アナと雪の女王2のレビュー・感想・評価
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子供なら楽しめる!
アナ雪、映像はきれいだし
印象はいいんですが、やはりイマイチですね。
話がとっても浅いです。
キャラの行動の動機がハッキリしません。
主人公たちを引き立てるヴィランズもイマイチ。
プリンセスで、だれにも知られずに
秘密の力を秘めているエルサと
愛されキャラでモテモテのアナ
そりゃあ、女の子が憧れますよね。
このシリーズは、そのキャラづくりと
映像美でうまくいっているんだと思います。
1は音楽も良かったですが、今作はイマイチです。
2はエルサのテーマが良かっただけですね。
クリストフが歌う場面では、シュールさを
狙っている演出がありましたが
狙いが弱いから受け止め方に迷います。
私が映画館で見た時、この場面で
トイレに行く親子が沢山いました。
今作は新しく祖父や親がキーになりますが
話に必要最低限な部分しか出来ないので
キャラを知ることができず
終わってからの消化不良感がすごいです。
森での諍いのきっかけは本当に単純で、
単純すぎて殺し合いになるとは思えないし
お互いのトップが死んで、そのうえ森が
閉ざされてしまったのなら、休戦し
話し合うと思うんです。
そういう柔軟性があるからこそ、エルサの登場で
争いをやめて耳を傾けようとしたんだと思います。
エルサの登場まで争い続けていることと
エルサの登場のみで争いが終わることが
何とも言えない矛盾です
精霊たちによって呪いがかけられたという話でしたが、
エルサは次々と精霊たちを手なずけていきます。
だからエルサが精霊たちと仲良くなることで、
簡単に森にかかった呪いは解放されそうですが
されません…
第五の精霊の存在があり、その精霊が呪いの根源で
エルサを呼ぶ声だと思われました。
第五の精霊も本当は、
エルサを呼んで呪いを早く解決してほしいんだろう、
と思えたんです。エルサ自身も、声の主に親しみを感じつつ
早く会いたいと願いながらそこまでたどり着きます。
ところが、たどり着いた先に第五の精霊はいません。
エルサは水の記憶で真相をしるも、前作のアナのように凍り付きます。
え!?なんで!?!?!?!?ここが一番矛盾を感じました。
その後、エルサの最後の魔法でアナが真相を知り
ダムを破壊し過去の先祖の過ちを正すことで
呪いは解けますが、じゃあ呪いとは
なんなのか?誰がかけたものなのか?
そのあたりが深いんですかね。答えのない部分で
観客に問いかけているんでしょうか?
アナがダムを破壊したことでエルサも氷から解放されます。
ん!?じゃあエルサも知らない間に
呪いにかかってたということ??
この流れも意味不明ですね。
エルサを呼んだのは氷河なんでしょうか。
それとも氷河にあった記憶?
