ペンギン・ハイウェイのレビュー・感想・評価
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こんなSFファンタジーを待ってました。🤠
日本映画が不得意としている?ファンタジーに果敢に挑戦した意欲作だと思います。 いろいろな要素が散りばめられており、思い起こすと「深い」描写が多々あります。 (故に油断していると迷子になります。隣のお兄さんはラスト1時間を身を乗り出しての ガン見状態でしたが、気持ちは解るし、たぶん正解の観賞姿勢です。) 小学4年生の男の子目線で描かれる本作ですが、ペンギン🐧の可愛いさ以外は、 小学生には理解出来ないかも⁇です。大人の方が楽しめるSFファンタジーに仕上がっています。 脇を固める声優さんは流石のクオリティーで、(初声優?の北香那さん演じるアオヤマくんも含め) こちらはちゃんと10歳の男の子達でした。 特筆したいのが、このプロの声優さんに混じっての蒼井優さん。 魅力的なおっぱいの大きいお姉さんがとてもハマってました。お見事でした。 製作陣の素敵な感性が滲み出ている秀逸な作品だと言って良いかと思います。 和製アニメに初めてフルマーク付けさせて頂きます。👏💮
絶品でした!
『大好きな森見登美彦ワールド』×『大好きなペンギン』とあって、個人的には最高の組み合わせ。 青山くんのノートの細かさ ペンギンが出てくるシーンの心地よさ 謎解きのドキドキとワクワク そしてオッパイへの興味 アニメ化になったことで伝わりやすくなっており、断然に面白さが増していると思う! 2019年8月12日 DVDにて再鑑賞。 怒りたくなったら、オッパイのことを思い出すようにしようと思いました。
ラストは泣けた
見ていて少年に戻りたいと真剣に思いました もっと話題になって良い映画だと思います 終わりの方で涙してしまったのですが隣に座っていたお客様もハンカチに顔を埋めていました この映画もう一度観たいのでリピートします 個人的に評価は3.8くらいです。
ファンタジア国際映画祭、最優秀アニメーション賞
ペンギン・ハイウェイ
ファンタジア国際映画祭、最優秀アニメーション賞 受賞おめでとうございます。
石田監督の作品は、2011年の「rain town」からずっと鑑賞しています。2011年の数々の映画祭の受賞を機に監督になったとお聞きしましたが、たったの7年で世界一まで上り詰めたことになります。
今回の作品「ペンギン・ハイウェイ」ですが、素晴らしい作品です。
過去の作品の集大成のような作品と感じました。
たとえば、
喫茶店の絵の配置は「rain town」のおばあさんの部屋
後半の流れるようなスピード展開は「フミコの告白」
ただわからないのことが一つ最後まで残りました。
お姉さんの両親と海で過ごした過去の記憶がなんであったのか?
お姉さん自身が自問していますが、答えが出ないで終わってます。
「海」のなかでの記憶としても、記憶を頼りに列車で故郷の海へ行こうとしているので「海」の中の記憶ではなさそうです。
ということで、もう一回見に行きます。
これからも世界中で楽しめる石田監督のrain townのような世界観の作品を期待しています。
追記:
監督が見ていたらですが、レースのカーテンのアニメーションですが、札幌短編映画祭 受賞の時に見ませんでしたか?
