんでした。
映画短めでしたし3部作になってますし、正直地上波放送ワンクールでやってほしいクオリティです。
そんな中、一番の見所はぎのざですね。
すっかりカドが取れて、みんなを導くメンターとして活躍している様がホッコリできます。
「正義の味方」
テレビ回も含めて、今作が一番の質の劣る作品かと思う。息の長いシリーズなのでそれなりのハードルは上がってしまうのは仕方が無く、どうしても期待のインフレ値が高騰しまいがちになるところを、それでも制作陣の不断の努力が真価を上げているのだが、今作は色々な政治的問題や、人材不足による、根本の制作能力の劣化が絡んでいるのだろうかと、勝手に邪推をしてしまう程である。
まずは1時間という尺の短さ故、作品のプロットやテーマの仰々しさとのミスマッチを思わざるを得ない。ドストエフスキーの名著を持ってきたとしても、そことストーリーの関連性が薄い。時代設定を今の約100年後という体なので、青森六ヶ所村の最終処分場問題をテーマとして、その労務を犯罪計数の高い人間にさせるという非人道的方法を主人公達が曝くプロットは、1時間では充分伝えられないのではなかろうか。だから場面転換や進行に無理が生じ、ご都合主義が随所に散見されてしまう。この作品を初めて観た観客には勿論不親切だから、細かい説明もない。多分、ファンだけに特化したターゲット作りをしているので、まぁ、それも思い切った事ではあるが、そのファンもどれだけ今作を評価しているのか、疑問が残る。
集団思考等の突飛なキーワードや、急な展開、伏線の少なさといった、本来のシリーズならばもっと緻密だった作りが殆ど蔑ろにされてしまっている点も目立ってしまった。
それにも増して、元監視官、現執行官の宜野座の殆どロボットじゃないかとコミカルとも思えるタフネス振りに失笑を禁じ得ない。
もう少しキャラ設定がセンシティヴだった筈じゃなかったのではないだろうか。
これから続く、Case.2 3とこんな感じで進むのだろうか?折角3つの分けたのだから繋がるような展開が良かったのではと思ったのは自分だけだろうか・・・
霜月美佳の立場を示す話として完璧な映画
霜月美佳という一個人の描き方がとにかく素晴らしかったという話。
あくまでもシビュラシステムの側から人間の綻びに手を差し伸べる話だったと、自分はそう受け取りました。
完璧でなくてはならないシビュラシステムを脅かした罪人に対して霜月美佳が罰を下す、そう、「罪と罰」です。
常守朱とはどうしようもなく対の位置から秩序を模索する霜月美佳。最後に宜野座がこぼした「お前たち2人の執行官でよかった」も、双方の立場を経験した者の言葉として特別な味わいが伴って聞こえました。
「罪と罰」、本当に良かった。
不自然な「成長」
(霜月美佳のキャラクターに対する違和感について書いていますが、小説やドラマCDなどは全て把握しきれてないため、そのようなスピンオフ作品でここに繋がる霜月の心情の変化が描かれているものがもしあればごめんなさい&教えてくださると助かります)
今回のメインの一人である霜月美佳というキャラクターを理解するのに相当時間がかかりました。
今作の霜月はどこか「かわいい」と思わせるような描かれ方をしているところがあり、かつ自分の行動に迷いがなくて潔い、どこか「さわやかな」キャラクターに成り代わっていました。2のラストにおいてシビュラを盲信することで罪から目を背け自己を保とうとしていた霜月がどうしてここまで生き生きと振る舞うことができるまでに「成長」したんでしょうか?
