映画刀剣乱舞のレビュー・感想・評価
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東宝作品だが東映テイスト
信長秀吉の時代をベースにしながら、スーパー戦隊や仮面ライダーシリーズの様式美を取り込んだような作品でした。
原作ゲームはやったことなく。
舞台のことも、紅白歌合戦で知った程度。
アニメ版は映画で総集編観て「?」の嵐でしたが。
そんな私でも、本作はわかりやすく、また楽しめました。
特に、刀剣男子たちがタイムスリップして、歴史修正を企む軍勢と戦う部分が、他媒体にて刀剣乱舞に接点のなかった私のような人間にはとっつきやすく。
逆に、作品中の現代(2200年代?)で、ほかの刀剣男子たちとの繋がりや、刀を人間化する能力者との絆のくだりは、理解しにくくなってしまっていたように思う。
そこを、蛇足感と感じる人もいるだろうなぁと。
ただ、そこをやらないと、物語が成立しないので難しいところ。
本作の根本的問題は、「この世界において歴史改変が人類にとってどんな意味をもち、歴史遡行軍のメリットや目的が何なのか」が全く見えないところなんですが、(原作ゲームでもふわっとしていて明確な設定がないのか)見せられない代わりに、あのラストシーンあたりまでのエピローグがあるんだろうなぁ、と。
最高でした
炎上しやすい2次元からの実写化というジャンルでしたが、元々2.5の舞台で起用していたキャストさんをそのまま使った、という点で今若手の人気俳優などを起用するより原作ファンにとっては良かったと思います。元々刀剣乱舞という世界観を使っての舞台に立っている方々だったので一人一人の個性や立ち回り、動きをよく分かっていて再現度が高かったです。
今回は三日月宗近というキャラを掘り下げて描写して、他のキャラとの関係性などをあまり掘り下げなかったことで短い時間の中で綺麗にまとめることが出来たと思います。真実を知っていても誰にも言えずに1人で解決しようとする参謀ポジションの三日月と三日月に不信感を抱きつつも最後には三日月の思惑を知り、三日月に対して三日月も自分たちの本丸だ、と救いに行く所は鳥肌モノでした。
今回、今まで他のアニメや舞台などで描かれる事のなかった「織田の刀」としての薬研藤四郎が描かれていることも印象的でした。「粟田口」としての薬研藤四郎はアニメ花丸で描かれていましたが、織田としてはなかったので斬新でした。
その他にもゲーム中やアニメで「あの男」呼ばわりしている織田信長に対して敬意を表す長谷部。織田信長、森蘭丸を引きずらずに本丸の主の刀として成長した不動行光。顕現したばかりにも関わらず自分の戦う意味を劇中で見出した骨喰藤四郎。出番は少ないものの、三日月の思惑を知り本丸を支え、年長者としての威厳を見せる鶯丸。長谷部とのアニメやゲームと違った関係性を見せる、頼れるイケおじの風格の日本号……などと魅力で溢れている作品でした。
殺陣のシーンも地形や場所で刀の強さの変化があることや、キャラによって戦い方が違うこともよく表現されていると思いました。
1回目なのでストーリーを追うことで必死だった部分もあったので2回目で落ち着いて見ればもっと深くこの作品にハマることが出来るだろうと思いました。1回目より2回目、2回目より3回目……と見れば見るほど面白くなる作品だという感想を見たのでまた日曜日に劇場に足を運ぼうかと思います。
ただ、欠点を上げるとしたら上映映画館が少ないことです。私の最寄りの映画館では放映されてなく少し離れたことろまで見に行かないと見れないのが少し不便です。県によっては放映している劇場がないところもあるとか……。放映する映画館を増やして欲しいです。
最後に、この作品に関わってくださった全ての方々にお礼を言いたいです。
映画刀剣乱舞を作ってくださってありがとうございました。
普通の映画として見たかった
ネタバレあります。
日頃からゲームをプレイし、2.5は一通りチケット戦争に参加している審神者です。
現在2回映画を見て思ったことを書きます。
1度目は推しのキャラクターが出ていること、最後に舞台のキャストが出て来たことに感極まって泣いてしまったほどでした。
しかし、2度目に落ち着いて映画を見て、正直なところ「そんなに面白くないな?」と思いました。
前半はとても好きです。このテーマというか、設定で「刀剣乱舞ではない一般の」映画を見たいくらいです。
しかし後半の世代交代はいらないと思いました。
本丸が手薄な時に攻めるのが狙いならば、歴史干渉が多くて遠征が長引いている、だけで良いのでは?
