「意外にも 号泣してしまった」空母いぶき asicaさんの映画レビュー(感想・評価)
意外にも 号泣してしまった
空母とは、戦闘機を載せて海上に出て行き 甲板を滑走路にして 原理としては 世界中の海に軍備を持っていける船の事。
なので 国際紛争を解決する手段としては永久に 国権の発動たる戦争と威嚇または武力の行使を放棄してる我が国は、空母は持ってない。と思ってたんだけど
空母っぽいやつは あるらしい。
あくまで ぽいやつみたいだけど。
映画の話にします。
もう びっくりするくらい面白かった‼️
原作知らないから らしいけど。
某国。
例えばイスラム国みたいなやつが 日本近海に来てこんな戦闘仕掛けて来たら?
原作では中国だと言うんだけど私はこれで十分楽しめた。
だいたい この相手が国連の常任理事国のひとつ中国だったら、どーなるの?結末にも影響するし。
その方が非現実的な気がして、このよくわからない国って事でOKだった。
自衛隊員一人一人の言うセリフがもうめっちゃカッコよくてそれを 揃いも揃って すごい男前たちが言うからウルウルくる。
まあ めっちゃ綺麗ごとではありますがね。
ほんとに日本という国が ここまで誇らしければいいんだけどなあ。
総理役の佐藤浩一の失言の話が 実は 無理に歪曲した物だったようだが そういう記事をひとつ書かないと気がすまないヤツがいるっていうのは なんだかなあと思う。
まして よく確認せずに広める側にはなりたくないものだと思う。
ストーリー展開としてもなかなか面白く構成されていて
記者を2名同乗させてしまっている事、コンビニを国内の様子の象徴として表している事、
いろいろな意見があるようだが 私にとっては悪くなかった。
ミリタリーオタクでもないし 自衛隊にも詳しくないのでそのあたり甘い見方なのかもしれないけれど、
9条を抱え 自衛隊を宙ぶらりんのままにしている今の日本の状況をよく表していると思えた。
我々は戦争をする力はある。だが絶対にしない。
そう 佐々木蔵之介が言うんだけど
実際 我が国に
ほんとにする力があるという点は信じていいのかなあ。
そういう軍備費の事 自衛隊の事 すべて含めてタブー視されているせいで 国民に開示されない情報が多すぎる。
そう言った意味でも 自衛隊の正当性は与えてあげたいものだと思う。
ただそれが逆に アメリカ側に利用される事になるのは困るが。
何年か前
さかんに中国漁船が尖閣諸島に不法侵入してきていた時期があった。
それを海上保安庁が船長を一人拿捕して沖縄に連れて行ったのを 内閣からの指示で裁判所が釈放したという事件があった。
民主党政権の頃の事だった。
は〜?三権分立はどうなった?
って思った記憶がある。
そういえば 最近 そう言うのはないな〜。香港で忙しいのかな。
とここまでが 見てすぐの感想。
いろんな方のレビューを見て あら、私ずいぶん能天気な見方をしたものよと思い書き足すことに。
原作は未読で 映画だけの話になります。
そもそも 日本近海にイスラム国みたいなのが ぽっこり現れたら。
いや怖いですよ。これは。
そんな事になったら 日本はどういう判断をするんだろうかと、心配になる。間違っても新政権中じゃありませんようにと祈るばかりだ。
しかも 多分 国連軍が一斉に助けに来てくれるとか
絶対ないよなあ。この結末は よく考えたら ないわー残念だけどね。
戦争という 合法的殺人を
日本の自衛隊は 軍隊(まあ そうですよ)にもかかわらず、ものすごく躊躇うし、一人撃墜しただけで知り合いが死んだかのようなお通夜の表情になるっていうのが
ある意味 リアルなのでしょうか?