鑑賞直後はその過程がまったくわからず混乱でしかありませんでした。正直「成長した」という結果だけ見せられても何も感じません。そもそも2で常守の祖母の情報を漏らした、という「罪」に対して結局どのような姿勢をとったのか?「罪と罰」というサブタイトルなのにも関わらずそもそも霜月美佳が自身の罪と向き合いもしないで罰も受けずただ良い感じのキャラクターになっているのは何なんだという疑問…。
しかしながら鑑賞後、彼女についてのバックグラウンド、及びTVアニメの内容をもう一度整理し、辻褄が合うようにここまでの過程を自力で想像することで、なんとか納得がいきました。もし2もしくは劇場版~今作までに霜月が自らの罪と向き合っていたらどうなっていただろうか、もしそうだとするならばそのきっかけはどんなものがあり得るだろうか…など。受動的なコンテンツが溢れ、それで満足しがちな今の時代、かなり考えさせられるものだったので新鮮でした。想像力が試されます。乱暴な解釈ですが、霜月美佳の「罪と罰」について考えさせられるように作られているがゆえのサブタイトルなのではないかと疑うくらいです(笑)Case2はどのような切り口で来るのか楽しみです。
霜月さんと宜野座さんが活躍する程度。 ストーリーとしては工夫も無く...
霜月さんと宜野座さんが活躍する程度。
ストーリーとしては工夫も無く面白いとは言い難い。
キャラファン向け映画でした。
PSYCHO-PASS(1期)ファンです。 ロージャとよばれるロジ...
PSYCHO-PASS(1期)ファンです。
ロージャとよばれるロジオンに対して宜野座さんが『ロージャ、罪と罰か』と言うのが最高にダサかったです。
1期のように文学的素養を入れたかったのだと思いますが、映画のタイトルになっているのでわざわざキャラクターに言わせなくてもロジオンやロージャと言われた時点で視聴者は勝手に(なるほど。罪と罰)と思ってニヤリとします。
槙島と狡噛だったらこんなに直接的ことは言わなかっただろうなぁ……。
宜野座さんはどんなに鍛えていても左腕以外は生身なのでリアリティがない。
霜月監視官が「美佳ちゃん」と全員から呼ばれていることにもビックリ。
ストーリーは空っぽ。アンパンマンですね。
正義感で悪い人をやっつける。でも必要悪だから根絶やしにはしない。
エリミネーターで人を破裂させないとPSYCHO-PASSとは言えないと言わんばかりの演出もうんざり。
PSYCHO-PASSという作品の代名詞を「グロいアニメ」にしたいんですか?
ドミネーターが電波がなくて使えなくなるのもこう毎回だといい加減ダサい。
宜野座が好きなら見るべき
今までのPAYCHO-PASS作品(映像化)は目を通しています。
今回のエピソードは60分という尺ということもあってか展開がスピーディーで分かりやすくまとまっています。
内容に関しては「宜野座がカッコいい」としかいいようないです。
他に言うなら「黒幕はシビュラか~だろうなぁ~」って感じです。
全てのPSYCHO-PASS作品がシビュラシステムの暗躍(?)っていう結末が多いのでしょうがないとは思います。
しかしながら結末が予見できてしまうため初見時の高揚が作品を追うごとに薄れて行くのは事実だと思います。加えて、アクションも劇場版と比べてしまうとちょっと……っていうのが正直な感想です。
今後は強いアクションと人間ドラマを期待したいです。
映画作るの下手くそなのでしょうか……?