本当は本丸を攻められることすら蛇足に感じていますが、それがないと本丸が手薄になってきる理由に繋がらない、鶯丸が闘えない、など色々理由があると思うのでそこはいいです。
そして大太刀が弱い、全員で囲んで倒すという特撮感。
とても子供向けのように見えました。
刀剣乱舞のキャラが好き、俳優さんが好きな方には良いと思います。
歴史映画としてはいまいちです。
映画ならではの切り口がみたかった
正直どっかでみたことあるな〜〜〜の連発で上映時間より長く感じました。
今回のような話でやるなら舞台キャストでなくても良かったのでは…?とも思ってしまいました。
殺陣も見せ方がなぁ…と思うところも多々あったので期待していただけに残念でした。
ただ八嶋さん演じる秀吉様は最高でした!!!!!
誰もが楽しめる
歴史好き、特撮好き、2.5次元好き、原作のファン、皆を驚かせ楽しませてくれる作品。
映画泥棒とのコラボも3話あるので、また観に行こうと思う。
キャラクターをよく捉えていて、見たかった本丸が見れた。
殺陣も美しく、ストーリーも読めなくてワクワクドキドキ出来た。
おすすめな映画。
次回作を願う。
特撮として観ても…
舞台のキャストさんが出ているのでネタバレなど踏む前にと初日に観にいきました。
舞台のキャストさんが多いので、迫力のある殺陣が観られるかと思いきや、まったく役者さんの良いところが出てなく、殺陣師が変わるだけでこんなにも違うんだなと残念に思いました。
内容については、誰もが知っている本能寺の変について、秀吉の御腰物帳に薬研があるというのを説明するための逸話などを軽く使用していたので、歴史を知らない、わからないなど毛嫌いしてる方々もわかるように作られているので
凄くわかりやすいかと思いますが特に驚きの展開はありませんでした。
あと、日本号のスエットつなぎはみていて最初誰かと思いました。それであれば内番着やせめて非公式で絵師様が書かれているものにしていただきたかったです。
そして、最後に主が交代して幼子になった主という設定は違和感しかありませんでした。
あと舞台のメンバーを集めて特別出演させているのも正直嫌でした。
映画と舞台は違う本丸といっておきながら、あれだけ舞台版で出ている役者を揃えて、
映像についても、アクションシーンがぶれすぎてて、非常に見にくいですし、引きで気が抜けてるのが映っていて、がっかりしました。
秀吉を演じてらっしゃる八嶋さんの演技は唯一もう少しみていたかったです。
最初の信長が討たれた一報うけたときの演技は本当に最高でした‼
今回の映画は2,5の入り口としてみて、刀ミュ観てみたい、刀ステ観たいという方々が少なからずいて、刀剣乱舞とはどういうものか?とそのきっかけとして観るにはいいと思います。
薄い
薄い歴史だな・・・
せめて衣装がもう少し予算をかけて作って欲しかった。
きらびやかさが足りない。
少し、キャラクターの予習をして行かないとわかりずらいです。
皆さん演技が上手くて、見せ方も大変うまいんでもったいない。
なんか、芝居が大きくて少し疲れましたが、八嶋智人さんの秀吉最高だった。
特撮と歴史ミステリーとヒーロー時代劇!!
まず、ものすごくコスプレ映画。
カラコンとウィッグと不可思議な衣装は、こういう戦隊もの系なんだなと思って観る映画。おかげで最初に何一つ分からなくてもキャラの区別が付く。
ついでにアクションなんかは「るろ剣」レベルを期待してはいけない。あくまで特撮映画でキラッキラなイケメンのアップ多用。
でも若手の皆さん、刀の振り回し方がわりと上手い。華麗さを出したいのか必要以上にクルクル回ってる気はするけど、飽きずに観ていられた。
で、そこに歴史ミステリーがけっこうマジで組み込まれる。テーマは本能寺の変。歴史を知ってる人ほど「おっ」と思えるんじゃないか。いろいろ細かい。本当に細かい。そこに山本耕史の信長と八嶋智人の秀吉がものすごく上手くて、いい。
必殺仕事人とか暴れん坊将軍とか眠狂四郎とか、そういう娯楽とシリアスと歴史要素の案配が上手いヒーロー系時代劇が大好きなんで、え、この映画すごく面白いじゃん!!!と思った。
脚本が「上手い」!
