ドント・ウォーリーのレビュー・感想・評価
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アルコール依存との戦い
実在の人物を元に作られたお話と言うことですが、観ながら「コイツ性格悪いなー(笑)」なんて思いました(笑)。
それには過去のトラウマがあり、酒に逃げ…溺れ、結果 事故により身体の自由は奪われてしまったけれど、それとは引き換えに素晴らしい人生を与えられたんだなと思う。
驚いたのが、ジョナ・ヒル!!!
え?!こんなにイケメンだった(笑)?!
悟りを開いた(?)みたいな役柄だったけど、ジーザスみたいだった(笑)。
エンディングのシーンで、子供達と走り去るシーンは良かった。
心打つ作品
個人評価:3.8
ロビン・ウィリアムズ亡き後でも、こんなにも素晴らしい役者がいる。ホアキン・フェニックスの魂のこもった演技で、物語が息づいて心打つ作品になっている。
マイノリティになってからの成長を描く物語はよくあるが、本作はジャック・ブラックなどの脇も素晴らしく、一つ頭出た作品になっている。
ステップ9の行程の、人々を許す課題は感銘を受ける。憎む事よりも、許す事で人生が楽になっていく。表情も次第に優しくなる。
許しているから出来る事。マイノリティだから出来る事。それが風刺画と上手くマッチしているのだと思う。
なかなかよい映画でした
悩みも苦しみも
人それぞれだけれど
よりよく生きたいと
願うのが人間なんだなあと
感じました。
人には人の事情があることを理解して
人に腹を立てず
人を恨まず
自分を肯定して生きられたら
楽に生きられると思いました。
共感が薄かった。
風刺画で有名にな人らしいのと、監督とロビンウィリアムズが作りたかったというので鑑賞しました。
アルコール依存でダメになったのに、それなりに幸せなのは普通に生きている人には腹立たしいかもしれません。
共感部分が少なく、少し予備知識が必要だったと後悔しました。
"ドントウォーリー"タイトルが沁みる
観終えたあとに、このタイトルが深く伝わり心に沁みわたる。
相手を赦すことで自分自身も赦し解き放たれる。
自分にきちんと向き合わないとできないことだし、ジョンも周りのひとに支えられて気づかされてそんな境地にまで至れたのかなと思う。
周りの人たちがとても魅力的。
個人的に?ホアキンフェニックスがロビンウィリアムズの精神も受け継いでいるからなのか、とても似ていてそこだけでも胸が熱くなった。目の奥にロビン、そしてジョンを感じた。
中盤までは良かったのですが…❗
星🌟🌟🌟🌟予告編が面白そうだったので観たのですが…途中までは半身不随になっても懸命に生きる主人公に共感して観ていたのですが中盤のアルコール依存を治す治療のシーンあたりからちょっと精神論的な内容になりちょっとついて行けなくなりました❗最初からアルコール依存を治すのを前提の描き方だったら分かるのですが…主人公キャラハンを演じたホアキン・フェニックスは凄く良かったのですが…話の流れとしたら出来たら最後まで明るい前向きな主人公で描いて欲しかったです❗
アルコール依存症ってこういうこと
アルコール依存症で事故に遭わなければ
漫画家として名を馳せることもなかったたろう。なんと皮肉な人生。
けれども、そこからどんな風に自分と向き合ったのかが、この映画の鍵となっているように感じる。
過去と向き合って、自分の人生を振り返りながら赦しを求める姿は、素晴らしい。
そして、やっぱり思うのは、人は出会いで人生が変わるんだということ。
だれと出会うのか。
諦めずに自分と関わってくれた人はだれなのか。
いま一度、周りを見回してみようと思えた。
ロビンもホアキンも…
そういや、ロビン・ウィリアムズも、ホアキン・フェニックスもアルコール依存だったなぁ。
ホアキンは、ジョン・キャラハンを演じつつ、あんたちょっとロビンに寄せたろ?ってぐらい、ロビン・ウィリアムズにも似ていて。鑑賞前、ロビン・ウィリアムズで観たかったなと思っていたが、そんな野暮な考えも消えました。
共演もなかなかの面子。ソニック・ユースのキム・ゴードンが出てるじゃない。あの人、スクリーン映えしますね。それに、なんと言っても、ルーニー・マーラっすよ。出てきた途端、釘付け。なんちゅー美しい。
エンディングでジョン・キャラハンの歌も聴けた。私は、あの人の歌が好きだ。
いい映画でした。
距離感
ガスバンサントはもっと冷めた目をしている人だと思っていたが以外に熱いんだな。
主人公に寄り添いすぎた気がしてそれがある種、どこにでもある話にしてしまったのだろうか??
