メリー・ポピンズ リターンズのレビュー・感想・評価
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家族でワイワイ見るのが正解でしょう
ターゲットはやはり親子でしょうね。
今の日本で言うトトロや千と千尋のように、世界中でだれもが子供の頃に見たであろうメリーポピンズ。その子供が親になり、さらにその子供に見せる、ということが世界中で起こっているのではないでしょうか。
劇場で観たかったのですが、家族と行く機会を逃し、blue-rayを借りるも結局観ずに返し、コロナ自粛のおかげで加入したディズニーシアターでやっと観ることができました。
知っている前知識は、主演が吃音症を克服した苦労の実力派女優、エミリー・ブラントだということぐらい。
レビューも何もいっさい見ませんでしたし、これだけ有名な作品ですから、「コレジャナイ」という批判もおそらく多く出るでしょうし、作り手もそんなこと承知の上でしょう。
私が「メリーポピンズ」を親に連れられて劇場で観たのは、小学生の頃。「ファンタジア」とのリバイバルでした。たぶん字幕だったので、内容がさっぱりで初鑑賞はつまらなかったです。
・・・というようなことがあったので、当時の自分ぐらいの子供たちが理解できるだろうかと少し心配しながら観ました。
映画の冒頭と終盤部分は子供には何が起こっているのかわからないらしく、状況を説明しましたが、それ以外の部分は驚きの映像と展開に、子供たちは純粋に楽しんでいたようです。
この3月から子供たちの学校が休校になり、毎晩毎晩寝る前にディズニー作品を観てきて悟ったのが、ファミリー向け映画は家族と観てこそ楽しい、ということです。
家族とワイワイ一緒に見る場合、ディズニー作品にほぼハズレはありません。
本作も同様です。
おそらく、大人が一人で観るといろんな意見が出るでしょう。
私も本作を一人で映画館で観ていたら、それほど楽しめなかったと思います。
しかしディズニー映画のようなファミリー向け映画には、家族や大切な人と一緒に観たときにもっと楽しめる仕掛けが込められているようです。
コロナ自粛で映画館に行くこともできませんが、新しい映画の楽しみ方を知ることができました。
つむじ風にのって彼女が帰ってきた
元祖は言わずと知れたミュージカルの傑作、もちろん好きなのだがメリー・ポピンズ像が私には今一つピンと来なかった、もう少し厳しさというか、イギリスの教育係り感が足りなかった、クソ真面目で厳格だけど子供たちが胸踊る魔法を澄まし顔で操る魔法使いなのがメリー・ポピンズの魅力だと思うので
今回は前作に比べるとつんとしていて正にそんな感じで大変満足、いつも鏡を気にして自惚れ気味なのもメリー・ポピンズぽい
衣装もカラフルで見ていて楽しい、恐慌下の街を行き交う黒い外套の市民と対照的なのもいい
アニメと実写を組み合わせるシーンも釉薬のひび割れ模様が地面に入っていたり、器の曲線に沿って立体的にカーチェイスしたりして手が込んでいる
さぁ、準備は整ったぞ、ロジャー・ラビット
続編待ってます
夢と希望に溢れている!
メリー・ポピンズが帰って来た!
「メリー・ポピンズ・リターンズ」の“リターンズ”って、その“リターンズ”だとは思わなかった!
「メリー・ポピンズ」と言えば、やっぱりジュリー・アンドリュースしか浮かばないけど、今回のメリー・ポピンズ役のエミリー・ブラントも、なかなか良かった。
あの時代の雰囲気(楽曲等…)もあって、新しいのにレトロな感じでワクワクしながら観る感じですね。
アニメと実写の融合も、外すことなく再現されてました。
使われている曲も、メッセージ性があって良かった。
でもやっぱり私は、ジュリー・アンドリュースのメリー・ポピンズの方が好きかなぁ〜。
作品内で使われている楽曲も、どれをとっても思わず口ずさむ様なメロディで、楽しかったし。
でも、これはこれで良かったと思います。
British Englishの発音も好きだし。
エミリーブランドの魅力炸裂❤︎
名曲の数々も混ぜて欲しかった
思っていた以上に、キャストもアニメと絡めた感じの、1作めの素晴らしさを引き継いでいて、楽しめました。
ただ、登場人物も大人になったとはいえ、子供世代からの続きのお話なことだし、かの有名な名曲たちを何故混ぜ込まなかったのか。。。
新曲だけではやはり物足りない感があって、それだけが残念。
更新:夢を忘れた大人に向ける古き良きアメリカ映画のオマージュ
プラスポイント
ファンタジー方面の描写が大きく進化
昔のアメリカ娯楽映画の雰囲気を最大限活かしてる音楽、大幅に盛り込まれたダンスシーン
非常になめらかに動くアニメーションシーン
シュチュエーションごとにマッチしている衣装・ヘアスタイル
マイナスポイント
時代感を意識しすぎて「夢」以外の現代性を取り入れることが出来なかった
論理性にかける微妙に押し付け気味のメッセージ