母親が父親を助けるときに精霊に語り掛けた歌声が
繰り返し氷河の記憶の中で再生されていたのでしょうか。
エルサしか聞こえないそれは、精霊のものとしか
思えないんですが、そこに第五の精霊はおらず
エルサ自身が第五の精霊なのです。
伝説として伝わっている第五の精霊が
生身の人間なのも不思議ですが
これに関しては不思議だけで留められます。
後付けの説明でなんとでもなりますからね。
なんていうか、こういう、
なんでだろう?と思ってしまう小さなムリヤリ設定が
この作品は多いのです。
きっと観客に考えてほしいポイントなんでしょうが
そうならヒントも伏線も少ない。
だから、本当に小さいお子さん向けの作品なんです。
映画の外面だけ素直に見て
矛盾もそういうもの、として受け入れるなら
楽しく見ることができるでしょう。
1作目から特別なキャラだったエルサは
より特別な存在となり、愛されキャラのアナは
プロポーズをうけて女性として
更に幸せになることができたので、
そういう部分にときめいたり憧れる
小さい女児は、より一層楽しめると思います。
エルサの居場所……
1回目(字幕)観終わった感想が、もののけ姫だなと。
もののけ姫の台詞をアナ雪バージョンに置き換えて直ぐに脳内再生。とてもしっくり来ました。
もののけ姫
アシタカ『サンは森で、私はタタラ場で暮らそう。ともに生きよう。会いにいくよ。ヤックルに乗って』
アナ雪バージョン
エルサ 『私はノーサルドラで、アナはアレンデールで、共に生きていましょう。お互いの居場所で。会いに行くわ。水の馬に乗って。』
ノーサルドラとアレンデールの架け橋として生きると決めたエルサ…
結局、エルサは "ありのまま" の自分でいてもアレンデールに自分の居場所はないという事だったのかと思うととても悲しい気持ちになりました。だけど、"こころのままに" 正直にエルサが自分で見つけた答え、そして居場所なら仕方ないのかこの結末。寧ろ、エルサの自分は本当は何者で、なぜ幸せなのにいつも何処か不安で、窮屈に感じるのか。そこをエルサが探求した結果だから『良かったね、居場所が見つかって』て言ってあげるべきなんだろうな。アナ雪大好き、エルサ大好きな私ですが、1回目観終わって複雑な気持ちのまま帰りました。
2回目(吹き替え)気持ちを切り替えて鑑賞。やっぱりアナ雪は吹き替えの方が私は好きだな。エルサ(松たか子さん)もアナ(神田沙也加さん)も声質が好きです。イディナ・メンゼルさんの歌唱力はとても素晴らしいですが、個人的には吹き替えの声、和訳解釈の方が私にはスッと入ってきました。歌もどれも素晴らしく、特に『みせて、あなたを』エルサ(松たか子さん)、イドゥナ王妃(吉田羊さん)のデュエットが大好きです。このシーンで字幕では泣かなかったのに吹き替えで観たら自分でも驚くほど泣いてしまいました。1回目観た時とは違う感情でした。素直に『エルサ、見つけたね!自分が何者で、どうして魔法が与えられたのか、何をすべきなのか!見つけたね、良かったね』て素直に思いました。
これを映像と共に聴きたくて映画館へ後日3度行きました。
後、個人的にはクリストフの歌ですが、あれはクリストフのMVですねw 初め観たときは『これ、いる?』て思いましたが、アナへの溢れる気持ちをトナカイ達と共に情感たっぷりに歌うクリストフがツボです。
オラフも全く違和感なく、声優さんの凄さを目の当たりにしました。オラフのキャラを更に広げてくれた感じです。歌も抜群です。
そして、エルサもアナも衣装がとても素敵です。特にエルサの美しさ、可愛らしさが尊いです!後半の髪の毛を結んでないエルサ大好き!!! 新たなキャラの火の精霊サラマンダーも可愛い。
早く円盤化してもらいたい!家で『みせて、あなたを』を観たい!聴きたい! 私的に吹き替えオススメです。
★-1は、もののけ姫的な終わり方に未だ自分が少し、淋しく思っているからです。
劇団「アナ雪」による新作アドベンチャー
普段は外国映画は絶対に原語で観る派だけれど、「アナ雪」だけは吹替で観たいと思う。今回は前作から一部キャスト変更があれど、神田沙也加さんと松たか子さんがいてくれることの崇高さ。神田さんではないアナも松さんではないエルサも想像ができない。二人の演技と歌唱パフォーマンスは本当に圧巻。映画を見ていろんなことを思っても、まず最初に語りたいのは「松たか子さんの歌は本当に素晴らしいね!」である。