「大人気ゲーム」と「歴史ミステリー」を組み合わせているのに、ゲームにも日本史にも刀にも詳しくなくても楽しめるように出来ています。
わからなくても必要なことはすべて順序良く説明され、状況もとてもわかりやすいです。
また話に関係のない要素はほとんど削られているので、情報量が多すぎる!という困惑はないと思います。
それらはファンにとっては改めて説明されるまでもないことですが、その間に事件、アクション、生活場面と次々画面が移り変わることでファンの目も飽きさせません。
CGの加工や敵の造形、小道具、戦闘の運びなどから印象は特撮!!という感じですが、俳優を自然の中で美しく撮ることへのこだわりも強く感じる画面でした。
漫画の実写化となるとキャラクターとしての外見より有名俳優の素材を活かしてナチュラルメイク、衣装もより自然な色に……という傾向が多いですが、むしろ現実よりキャラクターに寄せた刀剣男士の姿は、さすが2.5次元です。
「この姿を見たかった!」という夢を叶えてくれます。
そしてそれだけ派手な刀剣男士に負けない信長と秀吉のバランスもすばらしい。
評価を5でなく4にするのは「製作費がたりなかったんだろうな…」と察してしまう画面のさみしさです。
特に近年の歴史大河ドラマでは目にする機会の多い題材だけに、武将の率いる軍が派手に見えないのはちょっと残念です。
6月と言い張るにはちょっと無理を感じる景色です…笑
無駄がすべて削ぎ落とされたことで歴史ファン、原作ファンには物足りないと感じる部分もありますが、その分少ない登場人物にうまく焦点をしぼりこんでいます。
とにかく情報の調整、上手です。
見て批評する価値のある作品
満点とは言いません。合う合わないもあるでしょう。けれど実写化物によくある「見る時間がムダ」の作品とは一線を画しています。見た上で良し悪しを論じる価値が充分にある作品です。
先行作品である舞台版・ミュージカル版ではかつて物であった彼らが心というものに困惑しつつも戦いの中で成長していくというのを主眼にしていますが、映画版ではあくまでも歴史を守る戦いという部分に注力しています。
なので、人によっては少々物足りなさを感じるかもしれません。
けれど、メインテーマを絞ったからこそ刀剣乱舞を知らない層でも楽しんでもらえる作品になっているし、知っている層は知っている層で深く考えをめぐらせるとじわじわと味がしみだしてくるような楽しみ方ができる良作だと思います。
がっかりしない実写化
原作モノを舞台にするのは成功しても、映画になるとオリジナル設定だらけの別物になるのが映画化だと思ってました。
舞台と同じ役者使うのもイケメン出てればいいんだろって言い訳かと。
そんなこと、全然なかった。
とある本丸のとある設定で、世界観を損なうことなく、歴史的に無理もなく楽しませて頂きました。
惜しむらくは上映館が少なくて地方の友人に勧められないことですね。
刀剣視点でみる歴史とは。
原作プレイしてます。
舞台も観てます。
ゲームしつつ舞台も観ている身としては、
楽しめました。
織田信長を討ったのは本当は
豊臣秀吉で、刀剣として秀吉の元に居た
三日月宗近だけそのことを知っていた、
という刀剣目線のストーリー展開でした。
舞台とは全く違う視点ですね。
個人的には秀吉が信長を討つという流れは
嫌だなぁ、と思いつつも、
秀吉演じる八嶋さんの演技がものすごく良くて。
コミカルに見えて、すごい役者さんだと改めて
思いました。
あとは、刀剣乱舞に出てくる刀剣の
来歴だったり付喪神としての性格とか
分からない初見の方は楽しめるのかと。
例えば、へし切長谷部がへし切と呼ぶなって
何で言うのかとか。
普通分からないよなー。。。
アクションももっと欲しかったです。
刀剣乱舞なんだもの。
相変わらず刀剣男士たちはイケメンばかりです。
そこは申し分ないです。
映画からでも楽しめる!!
めっちゃ良かった…!!
敬愛する小林靖子氏が脚本ということしか知らず(というかそれが目当てで)観に行きました。
刀剣乱舞という作品については、女性に人気なこと、紅白に出てたことしか知らず、キャラクターの名前すら一人も知らなかった私。
そんな私が観ても楽しかった…!
まず、言いたいのはメイン人物・三日月宗近様の美しさと格好良さ!
美しく優雅な所作、落ち着いた話し方、品があってなんて素敵なのかしら…!
演者・鈴木さんのまとう空気が本当に素敵。もうこの一作でファンになった。
あとは殺陣が、本格的でともかく格好良い!
俳優さん、舞台でもやられてるからか皆さんめっちゃ動いてる。
クライマックスのメイン人物総出の殺陣なんて観てるこっちはめちゃくちゃテンション上がって「うおおおお!」と心の中で叫んでいた。
ストーリーがまたうまくて、刀剣乱舞になじみのない層でもなんとなく知ってる本能寺の変、織田信長、明智光秀、豊臣秀吉あたりの歴史を史実解釈を交えつつの歴史ifの物語にして、刀剣男子を絡ませていて、歴史スペクタクルとしても面白い。
メイン人物たちの関係性も、詳細説明せずとも作中の会話からおおよそ察せられるように構成されててうまい。(さすが靖子さん!!)