おっぱいに抱かれて…涙
ちょっと大人びたアオヤマ君。 おっぱい見てるのに、「見てませんっ!」 そーいや、男ってこの年齢くらいからおっぱいを意識しだすんだよなぁ。 そして劇中、執拗なまでにそのおっぱいが強調される。 そして、ラスト。 そのおっぱいに抱かれて… 泣いちゃいました。 この映画、女性は感情移入できるのかな?? 私は思いっきりこの少年に感情移入して観てました。 そして、おっぱいお姉さんに憧れながら… 同じく少年(幼児)の成長を描いた「未来のミライ」と比較していいのかどうか。 こちらの方がはるかに面白く楽しめ、そして感動しました。 私、全くこの作品の存在自体も知らず、このサイトを見てあまりの評価の高さに観てきました。 観て損はなかったです。 この主人公以上の年齢の男子みんなに観てもらいたい、隠れたお勧め映画でした。
原作の再現力
森見登美彦さんの原作や映像作品は全て見ていますが、このペンギンハイウェイが今までの映像作品で1番原作に忠実に再現していると思います。
お姉さんのオッパイの下りや、クラスメートとの距離感、家族との会話の滑稽なやりとり…などなど森見節が随所に見られ、かつテンポも良く、登場人物の魅力的に描けてる点など、最後まで目が離せないとても良作でした。
と、ここまでは原作が大好きな(と言うか森見作品)小生から言わせれば、原作を再現しただけなので、少し物足りない。
海の造形や、ジャバウォックの造形、ペンギンに至るまでが少し物足りない、文句はないけど、印象的では無い。
誰かデザイナーを立てたり、イメージをもう少し膨らませたり出来たのでは?などレベルの高い要求をしてしまいました。
つまり、湯浅監督にあってこの監督に無いもの、それはファンタジー描く上で最も重要な「独創性」「作家性」この2点は必要だと思いました。
なんか良い映画なんだけど、心に残らない、原作では読者の想像を膨らます作用が、映画ではモロに観客に伝わる瞬間なので、そこが最も必要でなかったかと思いました。
つまり、原作ファンには納得できるし、ある程度のクオリティはあるけど映画自体の一番重要な要素が抜けている事。残念でした。
とは言え、全然ダメな作品では無いと思いました
シュールながら凄く王道
突飛な設定、シュールな映像に一瞬面食らうけど、大筋は凄く王道的なジュブナイルもの。
少年少女が不思議な出来事に遭遇したり、変わった人や生き物との出会いと別れを通して成長する話。
あるいは子供が年上の異性に憧れたり、初恋して、当然成就はしないけど、それで成長する話。
そう解釈すると、凄く良くあるパターン。
世の中には不思議な事も多いし、少年にとって女性は神秘だけど、子供には大きな可能性があるよね、くらいで腑に落ちた。
映像はとてもポップで綺麗だし、声も良かった。
少し長いかなぁとは思う。
主人公の話し方とかキャラクターは現実的でないけど、まぁ作品にはマッチしてるのかな。この原作は読んだこと無いけど、森見登美彦は少しラノベっぽいなぁとは感じる。
夏にぴったりの映画
原作未読。5月に公開された予告を見てからずっと気になっていた作品。 予備知識なしで鑑賞したけれど、とても良い作品でした!ファンタジーかと思いきやガチSFだったことは意外。 作画は現代的で綺麗な自分好みのものでした。また躍動感もあってとても素晴らしかったです。今後もスタジオコロリドには長編映画に挑戦してほしいものです。 キャラデザやキャスティングは文句なし!なんといってもお姉さんがとても魅力的で、気さくな感じが良かったです。 ストーリーは謎解きに関して賛否あるようですが、個人的にはちょうどいいという印象でした。主人公たち小学四年生でも解明できる程度の未知や謎ならそれはそれでショボいですし(笑) 主題歌は宇多田ヒカルの"Good Night"でしたが、これがまた作品にマッチしていて最高です! あとパンフレット。劇中のアオヤマ君の日記や研究ノート、プロジェクトアマゾンのマップの詳細が載っているのでおすすめ。アオヤマ君が最後に付けてた日記の内容がなんとも切ない! ユナイテッドシネマで上映されていないことがもったいない...