内容についてでいうと、なんというか「続編」というよりも、アナ雪の登場人物を使って新たな冒険記を作り始めてみた、というような印象を受けた。まるで「公式が同人漫画を描いた」とでも言うような感覚。物語はしっかりとしているし、テーマ性もしっかりあるものの、あえてそれをアナ雪でやる必然性とは?と考えると首を傾げてしまう。この内容なら普通に新作映画を作るべきだったのでは?と思うような。でもなんだかこの流れでシリーズが続いていきそうな気がする。今後「アナ雪」は冒険ものになっていくわけね。
決して「2」が悪いわけではないけれど、あまりにもストーリーに様々な展開を盛り込み過ぎて、過剰に壮大になってしまい、収拾をつけるのに些か強引さが否めなかった。エルサやアナたちはごく微細な糸口から全てを理解し次の展開を読み解く才能に長けた人たちと化しているし、両親の出会いや過去はストーリー設定上重要な意味を持つにも関わらず案外さらっと流される程度。ただエルサが第5の精霊だってことだけは一瞬でわかりました(でもそこはそれでいいと思う)。
楽曲に関しても個人的には物足りないの一言だった。キャッチ―で耳に残る名曲揃いだった前作に比べ、耳に残る曲がなかなかない。とは言えこればかりは前作が奇跡だったとしか言いようがないかもしれない。どの曲も一度聞いただけで次の瞬間には口ずさめてしまうようなパワーと存在感のあるミュージカルは、そう簡単に二度は作れないものなのかもしれない。
とは言え、最終的に訪れる「早く来た代替り」は私にはすとんと腑に落ちた。まるで「もののけ姫」のエンディングのように、それぞれがいるべき場所へと戻っていく。エルサが森で暮らし、アナが女王になるのは、考えたら極めて自然なことのように思えた。ずっと一緒だと約束した姉妹が自分たちの決断で離れて生きることを選ぶことの意味。この点は大いに合点がいった。
そしてどう考えたとしても、アナが女王になってからの話が更なる続編で描かれる気がしてならない。
ミュージカルとして素晴らしい
最初のアナ雪は、おじさんとしては、なかなかシアターで観るには敷居が高く、テレビで観た程度。
今回は、ミュージカルとして観れば、素晴らしいと聞いたので、ちびっ子に混じって吹き替えを鑑賞。子供って、大人は笑わないような、「そこ…?」という場面で、大受けの笑い声が上がるんですね(笑)
松さんと沙也加さんの歌声は、ホント素敵でした。特に『イントゥ・ジ・アンノウン 心のままに』は、前作の『レット・イット・ゴー ありのままで』より、歌い上げるのには、難しいと思いますが、松さんの張りのある歌声は、聴く人に感動を与えます。
オラフの声もピエールさんよりも、声優の竹内さんの方が、キャラに合っているかな…。
映像美は、さすがにディズニー作品。クオリティが高く、エルサが対峙する海の波は、実写以上に迫力がありました。
ストーリー的には、前作より設定が入り組んでいて、三世代前からのシガラミに遡っての展開となるため、小さい子には少し難しいかも…。
でも最後は、エルサもアナも、自分らしい生きる道を見つけて歩み始め、強い女性としての新たな地位を築きあげましたね。オラフも復活し、ディズニーらしいハッピー・エンドでした。
迫力と歌が最高
今回は映画館で4dxマジカルエディションで観ました。雪や竜巻があると言っていましたが設備が旧くてなかったです、マジカルエディションにしてはあんまり代わりはなかったのが残念でしたが映画はそれを吹き飛ばすほどの破壊力でした。吹替えで観ましたが松たか子さんは歌がパワーアップしてますし、クリストフのDEENみたいな歌自分は好きでした。(ちょっと痛かったけどね) あとエルサがもうアクションが凄い、歌いながら凄い事やりのけてるし後半は白馬の王女でした。アナも鋼のメンタルで何でも来いって感じでした。オラフはブッ飛んでいて可愛く消えてしまうシーンはうるっときました。トカゲも可愛かったしね。
もうエリサの強さがX-MAN!!
一作目も吹替で鑑賞。今回も吹替で!
とにかくエリサが強い!強過ぎる!!
手から出る吹雪は!
Σもはやビーム!!!!!!
間違いなくアベンジャーズの一員でも遜色無い強さ!
一作目のようなエルサの心の闇的な描写はほとんどなく、冒険!冒険!また冒険的な話!
一作目同様ストーリーに深みはないものの!それでも歌って踊って何とかするするのがディズニーの王道というもの!