原作ゲームや作品の設定をよく知らない私もちゃんとついていけるストーリーになっていた。
そしてトドメ刺されたのがエンドクレジットで流れる西川貴教×布袋寅泰の主題歌。和テイストを取り入れた本格ロックでむちゃくちゃ格好良い。
刀剣乱舞知らない人でもかなり楽しめる映画だと思う。
私はこの映画を入り口にとうらぶ世界に足を踏み入れることを決心したぞ。
実写化としてはよい
ゲーム、アニメ、舞台はほぼ履修済みです。
刀剣乱舞の実写化劇場版としてはよかったと思います。
キャラの特徴も掴めていたしそれぞれのキャラに活躍のセリフや場面があり楽しかったです。ラストも人によっては地雷かもしれませんが、刀剣男士達が戯れて楽しそうなシーンは大変かわいくてよかったです。鶯丸の笑顔が素敵すぎた。気になる所といえば結構みんな疲れているのにあんまり怪我してる風に見えないな~という点と新キャラの顕現の仕方(審神者なしで顕現したということ?)、その新キャラに敵役をやらせたので仲間に入った時もへ~刀剣男士だったのか~誰だろ~っていう反応になった点です。
また一映画としては、歴史の解釈的を刀を通して顕にさせる手法が刀剣乱舞の設定が生きていてとてもよかったです。ただ大きな盛り上がりにかける所と笑っていいのかそうでないのか微妙な雰囲気の場面が多かった点は一般受けしづらいのでは…と思いました。
いずれにしても優等生のような仕上がりで特段批判する大きな瑕疵もない、ですが今ひとつどっちつかずなイメージの作品でした。
ぜひ次は違う刀剣男士達で第2弾して欲しいです。
2回目はさらに面白く感じた!
最初から最後までとても楽しめました。
刀剣乱舞を知らない友人を誘いましたが、
鑑賞後「すごく良かった!」とパンフレットも購入していたので内容を全く知らなくても楽しめるようです。
1回目も勿論でしたが、2回目の鑑賞はさらに面白く感じました!
誰にでも開かれた映画
ゲームユーザーかつ他の2.5次元メディアも観た者ですが、この作品でまた新たな刺激を受けました。
刀剣乱舞の入門に最適ではないでしょうか。オープニングでしっかりキャラクターの説明はしますし、時代設定も誰もが知っている本能寺の変。もし「刀剣乱舞って流行りだけど実際どうなんだろ?」って思ってる方に会ったらこの映画はかなりオススメです。
歴史エンターテイメントというのは間違いないです。この映画はファンと刀剣乱舞に初めて出会う人に向けて作られたエンターテイメントです。なのであなたも大丈夫!チャンバラチャンバラ!かたっ苦しいことはナシ!みんなで楽しもう!
後半で台無し
合成が下手、セットがお粗末。朝の特撮レベル。
途中まで殺陣などですごいな!!と思いましたが後半の下りから最悪でした。
あまり書くとネタバレになってしまいますので詳しく書けないですが
ゲームを無視したひどい設定です。わざわざ実写化する必要はなかったのでは。
感謝
原作ゲームのプレイヤーであり、舞台、ミュージカル、アニメのメディアミックスもすべて見ています。
まず純粋に、ストーリーがとても面白かったです。それが嬉しかった。一番大事なところはそこだと思っていたからです。
何気ないシーン(ここ必要かな?)というシーンのすべてが伏線だと思ってください。
初回で大まかな流れをつかんでから、ぜひもう1回観てください。
あ!ここで!あ!これが!みたいなアハ体験満載です。
ただし、「俳優さんがゲームの恰好をしているのが無理」という人には向きません。
特撮ヒーローものに抵抗のない人ではればゲームを知らなくても充分楽しめると思います。
その上で歴史が好きな人ならさらに楽しめます。
既に8回みましたが、まだ何度でも見たいので映画館に通います。
全く知らない友人と一緒にみた
キャラが好きで、だけど舞台やミュージカルのいわゆる2.5次元というものに若干の抵抗があり、映画もその類ではないかと公開前から心配ではありました。
が、まず予告の出来が他の映画と同様のクオリティと感じ、もしかして期待できるのかも…と思いあえて原作ゲームを知らない(刀の擬人化や戦闘があるくらいは知ってる)友人と見に行きました。
結果、笑いあり涙あり、そして今まで思っていた2.5次元とは一線を置く素晴らしい出来に感動しました。
ストーリーも綿密に練られていて、ゲームを知らない友人も「ストーリーが面白かった。できれば実写でなくアニメとかで見たかったが、キャラや関係性が初見でもすんなり入ってきてわかりやすかった」とまで言ってくれました
Twitterでは伏字などでネタバレが横行していますが、映画を見たあとにあえてネタバレをみることで、1度では分からなかったり感じなかった新しい面に気づけるので、また見に行こうと思います
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