前回の劇場版が『狡噛○○へ行くの巻』のような番外編だったので、今回は本筋の話を期待して楽しみにしていました。が、
「何でこんなに映画作るの下手くそなの?」
開始10分くらいで、「あれ?これつまんないパターンかも……」と感じさせる雰囲気で嫌な予感。とにかく一本調子というか、間が一切なくて、ずーっとダイジェストを見せられている感じ。60分の作品なだけに「ただ時間ないだけじゃん」と思うほど淡々と進んでいくので、感情移入が全くできない。時間ないならなぜ無理矢理60分にしたんだろうか……。
ストーリーは60分の話としても薄っぺらすぎました。1000回見たことあるような焼き直しな話で、物凄く単純な『正義vs悪』これサイコパス?と思うほど激浅い。超簡単に言うと表向きはいいことをしている風組織が、案の定裏では「このゴミ共、ガーハッハッハ」と超わかりやすい悪役ばかりで萎えます。(こんな単純な人間現実にはいません。)
昨日考えたような話と、昨日考えたような敵キャラ。特にあの激弱なじいさんと渡辺なおみは一体何なんだ?「やられるためにこの世に産まれてきたのか?」ととてもイラつきます。
この出来で2,3とやるのはつらすぎると思います。おそらく1時間の作品を3つ量産するつもりでしょうが、時間が短い作品でも鑑賞料金は同じです。短いのでストーリーが薄いし、時間がないので淡々と進行していくため感情移入できない、そして通常料金を取られるという負の連鎖です。
アニメ本編は勿論最高であるし、今回のはサイコパスではない。どんなに絵が綺麗でも、中身が皆無であればそれは全く意味がありません。これは優秀なアニメーターの無駄使いですし、この労力でもっと良質なアニメを作った方がいい。非常にもったいないです。。
サプライズは無いけど、またあのPSYCHO-PASSの世界が楽しめ...
サプライズは無いけど、またあのPSYCHO-PASSの世界が楽しめた。
case2、case3が楽しみ。
最高!!
最初60分でしっかり話がおさまるのかなと思ってたけどしっかりおさまっていてよかった
アニメの時の霜月が苦手だったんですけど今回の映画で角が取れて親しみやすくなってたしガッツポーズとかしていて可愛かったですあと宜野座さんを大画面で見れて大満足です( * ॑꒳ ॑* )あとアクションシーンとかもかっこよかったです!多少短かった分「ここの部分どうなったんだろう…?」ってなった所もあったけどよかったです!!
こういうレビュー初めてなので文がまとまってない部分もありますたが失礼しました
概ね満足!
60分の尺を考えれば変に間延びせず、上手く収まっていたように思います。また演出やアクションシーンも見応えがあり総じて満足!
少し残念な点としては、展開が途中で読めてしまったこと。
地下・核廃棄物・パワードスーツが出てくると、どうしても攻殻機動隊がちらつきました。(多少のオマージュだったのかなと)
今回の主役である霜月と宜野座についてもポイントで触れておくと
霜月は、事件を任せてもらって張り切るところや、ガッツポーズをしたりと大分角が取れた様子でした。TVの頃に比べると、親しみやすくなっています。
宜野座の子供と対話する場面と「爺臭かったかな」と話すところは、父である征陸を彷彿とさせられ、グッと来たシーンでした。
今作はこれまでのシビュラシステムを軸としたストーリーから少し逸れて、人物にスポットを当てています。
それを踏まえると、二人の成長を描いた作品ということが伝わってきました。
サイドストーリーとして楽しむのがこの三部作だと思います。正直、PSYCHO PASSを3ヶ月連続で見れること自体が嬉しいですね。
久しぶりに PSYCHO-PASS の世界を味わえた。
映画版のような複雑なシナリオではなく、テレビ版の一話分相当の規模感。でも、PSYCHO-PASS 好きなら、納得の内容だと思われる。過度な期待を持つと、がっかりするかもしれないので、テレビ版の続編を見るイメージで見ることをお薦めします。エンドロールの後に、次回予告があると、嬉しかったが、特に何もなかった(涙) 次回は、デコンポーザー級の敵が出ることを期待したい。個人的に雑賀先生も出てほしいすね。
大画面で動くギノさんを見たい人意外にはオススメできない
4DXで視聴、とりあえず4DXで見る意味はありませんでした。
予告でやってたアポロ計画の話の時に臨場感があってよかったぐらいでしょうか。
映画の内容はひどいものでした。
自分はPSYCHO-PASSが結構好きで楽しみにしていただけに残念でなりません。
いままでのPSYCHO-PASSで培ってきた世界観との大小さまざまな矛盾やキャラの性格改変、よくこれでOK出したなと心配になります。
以下ネタバレ多く含みます
わかりやすくおかしいのは霜月監視官でしたね。
主人公の常守とは別視点からシヴィラシステムにかかわるわりと重要な役柄の彼女がこの映画では常守の劣化コピーになってしまいました。
監視官である自分が危険な所に向かうだとか、潜在犯(おばさん)に同情的な反応を見せるだとか。
シヴィラを殴るとかwまずありえない行動をとっていましたからね。
これわざわざ霜月にやらせる事か?これなら常守でええやんけってなります。それまでの霜月のスタンスから事件と向き合って解決する事を期待していた自分としては拍子抜けもいいとこです。
それ以外にも今回の事件の黒幕もシヴィラシステムなんですが。
この黒幕わざわざ局長に会いに来るんです。
おまえシヴィラ脳内会議はどうしたんだよ!