ツベコベ言わずに楽しみましょう!
ディズニーアニメの中でも面白い部類だと思います
”戦うプリンセス”+”水の記憶”というディズニーの新境地。
・「今まではエルサの力の強さを不安に思っていた。けれど、今はそれが十分であることを祈っている」
予告編の台詞がよく今作を表している。
前作では「力を抑える、制御する」が課題のエルサ、今作ではむしろ力の強さが試される。
・「冒険にはもううんざりしてる」と冒頭で歌いながらも、
北の海に挑み、荒馬を乗りこなし、大洪水という天変地異と身一つで立ち向かうエルサは、まるでジャンヌ・ダルク。
これまでの「可愛く愛される」ディズニープリンセスから、
「戦う強いヒロイン」という新たな境地を切り開いた気がします。
前作が女性解放であれば、今作はさらに女性進出へ。
これまでのプリンセスに憧れてきた少女達は、「可愛く愛され」さらに「強い女性」に憧れるようになっていくのかなぁと、そんなことを思ったりしました。
・間接的に民族問題を扱っていることに、時代性を感じた。
全世界的に移民が増え、社会的なインパクトが巻き起こり、民族と宗教の対立により今やディズニーの本家アメリカでも「メリークリスマス」と(キリスト教的に)祝うことが叶わなくなった昨今。
作品の中では、民族間の結婚と、その祝福としての力、という形で物語がまとめられている。多民族の平和的共存、というメッセージが込められていることに2019年の時代性が感じられた。
(もとい、そのようにしなければ商業作品として世界的なヒットは見込めないだろうという算段もあるのだろう)
・「水は記憶を持つ」「ダムを破壊することこそが解放」という思想的偏向がやや気になる。
ファンタジーで良くある妖精達の設定の一貫として、水の記憶、というはありだとしても、作中で強調されすぎでは?
エンドロールの後にまで、しかもオラフの子ども向けトークに包まれて繰り返されたのには少しびっくりした。
「水の記憶」はいわゆる擬似科学界隈でよく言われているトンデモ理論。
それを子どもに見せることでトンデモ科学を受け入れる下地を作り出しそうな危険性を感じた。あくまで作品設定だと割り切れればいいんですが、作品への没入感の強い子どもにそれができるかどうか?
・アナとクリストフ
「プロポーズされて結ばれてハッピーエンド」という恋愛の王道的な結末を潔いほどに覆した前作。今作ではその王道が踏襲されたという意味で、ある意味恋愛的な物語面の補完としても楽しめますね。
それにしても、前作エンドでは単なる氷の業者扱いだったクリストフ、プロポーズに成功したことでひょっとしてこれで一国の王になる?それでいいのか、王座があまりにちょろすぎる気も(苦笑)
あ~…。
何と言いますか…エルサに人間らしい幸せを願ってはいけなかったのかと…。
家族の思い出みたいにきれいに終わるんじゃいけなかったのかしら…と思わずにはいられなかった。
ありのままと言えば聞こえは良いけれど、結局エルサが自分の生い立ち、能力も含め全てを抱えて身を引く(ように見える)…アレンデールにエルサの居場所はあったのかな…とか精霊としての役割しか許されないように感じて何だかなぁ…とか。アナの『遊びにおいでよ~』っていうスタンスにも退位したとはいえ自分(エルサ)の家でもあるのに…?と最後まで清い心では見られなかった(笑)家族とは…姉妹愛とは何ぞや~!エルサとアナの愛情は確かにお互いに向かってはいるんだけれど、どこかすれ違っているような違和感が残る気がして…。
映像が綺麗なだけにもやもやが残った作品でした。数見れば違う見方もできるかもしれないけれど、初見は素直にそんな感じ。
大人向け
見終わった直後は、
子供にわかるのかな?