もっと引いていてよかったと思うがこれはこれでよしとしよう。
見終わった後は心地よく帰れたんだし。
2019年ベストムービー!
アルコール依存症にまつわる物語に心揺さぶられます…。
*ラストに近い場面、依存症の会を主催していたドニーの告白には涙しました。
*この映画、話題になっているのか、なっていないのかよく分かりませんが、いい映画ですよ(笑)心が寛容になれます(笑)
予想外に自己啓発色の強い映画だった。 怪しいセミナーだと思って見て...
予想外に自己啓発色の強い映画だった。
怪しいセミナーだと思って見てたがちゃんと自分を見直しせる予想外の展開でしたww
ガス ヴァン サントの映画独特のふわふわしたリアルか幻想かわからない世界観が好き。
予想を超えた映画でした
ホアキン・フェニックスとルーニー・マーラがやっぱり好きだと確信しました。
それにしても、ガス・ヴァン・サントは静かにドラマチックで感動的な作品を作るなぁとつくづく思ってしまった。冷静に見れば、相当にどうしようもない奴らばかりが出てくる作品なんだけど、仕舞いにはそのどれもが魅力的に見えて、しかもその物語に感動してしまうのだから、まさに映画マジック。
時間軸はかなりバラバラで、最後まで正確なその流れが掴めなかったけれど、特段それが苦になることなく、ナチュラルに泣かされた。
依存症とか障害者とか介護とか、意外と社会的な要素もあって、かなり濃密。
見る前は、すぐに忘れてしまいそうな単純なタイトルだなぁと思っていたけれど、予想を遙かに超える作品だった。
暴走☆車椅子
風刺漫画家がなぜ車椅子生活となったか?そして、原因であるアルコール依存症から脱却するお話し。
とにかく、はっちゃけた性格なのか?色々と無茶をしてしまう主人公キャラハン。孤児として育ち、13歳から飲酒癖があり、ある日、パーティーで知り合ったデクスター(ジャック・ブラック)と大酒を飲み、彼の運転する車で事故に遭い、キャラハンだけ大怪我をして車椅子の生活になってしまいます。
車椅子になっても性格は変わらない。とにかく飲みまくるし、あり得ないスピードで電動車椅子を飛ばします。ヘルパーや回りの人達に散々迷惑をかけるが、ある日、断酒を決意する。
断酒セミナーに通い自分の過去を辿って、一つ一つ許していく。特にデクスターとの対面は感動的。
入院した直後からアヌーという美女(ルーニー・マーラー)が現れて、親しくなり遂に彼女にしてしまう。あんな可愛い彼女がいたら前向きに生きられるね、車椅子でも。やたら息の合った二人と思ったら、実際に恋人同士なんですね♪
自分は何かから逃れるためにお酒を飲んでるわけではないけど、マジで禁酒しようかな?と思えた映画でした。
文化性の違いを感じた
風刺漫画家ジョン・キャラハンの話であり、ロビン・ウィリアムズが温めていた企画。それを20年の時を経てガス・ヴァン・サント監督が映画化。
最後に収斂するように意図して仕組んでいるのは分かるが、構成のとっ散らかり方が凄い。しかし、それはとても映画的であり、映画だからこそなし得る技ともいえる。
悩ましいのは、踏みとどまっているようで、これってセラピー、自己啓発の類だよな...という感情が抜けなかったこと。カウンセリングの重要性は分かっているつもりだし、これらの出会いがなければジョン・キャラハンは彼たり得なかったのかもしれない。しかし...何だろうな...あのステップ...?(そこが重要なわりに何故か飛ばしているような気がする)が「良い」のかと聞かれると躊躇ってしまう自分がいるのだ。正直、葛藤の描き方が足りていないというか...どん底とは何なのだろうかということを考えてしまうのだ。私は割と心がないのかもしれない...と思ってしまった。描いているプロセスが映画故の編集なのか、リアルなのか判別もつかないが、「あれで足りるのかな」という...挫折と癒しがどちらも半端というか...。ジョナ・ヒルとの関係性を掘り下げるならルーニー・マーラの方は...?というような事を考えていた。
