ドント・ウォーリーのレビュー・感想・評価

ドント・ウォーリー

劇場公開日 2019年5月3日
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悲しみのどん底から抜け出すには

ガス・ヴァン・サント監督のティーチイン付き「ドント・ウォーリー」上映会に行ってきた

昔、むかしの話、ガス・ヴァン・サント監督の「マイ・プライベート・アイダホ」を観て、映画の素晴らしさにはまった私としては、とても有り難いイベントだった

この映画のお話は、車椅子の風刺漫画家ジョン・キャラハンが断酒会に通いながら、自分の人生を見つめ直す作品

この世の中に、人生が常に順風満帆っていう人は、あまりいないだろう

うまくいかないこともあるし、不運のスパイラルにはまってしまって、なかなか抜け出せないこともある

そんな時、私たちは何かに依存してその辛さを忘れようとする

映画好きは映画をみるし
音楽好きなら、ライブで思い切り踊ったりするかもしれない
無心でひたすらゲームをする人もいるかもしれないし
SNSで悪態をついている人もいるかもしれない

この映画の主人公 ジョンの場合は、酒を飲むことで人生の辛いことから逃げていた

しかし、その悪癖が、彼の人生をより辛いものにしていってしまう

この映画は、もしも、私たちが、そんな不幸のどん底に陥ってしまった時、どうやってそこから抜け出せばいいのかを教えてくれる

もともと、この映画は監督が「グッド・ウィル・ハンティング」で一緒に仕事をしたロビン・ウィリアムスと共同で進めていた企画だったという

残念ながら、ロビン・ウィリアムスは亡くなってしまったけれど
きっと彼の深い悲しみの中に、ジョンの気持ちと通じる部分があったのだろうと思う

その後、ジョンは酒を断ち切るように風刺漫画を描くようになるのだが、その悲しみを笑いに転化するところも、ロビン・ウィリアムスの気持ちとリンクしていたに違いない

ジョンが、この映画の中でどのように酒や悲しみを断ち切ろうとしたのかは、ぜひ、映画を観て確認して欲しい

私が、そんな彼の姿を観て思ったのは
自分では、悪いことが続いて、何て私の人生は不運なんだと思う時でも、生活習慣を変えたり、自分の気持ちを切り替えたりするだけで、人生は好転するということ

それが難しいから、人はなかなか人生を変えられないんだけれど、何かをきっかけにして、変えるべき時はきっとやってくる

もしかしたら、この映画を観たことをきっかけに、ジョンと同じ行動をしてみたら、人生を変えられかもしれない

周りの人たちは、自分が思っているより優しいし、誰かに頼りたい時は頼っても良いのだ

人生は、案外悪くないよね
と思える映画だった

この映画の中では、断酒会のグループセラピーのシーンが多い
断酒会やグループセラピーが、あまり浸透していない日本で、この映画が受け入れられるかどうかを監督はとても心配していた

グループセラピーは、例えば家族や友人との会話だと思えば、そんなにかけ離れた問題でもないなと思った

最近、落ち込み気味で…とか、どうも人生うまくいかない…と、ネガティブな思考に陥っている人にこそ、観て欲しい作品

とえ
とえさん / 2019年2月21日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会、映画館
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ある意味『her~』のアナザー・エンディング ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

 アル中のジョンはある日友人の誘いで繰り出したパーティの帰りに交通事故に遭い全身麻痺になってしまう。自由奔放な生活から誰かの手を借りないと生きていけない生活を余儀なくされたジョンはますます酒浸りになるが、嫌々ながら参加したアル中克服の自助グループのセッションに参加したことがきっかけとなって人生を見つめ直し立て直す決意をする。
 2000年に亡くなった風刺画イラストレーター、ジョン・キャラハンの半生を描いた作品。クレジットにロビン・ウィリアムズへの謝辞があったので何かと思ったら生前に温めていた企画だったとのこと。映像トーンはもう今の流行と言っていい赤茶けてザラついた70'sの再現、そういう実話なのでそれでいいのですがこういう映像の作品がここ数年多いので正直食傷気味。お酒を嗜む人にとっては身につまされる話なのかも知れませんが下戸の視点からだと何から何まで自業自得でどこにも感情移入出来なくて困りましたが、自身のトラウマと向き合うことを決意してからのジョンの生き方にはグッとくるものがありました。
 ジョンを演じているのはホアキン・フェニックス。顔が濃くて個性的なので誰を演じてもホアキン本人に見えてしまうのが残念なのですが、ブヨブヨの体でのたうち回る迫真の演技は凄まじくリアル。ジョンを温かく見守る周囲の人々が示す優しさはとても美しく、特に入院中からジョンを支えるアヌーを演じたルーニー・マーラの途方もない透明感にハートをぶち抜かれました。ホアキン&ルーニーといえば傑作SF『her もうひとつの彼女』を思い出さずにいられず、寄り添い生きる二人の姿は『her〜』のアナザー・エンディングのようにも見えました。
 あと吸血鬼映画かナチス映画でしか観たことのないウド・キアーが出ていたのにビックリ。そこにいるだけで映画の品格を一段上に押し上げる存在感もまた印象的でした。

よね
よねさん / 2019年1月14日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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良い映画だが、思い入れを感じない

2時間近くある映画なのに結構楽しんで観られたが、こうしてなんか書こうと思うと特に何も浮かばない。ジョンが全身麻痺になったことで逆に自分の天職を見つけるというミラクル的な話だが、カタルシスに向かって集約していくような感じはなかった。ジョンが車椅子で女の子とダンスをするシーンとか、車椅子をすごいスピードで走らせてコケてしまった後、スケボーやってた子供たちに助けられるなど、印象深いシーンは色々あったが、特に思い入れを感じない映画だった。キャストはみんな好演で、ソニックユースのキム・ゴードンが出ていたのが自分的にはボーナスだった。

GreenT
GreenTさん / 2018年12月17日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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