女と男の観覧車のレビュー・感想・評価
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あのタイタニックのローズが、、、
痛い中年女性を忠実に再現している。
不倫をして嫉妬に狂い
自分はこんな秘めたる才能が
あるのに、、などと思い込んであー痛い痛い。
後半1人でベラベラと
勘違いを喋り続けるあたりはもう
見てるこちらが恥ずかしい。
俯瞰してみるとこのおばさんほんと、、
って思うけれど、
あれ、これは自分ではないか?と
思い当たる節がいくつも出てきて
反省する事も多かった。
想像とは違ったドロっとした
内容でしたが、そこに人間あるある
のような笑いがちりばめられ
バランスが良かったです。
そして、色と光の綺麗さ。
人間の汚さを綺麗に映し出していました。
コニーアイランドと女優
ウディ・アレン監督ですから、音楽が素晴らしいのは言うまでもありませんが、今回は照明も印象的でした。
そこに住む人々が街を作るのか?はたまた街が人々を呼び寄せるのか?
いつもながら、人と街が織り成す物語が見事で
コニーアイランドの夕日や遊園地のネオンは、まるで舞台の照明のように主人公を照らし出し、
日常に疲れ果てた元女優の現実逃避願望に拍車をかけていました。
だいたい、書き割りセットのようなカラフルな建物に囲まれ、住んでいる家からして非日常。
こんな所で穏やかな暮らしなんてのは、到底無理です。
『ブルージャスミン』では「壊れかけた女が完全に壊れる瞬間」を見せてくれましたが、本作では「悪魔が囁く瞬間」に鳥肌が立ちました。
女の醜くて嫌な部を容赦なく描きつつ、その姿が切なくも愛おしい。
自分とは程遠い存在の筈のヒロインが、一瞬自分とダブルような…身に覚えのある感情の既視感に惹きつけられました。
観覧車は素敵な景色を見せてくれた後、一周回って元に戻り
悪夢のような現実から逃れられない絶望と、嫌悪の中にあった微かな温もりを知る。
ウディアレン監督サイコー
年齢がねんれいなのでウディアレン監督はどうなのか。。
なんて思いながら。。
試写致しました
とっても素晴らしかったです
連れ子同志の再婚でお互いを思いやりながら
ほんとに旦那さんが優しいのに感服。。
妻が浮気してるのなんか疑いもせず、、いい人だなあ。。
お互いの連れ子に思いやりも少しはあったりして
でもでも。。
生活もお互いに一生懸命働いてもやっと・・
こんなこと日本でもサモアリナンと思いつつ
ケイトウィンスレットの女優魂に素晴らしい!!
映画も良かった、脚本も、脇役も。。
すこしだけ。。あんな男によろめくなんて・・と思いました
誰でも女は自分の女を試したくなる時が来るんだな~と思います
これはおススメ、私だけそう思ったのかな。。
何ともいえない気持ち
「自分はもっとイケてるはず、もっと幸せになれるはず」という思いに固執して、逆に自分を不幸にしていく主人公。観ていて心が苦しくなりました。
ケイト・ウィンスレットが独り言の様な長い台詞で、自分の心の内を呟くシーンが、舞台演劇のモノローグを観ているようで印象的でした。
とても切ないストーリーを人工的な色彩の美しい映像が盛り上げます。何ともいえない気持ちにさせてくれる作品でした。
グルグル回るよ秘密の恋が…。
ちょっと期待しすぎちゃいました。
『ミッドナイトインパリ』のような、ファンタジックな雰囲気を想像していましたが…。
あまりにも男女関係がドロドロしていたので、イメージと違ってしまいました。
もう少し感情の起伏を抑えた方が監督らしさがあって良かったような…。
でも、でも、ファンタジーな要素は、音楽と映像の美しさで堪能させてもらえたので満足です(笑)
映画の舞台は、1950年代の遊園地と海というロマンチックな港町。
爽やかな風が流れる街並みですが、内容はドロドロの昼ドラのような男女の諍いが続きます。
これまでの監督の明るい楽しいイメージから一変しているため、面食らってしまう人もいるかもしれません…。
主人公の女性は、中年女性の代名詞のような、ケイトウィンスレットさん。
彼女の演技が、殺伐とした世界をより一層盛り立てています。
夫との愛に冷め、若い男性との恋に勤しんでいる中年女性の悲しい生活。
息子は万引きや放火を繰り返し、家庭も火の車。
家族の幸せなんて微塵も感じない、冷めた生活の中、唯一の不倫が彼女にとって心の救いとなっている状態です。
そんな彼との秘めやかな情事に、介入してきたのは夫の連れ娘。
暴力夫の手から逃れる為に、父親のもとに訪れた娘ですが、その女の可愛くて健気なこと…。
彼女の登場により、楽しい彼との甘い生活が崩壊し始めます。
男はやっぱり若くて可愛い女が好きなのでしょう。
あっという間に娘の虜になってしまった男。
中年の女には、若さも可愛さも持ち合わせず、虚無感ばかりが心を覆います。
あんなにも愛していた男を、あっという間に寝取られてしまった虚しさ。
そんな嫉妬心が、良からぬ事件を起こす原因となるなんて…。
『コニー、コニー』と陽気な音楽が流れているにも関わらず、ドロドロの人間関係が容赦なく描かれている今作。
夫との生活に疲れ、愛することを忘れた40歳女性にとって、共感できる作品なのかもしれません…。
まだ子供もいない私にとっては、まだまだ未知の領域。
いつか自分も、こんな誰かを妬み嫉妬する女性へと成り果ててしまうのでしょうか。
個人的に、こういう話はあまり好きではないのですが、昼ドラが好きな人にはきっと満足できるはずです(笑)
観覧車のようにグルグルと回り続ける、男への欲望が随所に描かれた、昼ドラのような世界を堪能しました。
いい気持ちで終わることはできませんが…。
男女のグチャグチャした恋愛が好きな人にはお勧めします(^^)
最後に…
おまけで、Coney Islandのポップコーンをもらいました。
何故、ポップコーンなのか?
その疑問は解消されず、試写場を後にしました。
恋なんて観覧車のようなもの
ウッディ・アレンお得意の人生喜劇
笑えないコメディを楽しんできた
痛いなー笑えないなー
と思いつつも、心の奥底で楽しんでるようなそんな作品
夫と息子がいる身でありながら、若い劇作家志望の学生と不倫をする主人公のジニー
彼女はいつも満たされず、次第に精神が不安定に
そこへ、夫の成人した娘が転がり込んできて、たちまち修羅場に
彼らが修羅場にいるのはわかっているけど、そこがカオスになればなるほど笑ってしまう
けれど、私としては、主人公のジニーに感情移入してしまって笑えない
しまいには、私にはこれが、やはりヒロインの精神が崩壊していく「欲望という名の電車」に見えてくる
ラストが異なるのは、これが電車ではなく観覧車で、悲劇ではなく喜劇だからか
疲れきった中年女が次第に開き直っていくジニーを演じたケイト・ウィンスレットはさすがの演技を見せてくれるし
ジャスティン・ティンバーレイクがモテるのも仕方ない(笑)
カメラは、映画ファンが大好きなヴィットリオ・ストラーロ
「遊園地」らしい画面の華やかさや、長い長いショットで、今回も映画ファンの目を楽しませてくれる
遊園地が舞台だけに、もっと軽めのコメディかと思ってた
大人が好き勝手やるのも自由だけど、そのしわ寄せは、しっかりと息子に影を落としているのがやるせない映画だった
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