一人も死んでないって 強く言ってるけれど
確か カンボジアでお亡くなりになってる自衛隊員いますよね。
空母の活躍が描かれてないという意見についても
そもそも空母って戦艦じゃないから 海の上の戦闘機の滑走路な訳で。
戦闘機が発着して 空中戦してるのが空母の活躍そのものなんじゃないかなあって思うんだけれど。
市原隼人って ただ待機して椅子に座ってるだけでもワクワクするくらいカッコいいし。
あー。
これは おんなこども用の映画なのかもしれない。
だからもうおばさんの私は ずっと面白かった。
だから原作ファンやミリタリーオタク とまでいかずとも軍事ファンなどは不満なのかもしれない。
かわぐちかいじさんは 広島出身の方のようで
広島と言えば、海軍の聖地 江田島がある。
私の父は海軍兵学校最後の生徒だった。
終戦間際の大量合格者の一人だった訳だけれど、海兵だった事が終生 心の拠り所だった人だった。
太平洋戦争が非常に惨憺たるものだった事は知っているつもりだが、私のそばで一番戦争について話す人物であった父は戦争の悲惨さを味わってはいなかった。
物心ついてまもなく終戦になった母ももちろん実感としての戦争は知らない。
戦死した夫を持つ叔母もいない。
でも年老いた美術教師がシベリア抑留からの帰国者だったし 片手のない人や 背中や肩などに破片が入ったままだと言ってさわってみろと言われ子ども心に 別にさわりたくないですと(今ならセクハラ)思った事あったし
東京に来てからは 土地柄だが
東京大空襲と関東大震災の話がごっちゃになって記憶しているお年寄りが 時々 子どもの通う小学校に戦争体験のお話をしに来ていたと言っていた。
戦争というものが如何にどうしようもなく悲惨だというのも聞いて知っているつもりだが
どうしても軍艦系の話になると贔屓目で見てしまう。
日本海海戦 という映画を 目を輝かせて説明する父の横顔が今も思い出される。
福井晴敏氏の終戦のローレライ
あれはもう すごいSFに近い話なんだけど あの映画化よりは ずいぶんと楽しんだ。
あー
原作ファンは映画化されたら 絶対 満足しないのだ!
だって 脳内再現の上を行く実写化って無理でしょ。
(そう思うとロードオブザリングの3つ目 あれは凄かったわ。脳内丸ごと再現されてたから、それ目にしただけでずっと涙が流れて止まらなかった。)
きょうも ロシアは日本の漁船を拿捕したそうだ。
10年くらい前かな 、
北方領土で蟹漁をしてた二十歳の日本人若者を
ロシア兵はなんのためらいもなく射殺した。
そういう国に 見せてみたい、
いや 彼らには 絶対 響かない。
この映画のラスト
こういった場面を拡散して 心打たれるのは
ぬるま湯のような幸福を享受している人たちだけだよ。
こういった展開で涙を流した私は
もちろん平和ボケという幸せな生活をしています。
るんですね。
そう言われればオープニング直後の不甲斐ない感じは 海猿たちには悔しい限りですね。この物語で彼らは丸腰で敵と対峙してると推察します。その勇敢さはもうちょっと見せてくれてもよかったのかも。じゃないと途中 あれ?これって何しに行ってる中だっけ?ってなりました笑笑。
原作読んだら是非 そちらにお邪魔させて頂きたいと思います。
さくらんBOWさん
原作ファンの方からこんなに冷静で、尚且つ礼を正して頂いているコメントをいただくなんて本当に嬉しいです。
原作は、実は本気で読む方法を考えているところです。
面白そうですよね。
実写化されて原作の存在を知ったら、絶対原作を先に読むのは楽しめない、だから面白そうなら映像優先というのが私の信条で、映画もドラマも絶対にかなわないだろうと思っています。
海保のお知り合いがいらっしゃ
こんにちは。映画をお楽しみになられたようで、なによりです。
これを機に、ぜひとも原作漫画を手にとっていただけると嬉しいです。(映画よりはオトコノコが喜びそうな作風に仕上がってますが...)
私も戦争を知らない世代ですが、知人に海保関係者がおり、弱すぎるチョイ役として描かれる本作品を残念に思いました(笑)
関東大震災のときも、軍艦が支援物資たんまり抱えて急行してくれたなんていうお話はたくさんありますので、昔から軍(今だと自衛隊)と災害は切っても切れない話題なのかもしれないですね。