「CGアニメの進化が産んだキャラデザの違和感」アナと雪の女王2 さいてょさんの映画レビュー(感想・評価)
CGアニメの進化が産んだキャラデザの違和感
映像すごい。特に水は、ファインディングニモからすごい進化した。
進化しすぎて、リアルな植物などが映るシーンにキャラがおかれると、目が化け物のように大きく感じ違和感を覚える。
作品としてのリアリティーラインをCGアニメの表現技術が越えてしまうなんて逆にすごい。
メイン曲はよかった、ラストな大事なシーンでも後ろにメイン曲の旋律が重なるのも効果的。
ただ前作には到底及ばない。前作のメイン曲れりごーは『ありのまま』という歌詞の意味が前半と後半でキャラクターの成長と共に違う意味で聞こえてくるという点が素晴らしかった。今作はそのまま。
あと野暮なことだが、長年敵地の霧の中で補給なしで戦闘を続けていた兵士にはたまげたし、そのイカれた戦争がダム壊れて終戦したのもびっくり。
あの声の主と絡めるのであれば、霧の中は時間が当時のままループしており、兵士たちもいつからどれくらい争っていたかわからない設定の方が、父を救ったあの声が現代にまで響いてエルサに届く意味がでると思う。
前作でほったらかしとなった姉妹以外の国民も救えたし、主要キャラごとに外連味たっぷりのソロ曲が用意されてたし、ファンムービーとしては良いのではないだろうか。
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