あと、肝心の風刺漫画がうまくフィーチャーしきれていないのも気になった。
多分、文化性の違いもあると思う。セラピーや漫画の風刺性、笑いはその国の文化が強く影響するものなので、私がアメリカで生まれ育った人間だったらまた全く異なる感想を持った可能性がある。
役者個々の演技はとても良かったと思う。ホアキン・フェニックスの変化ぶりは凄いなと思った。あとジョナ・ヒル...最後の最後で急に人間臭さマックスになるジョナ・ヒルがある種衝撃的だった。
ひっかかりなく
するすると水のようにひっかかりなく見れる映画でした。いい話なんだけど、すべてがうまくいくからかな?何かが欲しい気がするけど何か分からない。さすがのガスバンサント作りが上手くて、気づいたら終わってました。
私はアルコール依存症です。
AAのプログラムも(かなりかいつまんでではあるが)関わってくるので、戸惑う人もいるかも。日本の「断酒会」とはちょっと違うんですよね。
もっとベタに回復過程と成り上がりぶりをわかりやすいサクセスストーリーにしたらもっとウケたかも知れないが、まあ別にいい。
ホアキンは相変わらずのくせものぶり。ジョナ・ヒルをきちんと認識したのはこれが初めてだったが、後日鑑賞した『マネー・ボール』とのあまりの違いに驚いた。
人生は、変えられる。許すことで。
大好きな「グッド・ウィル・ハンティング」のガス・ヴァン・サント監督なので観てきました。
実在した風刺漫画家ジョン・キャラハンの生涯(この人の漫画はなかなか辛口でシュールなユーモアで、賛否両論あったけど、私はとても好き)。
親に捨てられた幼少期から出自の悩みが深くアル中に走り、車の大事故で障害者に。
どん底の絶望の中から生き方をみつけていく話。
勇気を出して通い出したセラピーでみんなが一緒に最初に唱える言葉⏬
「変えられないものを受け入れる安らぎを。
変えられるものを変える勇気を」
神学者が伝えた有名なニーバーの言葉…
全文はこうでした⏬
「神よ、天にまします父よ、
私たちに変えられないものを受け入れる心の平穏を与えて下さい。
変えることのできるものを変える勇気を与えて下さい。
そして、変えることのできるものとできないものを見分ける賢さを与えて下さい。
われらの主、イエス・キリスト。
アーメン」
まさに、この言葉に凝縮された映画でした。
人生投げやりのどうしようもなかった酔っ払いが、いろんな人に助けられながら自らの意志で改心をすることで、59才までの人生後半は、どれほど心穏やかに生きることができたか。
特に、今まで許すことのできなかった人たちをリストアップして車椅子で訪ねて行き、目を見て謝り、感謝し、ハグして周るうちにジョンの顔がどんどん変わっていく様が、ホアキンさすがの演技でした。
人や、物事を許す、ということは、
自分自身を許すことと同じなのです。
だから、この主人公には本当の心の平穏がようやく訪れました。
そのシーンが素晴らしかった。泣けた。
私も… 許さなければ、あの人を、あの事を、そして自分自身を。
人生は、変えられる。自らの意志で、変えられる。
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