これを観ずに平成最後の夏を終えるのはもったいない
日々学び続ける小学4年生の少年アオヤマ君を主人公に、街に突如現れたペンギンを発端に始まるひと夏の研究譚。 新しいものに瞳を輝かせる子供らしい好奇心、お姉さんへの憧憬、日々のことに一所懸命になれた少年のころを思い出させるジュブナイル映画であり、SFでもある。 親子で観るのはあまりお勧めしませんが、友達と、あるいは一人で、夏が終わる前に観てほしい作品です。
夏の空色を感じればOK
一言で言えば、「おっぱい好きな少年が、一夏の冒険で成長する話」。 『四畳半神話大系』や『夜は短し歩けよ乙女』などの森見作品同様に、日常に紛れ込み隣接する非日常の世界。 しかし、『四畳半〜』などの妖異怪異の類ではない。 異次元や宇宙人、どこか分からない世界の果てなど「不可思議な存在」=「未知」との遭遇だ。 スピルバーグというよりは、藤子・F・不二雄の描く世界に近く、「少しふしぎ」な、SFファンタジー。 抜けるような夏の青空に、少年のお姉さんへの憧憬と、芽生え始めた性欲という、椎名誠の『アド・バード』のような不条理さと叙情と少年の未分化な感情を組み合わせたような雰囲気が加味される。 そこに、『不思議の国のアリス』をふりかける。 てんこ盛りすぎて、わかりにくいかも。 しっかりとキャラが立っていて、彼らの冒険を眺めていればいい映画。 お話(ストーリー)は重要じゃない作品なんだな、と。 ペンギンかわいい。 おっぱいいいよね。 クラスメイトの美少女が少年を好きなのに、少年は気付かず、年上のおっぱいにしか興味ないよね。 夏休みの冒険だよね。 にゃーん。 なんて表層パーツから、夏の青空の色を感じとれれば充分じゃないかな。 結構、大人向きで、高校生以上推奨。 ペンギンアニメだと思って、小さなお子さんを連れて行くと、のっけから「おっぱい」連呼、視点はおっぱいってシーンに、親は焦る羽目になるから注意!
期待以上に満足でした。
事前情報なしで観に行きましたがとてもよかったです。
どんな話なのかと序盤を観てましたが、ウチダくんがcv.釘宮理恵でまずおおっと思い、お姉さんと実験やチェスなどを通して親密になっていく様(蒼井優さんの声優も良かったと思います。)、小学校の友だちとのいざこざ含めた関係性、どれもドラマを感じることができました。
また、海に行こっかというお姉さんのセリフはどうせ行けないフラグ立ってんだろうなあと思いつつ観てたらほんとに行けなかったのが少し悲しかったです。
以上含めて全体的にいい作品でしたが、何より個人的には、お姉さん自体自分の存在をよくわかってない、という点が逆に非現実性を覆い隠してくれた気がします。(あまり変に説明されていたらありえなさを感じてしまっていたかも)
じんわり良作
丁寧に丁寧に、主人公二人のキャラクターが描かれていて、演じる声優もお上手でとても素晴らしい作品でした。 以下は、あくまで個人的な感想ですが、、、 ー後半、クライマックス入る手前、若干テンポが悪かった気がする。全体が二時間あるので、私は余計にちょっと気になってしまいました。 ーラストシーンで、しっかり泣かせて欲しかった。あれだけの前置きや、触れ合いがあったので、もっとセンチメンタルにしてほしかった。もちろん、センチメンタルではあったのだけれど、少し感動というか感情の盛り上がりが控え目だった気がする。
SF(ちょっと不思議)からのダークファンタジー?
序盤の印象はかなりの骨太SF。後半の印象はダークファンタジー。予告を見た段階では、こんな映画だとは全く思わなかった。いい意味で予想を裏切られて大満足。 まず、主人公の少年がよい。研究調査というものに対してものすごく紳士的である。事象を調べ、名前を付け、ノートにまとめ、考察を繰り返す。正直、冒頭のモノローグで「僕がどのくらい偉くなるのか予想もつかないのである」などと聞いたときは、小生意気なガキが主人公かよ~と辟易したが、なかなかどうして評価にたがわず賢いではないか。まあ、小生意気ではあったけれど。 もう一人の主人公、お姉さんはずっと違和感だらけの存在だった。が、それゆえに前半のSF設定が活き、後半のダークファンタジーへときれいにつながった気がする。結局お姉さんが何だったのかはわからずじまいだったが、最近こういう「理由はよくわからないが、確かに怪異があった」という話にはまっているので、俺はとても楽しめた。 全体の印象としては…子供向けかと思いきや、研究についてのいろはや数学のトポロジー、ダークファンタジーに精通していると、物語に一本通った芯の太さに大いに驚く。芯は「ペンギン・ハイウェイ」、その芯を修飾するのがこれらの要素だ。はまる人ははまりそうだが、はまらない人は単なる子供向けだと思ってしまうのではないだろうか。
