「思ってたよりも良かった！」アナと雪の女王2　さうすぽー。さんの映画レビュー（感想・評価）

前作が好きになれなかっただけに、正直期待値は低かったです(笑)
前作よりも好きですね。
(※前作のレビューは書いてますので、好きじゃない理由知りたい方はそちらに)

さて、僕は良い続編映画というのはキャラクターを前作以上に深く掘り下げている。そして、面白い。
これに限ると思っています。
トイ・ストーリーも然り、ターミネーター然り、そして、マーベル映画然り、どれもメインキャラを深く掘り下げてシナリオが展開されています。

今回のアナ雪の続編はと言いますと、充分掘り下げられてる所と全然掘り下げてない所もあります。
ただ、不満よりは満足度の方が多めです。

①良かった点

オラフの声優さんがとある事情で交代して、武内俊輔になりました。
彼は地声が非常に低い低音ボイスが特徴なので、最初は不安がありました。しかし、そんな不安を吹き飛ばすくらいオラフらしさが出ていました！
オラフもユーモア溢れる感じで、映画のトーンを明るくしていたと思います。

キャラクター面に関しては、
前作でも良かったエルサはまたしても良かったです！
自分の力に関して色々と葛藤するけど、最終的に自分で解決しようと奔走する強さ、良いですよね。
両親との関係性にも焦点が当てられていて、そこも深く掘り下げられて良かったですね。

そして、アナ！
お前見直したぞ！！
前作で好きになれなかったアナが、特に中盤以降でかなり成長した行動をとります。
まだまだワガママな部分はありますが、後半の方でエルサを説得するシーンは結構感動しました。
ただ、終盤に関しては複雑です(^_^;

今回の歌に関しては前作のレット・イット・ゴーほどではありませんが、まぁ良かったと思います。
特に後半の方のエルサとお母さんがデュエットで歌う曲は圧巻でした！

そして、今回はエルサのバトルシーンが結構話題になっていますが、それも確かに良かったです！
エルサの氷の特性を生かして、炎を消す場面や海を渡るシーンも良かったです。

以上が好きだった点です。
嫌いな所もあります。

...結構あります。

②悪かった点

まずは何といってもクリストフですね。
前作では別に好きでも嫌いでもなかったのですが、今作をもって嫌いになりました。
こいつはただアナにプロポーズするために行動してるだけでして、全然主だった活躍をしません。
そのプロポーズしようと行動に走るのですが、それが結構多くてマジでしつこいです。
アレンデールに危機が迫ってるんだからそんなもん後回しにしろよ(笑)
てか、あの中盤の歌は何だったんだよ！
アナにプロポーズが空回りして葛藤してる心情を歌い上げるのですが、本当に酷かった！
ストーリーと全然関係無いのに、長々と歌いあげるので、正直しつこいし観ててこっちが恥ずかしくなりました。

あと好きじゃないのは新キャラクターです。
正直どうでも良いです。
前作でもそうでしたが、登場人物が多いわりにはあんまり魅力的に描ききれてない気がします。
特に国王に仕えてた騎士と森の民の老婆との関係性もどうでも良いし、覚えられないです。
これに関してはメインキャラを深く掘り下げるためだと思うのである程度は仕方ないとは思うのですが、だったら登場人物を減らすべきだったと思います。

また、事件が解決した後の終盤の展開は全く必要無かったです。
うーん、何であんな展開にしてしまったのでしょうか？
(だってアナが…やるなんて無理だろ笑)

③まとめ

今回は前作よりも良かった所が多いけど、逆に悪い所も目立った感じはありました。
ただ、期待値が低かった分、観て良かったと思います。