音楽がキャッチーでなくなった(代わりにミュージカル度は格段に上がった)
ヴィランがいない。勧善懲悪な話ではない
など、前作の方がわかりやすく、楽しめたな、という感想が正直なところだった。
しかし。
夜になってもなぜかアナ雪2のことが気になって仕方なかった。
とくに二人が別々に生きることになったこと、エルサの今後はどうなるのか、という点がとくに気になった。
ディズニーの映画は大体見終わって「あー、面白かった」ですむのだが、本作は違った。
個人の生き方を提示した、ディズニーらしくない名作だと思った。
歌の聴き応えは前作以上
前作の松たか子の歌がオリジナルより好みだったので、今回もあえて吹き替えで見ました。
相変わらず歌は素晴らしい。
オラフの声優さんがとある事情で変更になってますが、むしろ好印象。
映像もきれいでしたが、前作の3Dの出来が良かったのに、今回は2Dでしか見られなかったので残念。安易な飛び出してくる3Dではなく、雪や氷といった風景の奥行きを感じさせる素晴らしいものだったので、ぜひ2も3Dで上映してほしいです。
前作がわりと子供向けのちょっとひねったプリンセスストーリーだったのに対して、今回はやや大人向けへシフト。
小さなお子さんたちが大勢見に来てましたが、どの程度分かるのかな?
オラフのざっくりした説明があるにしろ、なぜエルサがすぐに行動しないのかは、前作を見てないと分かりづらいと思います。
アナとクリストフの会話も、前作有りきですね。
今作の主人公は、アナの印象が強いです。
思い返してみれば、前作でも方向を決めていったのはアナですしね。
オリジナルタイトルよりも、邦題が案外うまいと思います。
女王としての適性はアナのほうがありそうだし、すっきりとしたハッピーエンドでした。
完全に能力をコントロールして遊ぶエルサは、今まで見た中で最高に幸せそうに見えます。
次回作があるとしたら、アナ女王とクリストフの子どもたちが主役になって、エルサを巻き込んだ自然との共生のストーリーにでもなりそう。
日本語版のエンドソングは、相変わらず今ひとつ。
お披露目のライブよりは全然良かったですが。
実績ある実力者には依頼できない理由でもあるんですかね?
前作に凌ぐものはない
私の解釈不足だろうか。
物語の展開の仕方に若干の無理矢理感が否めない。
ところどころに出てくる箸休め的なシーン。
クリストフの熱唱シーンの必要性って?
ダムを決壊させることが正しいと力説するが、あまりにも展開が無理矢理過ぎないか?
悪の始まりは姉妹の祖父なのに、そこの解説がないし、なんとか大佐も真実を知りながら自分たちの正当性を主張していた。
何が正義で何が悪なんでしょうか?
前作が素晴らし過ぎたせいか、今回は少々期待し過ぎたかな…
タイトルなし(ネタバレ)
『モアナ』と『もののけ姫』を8:2で割った感じ。自然や聖なるものとの調和はよくあるテーマですが、そこに母という古典的モチーフも加えられ、よくまとまっています。
ディズニーがこれから目指す道がなんとなく分かりました。『モアナ』に引き続き悪役らしい悪役は出てきません。精霊たちは異質なものではあるけれど悪としては描かれず、おじいさまは既に故人だし影が薄い。意図的に"悪"という存在を扱うことを避けているようにみえます。
話のテーマも勧善懲悪というより問題を解決するには過去を見据えないとね、という曖昧で現実に即したものです。これは子供たちに、童話のような善悪二元論(悪を倒せば善が成される)ではなく、現実的な問題解決法を提示することを目的としているのではと思いました。ディズニーはかなり時代に合わせて方針を柔軟に転換してきていますね。
ラストのご都合主義的というか、『もののけ姫』とは違い結局何の犠牲もないところは、ディズニーの限界というよりディズニーってこういうもんだよねと思って楽しむべきなのでしょうね。しかし最近のディズニーは本当に誰も殺さない……
技術面では『モアナ』から水表現の進化におどろきます。アニメと実写映画の境がどんどん無くなっていると思います。しかし背景があまりにリアルなのに、人物たちはアンバランスなディズニー絵柄のままなので違和感があるかも。モアナのほうが背景もいい意味で"アニメーションくささ"があったので、画面全体の統一感がありました。
あとクリストフの歌の場面で必死に笑いを堪えてたんですが、劇場で誰も笑ってなくてちょっと寂しかった…歌は全部素晴らしかったです👍日本語版は聞いてませんが英語で韻を踏む箇所がどの歌も結構多いので再現できてるんだろうか…という感じ。
今回はオーソドックスなファンタジー
前作を見逃していて、先日TV放映でようやく見る機会を得た。
お好きな方には申し訳ないのだけれど、なんでこの映画あんなに大ヒットしたんだ?と思った。
つまらなくはないけど、普通。むしろちょっと不満。自分より他人を思うような愛、とのメッセージは読み取れるが、特に姉のトラウマの克服、【愛】という便利な言葉で誤魔化されたような消化不良感。
結局「Let It Go」のメガヒットに引っ張られた形なのかなぁと、ちょっとガッカリしていたのだが…。
続編の今作は良かった!