まさか泣くとは...笑
ペンギン・ハイウェイ鑑賞しました。 科学大好き少年アオヤマ君が、町に突如大量に現れたペンギンの謎や、こちらも町に現れた海と呼ばれる球体の謎、そして"お姉さん"にまつわる謎を解きながら、少年の心の成長や揺れ動きを機微に描く作品です。 期待値が低いわけではなかったですがそこまで高くもなく鑑賞に臨んだ結果、まさかラストシーンにに泣かされるとは...笑 少年にとってのペンギン・ハイウェイ(=自身の夢に向かっての道のりであると同時にお姉さんまでの道のり)、そこに向かってお前頑張れよ!って応援したくなりました。 また、私自身にとってのペンギン・ハイウェイも改めて考え直したり見つめたり、少年に負けないように歩んでいこう!とも思わせてくれたりして、なんかもう最高です!笑 確かに、少年が解こうとする謎が合理的に解明される訳ではありませんが、本作品の味噌はそこじゃないのであまり気になりません。 子どもから大人まで楽しめる作品です。 夏の終わりにスッキリする1本をぜひ! (超個人的ですが、ブレードランナーとインターステラーの要素が感じられたことも最高でした。笑)
素晴らしいティーンエイジャーSF成長記!
原作未読で鑑賞。 こんなに爽やかな一夏の思い出映画は「時をかける少女」「サマーウォーズ」以来かもしれない。 アニメはもちろん今年の邦画、洋画合わせた中でも三本の指に入るくらい素晴らしい映画だった! ネットではネタとしておっぱいだのおねショタだのという意見もあるが この作品は一人のおませ少年がたった数ヵ月で大人への階段をかけあがる様を描いた心にくる秀作。 ちなみに ツイッターでは少数だが「女を性的に扱っている」という感想があるらしいがそれは真逆も真逆、 確かに主人公からこんなに「おっぱい」と発せられる作品はあまりないがそれを差し引いてもこんなに健全な作品はなかなかない。 児童文庫にもなっているだけあって知的好奇心と探求心の詰まった、非常に優秀なジュブナイル作品でした!
僕は自分の想像を超える現象を映像で確かめる必要があったのである。
映画を放映中なのを全然しらず、 原作を、Audibleの音声作品で聞いていて、面白いなー、ときいていたのですが、ペンギン誕生シーンを聞いた時、「こ、これ、文章じゃ上手く想像できんぞ。」と思ったんです。音声作品を2倍速で聞いているせいかなとも思い、同じ箇所を1倍速で聞いても変わらず、「こりゃあ、紙媒体で読んでも同じだな」と思ってしまったんです。ペンギン誕生の瞬間を目撃したい衝動に駆られました。 普段は本もよく読むし、そんなことないのですが、アオヤマくんのノリも移ってそう思ったのでしょう。 何か映像化されたものはないだろうか、と思って検索して、映画をその晩見に行きました。 原作を3分の1くらい読んだ状態で行きましたが、大満足!!! アオヤマくんのノートにかかれた現象のドキュメンタリーを見て色々目撃した気分になれました! スズキくん以外原作を読んでいた時のイメージ通りでした。アオヤマくんは言わずもがな、お姉さんはやっぱり蒼井優さんでなくちゃいけんわ!スズキくんは原作ではアオヤマくんと身長が一緒で少し太っているだけ、となっているので、そこだけ残念。結構大事なポイントだと思うのに、歪められてて残念。 原作ではもっと細かいアオヤマくんの表情や子どもらしさが書き込まれていて、アオヤマくんの論理的思考からみた奇想天外な世界にぐーーーーっと引き込まれます。 この作品なら、 映画の余韻に浸ってもう一度原作を読んでもいいぞ、むしろ3倍楽しめるぞ、と思います。 ちなみに、宇多田ヒカルさんの歌についても、作品制作のNHKのドキュメンタリーを見ていた歌だったので、「主人公が昔かなわない初恋をした時の気持ち」をイメージを体現したくて2年間くすぶっていた曲だそうで、曲の内容が本編を補足し、本編が曲を補足する最高の組み合わせだったと思います。
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