「テーマ曲だからこそみんなで歌わなきゃ」ライオン・キング shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
テーマ曲だからこそみんなで歌わなきゃ
映画「ライオン・キング」(ジョン・ファブロー監督)から。
「フルCG」の技術が私の想像を遥かに超えたものだったので、
本物のライオンやその他の動物の様子を撮りためて、
台詞に合わせて繋げたのかと思うほどだった。(汗)
ライオンの王子シンバが、父親から「王道学」を学ぶから、
リーダーとしての役割に関するメモを増えたが、
今回は、自分のせいで父親が死んでしまったことを悩み、
あてもなく歩き、たどり着いた新しい地で、楽しい仲間と出会う。
イボイノシシの「プンバァ」とミーアキャットの「ティモン」だ。
彼らの考え方、生活に刺激を受け、だんだん元気を取り戻していく。
それはこんな会話から始まる。
「不幸があって取り返しがつかないのか?」「そう」
「違う、世界が背を向けたらお前も背を向けろ。
(何があっても前向きに)開き直るんだよ」
「それでいいわけ?」「学習が必要だな、繰り返して」
「ハクナマタタ、意味は、悩むな、人生くよくよするな」
「好きなところで好きに生きる」ことの大切さを教え込む。
「悩みを解決する俺たちの合言葉、ハクナマタタ」
「俺たちのテーマ曲だ。テーマ曲だからこそみんなで歌わなきゃ」
このみんなで歌う、という一体感が元気には欠かせない。
相手を奮い立たせるためには、自分も一緒になって動かなければ。
そのチームワークを、この作品で教えてもらった。
「ディズニー・アニメ」って、こんな見方ができるんだな。