旅の中で自らの宿命や使命と向き合い、克服して成長するという、ファンタジーの文法に沿った物語になっていたし、姉妹の両親の死の真相や、何故片方にだけ魔法の力が備わったのかという、前作で曖昧だった謎にも、キチンと説明をつけてくれた。
結局、2作揃ってようやく一つの物語だった訳ね。
アンデルセンの雪の女王はすっかり何処かにいっちゃって、殆どもののけ姫だったけれど。自然との共存という落とし所も、昨今の世界情勢を鑑みて、価値のあるメッセージと思える。
決着をどうつけるのかと、途中は結構ドキドキしたけれど、全てが幸せに前向きに終わるのも、ディズニーらしくていい。オラフではないけれど、「ハッピーエンドって大好き!」
ミュージカルナンバーも、前作に増して素敵な曲ばかりだった。
台詞や演技の元のニュアンスが見たい、特にミュージカル映画は原語で聞きたいので、英語は堪能でないくせに、洋画は必ず字幕で見る派なのだが、好きな声優さんの演技が気になって、今回数十年振りに吹き替えで鑑賞した。
目当ての声優さんは勿論、姉妹を吹き替えた松さん神田さんも、歌も演技も非常に堪能で驚きのレベルだった。
たまにはこういう、声の職人芸を楽しむのも悪くないな。
物語の要素が多め
吹き替え版にて鑑賞。
予告編から続編は少し地味なのではと感じていた本作。
お馴染みのキャラクターに再会できる点や、姉妹の絆、オラフに感動させられるシーンがあり全体的には満足な出来だった。
ただ、物語の要素である4人の精霊、両親の秘密と死の真相、エルサの力、謎の声の正体などストーリーの作り込みがやや弱く感じられてしまい、消化不良な印象を受けた。
キャラクター達も、みんなで旅に出るがそれぞれ考えていることや動機が違うため、やや散らかった印象を受けてしまった。
いっそ、アナ、オラフ、クリストフ、スヴェンのそれぞれで4人の精霊の力を借りてエルサを目覚めさせるとかなら良かったのかもしれない。
一方で、大画面で見るに値する映像の美しさと、劇中歌は見応え充分なので、今度は字幕版で見たいと思った。
もう少し評価が変わるかもしれない。
エルサの強さと美しさに感動。
可愛い、綺麗。
秋から冬に変わる映像美が素敵すぎる。
エルサの強さ、美しさ、
アナの暗闇から立ち上がるシーンに感動して泣きそうになった。
姉妹大人になった。
フフッて笑ってしまうとこもある。
でも個人的には一作目の方が好き。
動機の割に冒険が思ってたより危険だった。
そんな危険な冒険に出るほどか?と。
でも勇敢に戦う姿は美しくてカッコ良かったけど…
呼ぶ声のために、そんな単独で命懸けになっちゃう?