やらせていた事もわざわざ潜在犯使ってやる事か?ドローンでいいじゃん、と思いました。
あとは序盤の車が突っ込んでくる時とギノがパワーアーマーと対峙したときに何でデコンポーザーを使わないんだろうと
序盤の車のときは事件の導入だから消し飛ばされたら困るという製作者側の意図が、ギノさんのときは終盤の見せ場確保の為という製作者の意図が透けて見えるようでした。
パワーアーマーと対峙して(ドミネーターを持っているのに!!)スタンバトンを構えるギノさんは正直滑稽でした。
あとギノさん超人化しすぎじゃないです?パワーアーマーがヘリを押し出すぐらいの力で押し付けてるのに死なないとか、すごい高い所から落ちたのに義手でスピードを緩めて着地の瞬間地面を義手で殴ったから義手が壊れただけでセーフとかいつ超人血清うちこまれたんです?
まだまだ細かい突っ込みどころはありますが以上のような事が気になる自分のような人間にはこの映画は向きません。
次の映画は脚本化が違うようなのでわずかな期待をこめて見に行くつもりですが、次回も期待を裏切られたらたぶん三つ目は見ないとおもいます。
いつものサイコパス的な展開でグッド
テレビで見てたのと同じ感じの曲と展開でした。
シビュラシステムも融通きかない感じで、悪い奴に対して対象外とか。テレビで慣れたので「よくあるよくある」
最後のほうでリーサルエリミネーター発動したときの達成感。でも敵は破裂しちゃうから、毎回思うのが、「生け捕りしなきゃ証拠能力も消えちゃうってば」
追記2019.2.2
集団心理マインドコントロールについて。
小六の時、ディベートの授業で対立した相手がいた。転校してきた人で、前の学校でいじめにあったらしい。おばさん先生は仲が良かったようだ。
その人が授業を、ボイコットして帰る宣言して帰った。
受験を終えていた僕は、僕も帰ると廊下に出た。
先生がいった「僕くんは帰っては駄目よ。みんな連れ戻していらっしゃい」
くらすめいとがぞろぞろ来て腕や足をつかんで引きずり戻してきた。僕は泣いた。
先生がクラスを掌握し誘導していた。
今回の映画で昔のことが理解できた。
先生は集団心理マインドコントロールで問題をぱっと見で極小化したかったのだ。
個々人で考えることや個別の価値観を尊重することが波風を立てるとして排除の対象だったんだ。
その前の夏に卒業アルバム写真の時、にらんだら、先生は「笑わなければ写真は撮りません」と言った。僕は作り笑いで「にー」と顔をくしゃくしゃにた。先生は「やれば出来るじゃない」と言った。
アルバムの写真は、中庭の花や植物を、背景に、カワイイ愛玩動物みたいな感じで、笑っている写真になった。
同窓生はみんなそれを見てるから、昔に問題があったことをけろりと忘れている。
先生はよく言っていた「良い思い出にしましょう」
正直、へどが出る。
僕の小六の思い出は先生によって隠蔽された。
僕は今でも怨んでいる。でも何かするつもりは無い。
ただ我が子や親戚が同じ目に遭うとき、思い出話はするつもり。
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