自由を手にするその日までのレビュー・感想・評価
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タイトルなし(ネタバレ)
さて、最初に
「これは事実に基づく話」とされているが
「これは監督の真実に基づく話」と訂正しなけりゃ駄目だ。
なんか嫌な匂い。また、地雷か!?
見事な地雷であったが。
この演出家はどうやら、葛⭕️区あたりで仕事をかつてしていたようだ。怖!
ただのスプラッターな「法螺ー映画。」
アクション入れてタランティーノなら
不条理でパラノイアな表現も我慢出来るけどね。
まぁ、コロナの時にこんな表現出来るなんて羨ましいね。
定時制高校は開いていたよ。
いじめなんて無いけどね。
医療を良くするには「賃金を上げて、人数を増やす。」それしか無い。国の医療政策の失敗なんだよ。「組合でも作れ」だし、普通のクリニックなら組合はあるよ。
まぁ、言いたいことは「白いリボン」って言う映画と同じ。「個人の資質がナチズムを形成するに至った」と言う事を白いリボンは語っている。この映画はこう言った「ハラスメントが疲弊した社会を作る」って事だと思う。でも、そうじゃない。やはり、国の経済政策に問題があるからこんな状況を多発させているんだ。とならねば駄目なのだ。
どうしたら良いかを提示してくれる話じゃないとね。こんなハラスメントなんてどこにでもある。今でもあるし、寧ろ、駄目な奴が生き残る状況なんじゃない。肩書ばかり身につけているような新人は大概5月迄には自滅する。ソレが現状だよね。つまり、モラトリアムなんだよ。若者が。そりゃそうだろ。給料安いもん。
挙句の果てに「契約社員」とかなんだろう。企業がアメリカンドリームをちらつかせて、実力主義を誇張し過ぎたんだよ。
「ごめんなさい」って言えば済むと思っているモラトリアム人間がものすごく多い。昔からだけどね。それでいてすぐ切れる。
寸劇youtubeの走りのような作品
初監督作ということで、撮影も音楽も美術も何から何まで監督自らやってるらしく、こりゃ生暖かい目で見ないといけないと思い何とか忍耐して最後まで鑑賞。
映像の作りが素人なのは仕方ないけど、寄りしかない映像はまあ見づらい。
「パワハラを受けた主人公が復讐を企てるが、意外な人物が妨害する」というあらすじだそうで、はいはいこの子が復讐するのね、と見てたら、ちょっとメンヘラ気味で協調性がなく、ウザがられるタイプの主人公で、自分に問題があるとは全く思っておらず周りが悪いと思っている女の子。院長はこんな人間今どきいないだろうという昭和のパワハラ上司タイプだけれど、同僚の先輩たちはちょっとキツいノリだけれどちゃんと相手をしてあげてるのにいっこうに主人公は成長せず、反省もしないもんだからついには相手もされなくなる。どーも彼氏に依存してるらしいが、高学歴ながらも就職できずフリーターの彼氏君もいろいろ鬱憤を抱えながらも彼女に合わせようとするが、メンヘラ彼女にあたられてやるせなくなり...、ってことなんだろうけど、描き方が下手なもんで深読みしないとんなこと伝わってこない。
で、メンヘラ彼女は自分が変わろうとせず突然この個人経営の病院の全員の殺害を企てることに。自殺を考えないのがすごいね。
で、ここまでが長い。復讐を企てるまでが50分!
大学院まで出た主人公がどんな方法で殺すのかと思ったら、職員に睡眠薬入のコーヒーを飲ませて漂白剤で溶かすというもの。しょっちゅう飲んでるコーヒーの味の変化に気づかない優しい職員さんたち。院長だけは気付いたけど。
そして84年のゴジラに突然スーパーXが出てきたくらいの衝撃の「復讐代行サービス」なる人々がフツーに顔をさらして過去の犯罪を語りながらやってくる。割引は体で、だって。
この辺から、これは真面目に観ちゃいけない作品なんだとやっと悟りました。
んでこの人たちがガンガンに証拠を残しながら一斉に拉致して漂白剤であっという間に溶かしちゃう。ところがプロの復讐屋さんも彼女の計画に気付いた彼氏にコロっと殺られる。
この大学院出の彼氏君、毒薬を作るのになぜかガスマスクに素手で作業する。フリーターのはずなのに毒薬作る研究室どうやって調達したんだろ?自室?
素人でも一般入手できる劇薬使うのにわざわざ毒薬を作る几帳面さ。
医薬の研究してたのにクロロホルムで人が眠らないことも知らずに(てか監督さんも医療関係者らしいけど)ちゃんとクロロホルムで眠らせて拉致をする。スゲー。
この彼氏君、主人公にハンマーで股間を殴られ不能になっちゃったらしいんだけど、包丁持って彼女といよいよ対峙かと思いきや、何故か突然愛し合っちゃう。不能のハズなのに。んで主人公は彼氏君に「あなたが自由を掴むまで見つめ続ける」とメッセージを残して浴槽で自殺。
トータル10人くらい死んで、最後に自分の自殺というとんでもない証拠を残して逝っちゃうメンヘラ主人公。
そしてエンディングで狂ったように出てくる監督の名前。
もう監督さんを含め狂気コメディとしか思えない。
映画としてはおバカ作品だけど、不思議とじわじわと後味が残り続ける愛すべき作品でもあります。
一時期話題になった「ザ・ルーム」のトミー・ウィゾー監督作のような作品か。
はたまた最近多い寸劇YouTubeぐらいの気持ちでツッコミながら見るべき作品かと。
ってか、30分くらいにまとめてよ。
ここ最近見た中で、ぶち抜けてパンチが重かった。(良い意味で) 低予...
ここ最近見た中で、ぶち抜けてパンチが重かった。(良い意味で)
低予算な作品らしいけど、内容がしっかり重いから、全く退屈しなかった。むしろこれ低予算?という感じだった。
覚悟して見に行けばよかった、と良い意味で後悔。
徹底的に精神面で追い込まれる描写の前半で、かなり胃が痛くなって、完全に主人公の女の子に感情移入。見ながら「ああ、いるなーこういう人」と自分の体験も思い出した。
後半の復讐もやったら終わり、と単純にすっきりさせてくれないところがまた重くて良い。
復讐劇なのに、文学的なメッセージの詰まった印象だった。
音の効果も独特で、すごかった。見ながらずっとゾワゾワ感情がかき乱された。
エンタメとしてハラハラ
前半のいじめシーンがかなりきつい分、後半の復讐シーンを楽しめた。
前半も、多くの人が誰もが一度は思う気持ちで共感。
後半、タッチが変ってからも、もっとやれ!と思った。
テーマも、単純に復讐劇だけじゃなくて、タイトル通り、自由を手にするその日までの道のり、という内容で◎
悲しい終わりかたも好きだった。
負け組
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