ストーリーの展開がちょっと早すぎて、
ミュージカルシーンも、各キャラの見せ場とはいえ、そこいる?ってところもあったので…
ちょっとダラけてしまった。
ハッピーエンドかと思ったら、最後まさかの姉妹が別れて暮らしていて。
またモヤモヤしてしまった。。
キャラの成長見れて感動はしたけど、
モヤモヤが残る。
何度か見れたら慣れるのだろうか…
今のところはリピートして観るかは分からない。
1よりも好き
続編はあまり期待していませんでしたが、2があって前作と繋がった部分が大きかったと思います。全く違う監督かな?と思うほどイメージが変わりました。
エルサが綺麗で、前向きで、綺麗な映像と音楽に涙しました。もう一度劇場でみたいです。
クリストフの歌唱は笑えました笑
歌に感動して泣いたのは人生で初めて
38歳男です。
前作は娘や姪っ子が好きで家でセリフ覚えるくらいリピートしていたので今作は映画館で観に行ってきました。
他のレビュー見ていると前作より劣化しているという声が多数ありましたが私は逆でした。
前作とはコンセプトというか色が変わってしまっているのは否めません。
「アナと雪の女王」というタイトルじゃなくね?って思います。「エルサの道の旅」とかそんなのがしっくりくる感じかな。
少し暗くなってロードオブザリングとかネバーエンディングストーリーのような雰囲気に似ていたように感じました。土の精霊もネバーエンディングストーリーぽかったし。
ファンタジーには欠かせない5つの精霊を司るとかそういう設定は見ていてわかりやすかったかな。
火のトカゲはハウルのカルシファーとかポケモンかと思ったけどグッズ販売で人気でそうだなと思った。
水は馬と連想しにくい生き物だけどストーリー上都合がよかったのかな。海外の発想なのかも。
風だけ実態というかモチーフがなかったね。風だけにフワッとしてた。
土は前述した通りネバーエンディングストーリーだね。
5つ目の精霊はエルサ。
映画観てて5つ目の精霊は「真実」とか「記憶」かと思って見てたけどなぁ。
おいそこは固有名詞なんかいってツッコんだわ。
聖闘士星矢のアテナとか北斗の拳のユリア的立ち位置なんだろうね。
作中に出てくる歌は前作同様ミュージカル調で結構多め。
前作のはめちゃくちゃ流行ったけど今作のも人気出て露出も多くなったら流行ると思う。
実際私は歌に感動して泣いたのは人生で初めてでした。
松たか子歌うめーー!!って思いながら聴いてました。
なんかこう思いが伝わるというか訴えかけられてる感じがして心が動かされる。
中盤あたりからずっと泣いてた気がする笑
あくまでアナとエルサの姉妹愛がメイン。
アナとクリストフの愛とか国の対立と平和とかはサブですね。
結末はちょーーっと雑だったかなと感じた。
ダム作った理由だとか争った理由だとかダム決壊したから平和になったとかその辺がゆるかったかなと。
小さなお子様がメインターゲットだとは思うけど映画館に観に行くのもDVDを買うのも大人がいなければ成り立たない。
世の中の流行りを作るのも大人。
今作はちょっと大人のもウケる方にシフトチェンジしているようにも感じました。
子供はオラフとかトカゲ見て可愛いで満足。エルサアナ可愛いで満足。
大人は我が子への置き換えで感動し、歌に感動。
そんな構図なのかなと。
俺的には近年観た中ではトップ3に入る映画だったと思います。
長々ととりとめのない文章ですが最後まで読んでくれてありがとうございました。
やっぱり
もう、ディズニーの定番キャラになってしまったため、メインキャラは、死んだりはしないし、浮気もしない。まして、ダークサイドに落ちることもない。予定調和された結末に向かうだけ。ドキドキ、ハラハラが全作に比べ圧倒的に足らない。
蛇足
前作アナ雪は面白ったし、完結した物語でした。
前作以下の曲と前作以下の演出、それにとって付けたような物語で冒険ものにシフトチェンジしているが「呼ばれたから行く」では動機付けも薄く、最近のディズニーにありがちな「強い女性像」を見せるためだけの舞台装置に成り下がったのが今回のアナ雪2でした。
全161件中、81~100件目を表示