「Insult」判決、ふたつの希望 Kjさんの映画レビュー(感想・評価)
Insult
最初は難民とヘイトから始まる。ヘイトな旦那に冷めた目を送る嫁。これは世界中で見られる風景。双方弁護士が現れ、構図が社会規模に拡大する。やはり日本ではなく、ここはレバノン。ここまでの歩みの複雑さが比較にならない。それぞれの登場人物 の属性が多様。これは勉強しなければならない。ひとつの価値観に収束はせず、均衡の上にしか成り立たない緊張感のある社会。
判決自体は法律に立ち返った妥当なもの。単純な解ではあるが、単純には思えない。どちらの立場に寄り添って見ることも許されない。ここに登場しないユダヤも同じくそう。
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