劇場公開日 2018年6月23日

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「こういう破壊的な女性って、いるよね」女と男の観覧車 お水汲み当番さんの映画レビュー(感想・評価)

2.0こういう破壊的な女性って、いるよね

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

周囲のすべてを不幸にする女性が主人公のドラマです。

不幸をまき散らしている元凶は、ひとえに本人の性格のせい。
……なのだけど、本人にだけは自分自身がなにも見えていない、という映画です。

本人にだけは見えない自分自身。
だから本人もハッピーエンドになるはずもなく、それどころか、周囲のみんながみんな、例外なく不幸に落ち込んでしまう。
原因は、たった一人なのだけどね。

その原因の人は、自分自身が原因だとは露ほども思っていないわけで……。
こういう人って、いるよねーという映画なのだろうか、と思うのでした。

ケイト・ウィンスレットは、昔の美人の面影が残ってはいるけれど、白人の歳の取り方は異常に早いようで、40歳になる女性を演じている65歳の女優って感じで痛々しかったです。

作品的には、どこにも楽しめる要素が見当たらなかったので、巨匠監督に敬意を表して★二つを付けましたが、こういう「いさかい」ばかりで構成された作品は、見たくありませんでした。

お水汲み当番