3D・アニメーションシーンで実写人物の合成がやや甘い
数名のミュージカルと無関係なメインキャストが浮いてる
タイトルに書かれてない受賞歴
アニー賞:
特別制作アニメーション賞
実写部門のキャラクターアニメーション賞
カプリ・ハリウッド国際映画祭:
ベストコスチュームデザイン
サターン賞:
ベストミュージックアワード
映像技術の進化は凄いものでファンタジー世界はより細かく奇妙にパワーアップしている
「夢」や「起点を変えた視点」を面白い演出や音楽に乗せて描かれてる
お風呂の中には広い海が広がっており、溺れることなくどこまでも泳ぐことが出来るシーンはとても好きである
メリーポピンズの無闇矢鱈に魔法を使わないスタンスも好きである
楽しませる事に関しては惜しむことなく魔法を使うが、後半のシーンのように魔法を使う必要がない場面ではギリギリまで魔法を使わない
前作のオマージュ、引用も数多くあり、特に最後の父が子供心を思い出すシーンは「凧をあげよう」の旋律が引用され中々憎い演出だと思った
昔の映画音楽の雰囲気を盛大に盛り込んだ作曲は感動すら覚える
もちろん録音技術も進化してるので迫力・音色は段違いだ
耳をすませば前作で使われたメロディーが随所で引用されている
ミュージカル方面が甘かった前作を比べると群舞のパフォーマンスが増え演出もより洗練されたものとなった
衣装・ヘアメイクも2次世界大戦以前のイギリスのファッションに現代的な感覚も盛り込んだ工夫のあるデザイン、盛り込んだ非常に凝ったものである
アニメシーンではカートゥーン風のプリントがされてる
ドラマ「ダウントンアビー」とはまた違う趣があるのではないだろうか?
正直衣装だけ見てるのも楽しい
アニメーションとの融合は前作以上にパワーアップ
多少3Dモデルによるトゥーンレンタリングも使われているかもしれないが2Dアニメーションのなめらかさは古き良きディズニーの醍醐味であり、近年の3D+実写に呆れ殆どディズニー作品に興味が沸かなかった所を見事にインパクトを与えてくれた
反面、照明がデフォルメされてるアニメキャラに比べ人間はリアルな照明を当てられてるため違和感を感じた
輪部もリアルではっきりしすぎている、現代の映像処理で恐らくもっとうまく融合することもできただろうに非常に惜しい
歌唱・ダンスは最低限出来ているがドラマ「glee」や「エビータ」、「ヘアスプレー」、「ノートルダムの鐘」等、本場ミュージカル・ダンス・音楽界で活躍しているようなキャストが集まってる作品に比べると明らかにパワー不足である
ダイナミックな群舞と比べるとメインスタッフのパフォーマンスがどうしても見劣りしてしまう
前作の曲を使って欲しいと声が多かったものの前述の通りメロディラインの引用は多く耳をすませば前作のメロディを聞き取ることができる
問題は歌い手の方であり実力のあるキャストを起用すれば心に残る音楽を残せたのではないだろうか?
言葉遊びの多い曲が多いので吹き替えは少々難があるが特にメリーポピンズをはじめとして吹き替え版の方が幾分クオリティーは高いように思える
わざと下手な役者を揃えてリアリティを持たせる作風は「ナイトメアビフォアクリスマス」や「となりのトトロ」、「千と千尋の神隠し」以降のジブリなど昔からところところで行われてるが正直、よほど上手く活かせてない限り私はクオリティダウンにしか繋がらないのではないかと思う
「ヘアスプレー」の内気な役のジョン・トラボルタが最後に少し歌うシーンなどは成功例と思える
また個人的に知名度だけを考えたキャスティングは一般人への話題性の方に注目が行き非常に印象が悪い
身も蓋もない言い方をすればストーリーはアニーのような現実ではありえないような突拍子もない内容であるが逆にどこまで現実から離れた世界を描いたという点では大成功だ
ただ子供向きかといえばあまりそうとは思えない、どちらかといえば昔のミュージカルが好きな夢を忘れた大人に向けられてる気がする
また王道・古風なストーリーを作るあまり昔の感性にまだ囚われてるようで例えば説教にも論理性が欠けている気がする
妹が女性活動家という設定も受け継がれており、前作の母と違って最後に普通の主婦・母に戻るべきだという演出がないのは大きな進歩
「中身が大事、見た目なんかどうでもいい」と歌うシーンがあるが歌ってるのは見た目も中身も完璧なメアリーポピンズである…このシーンで若干白けた
見た目も伴えばなお素敵という一足しがあれば非常に説得力があった所が非常にもったいない…
こういう作風ではあまり細かいことに突っ込むのは野暮なので割愛するが…
総評
同じような古い映画をオマージュした作品に「ラ・ラ・ランド」があるが、現代性を取り入れて芸術性を狙ったものの結局何を目立たせたいのかわからなくなった中途半端な「ラ・ラ・ランド」に比べストーリー性を控えめにしてビジュアル・エンターテイメント性を高める方向にしたのは大成功だ
イメージボード調のオープニングやアニメーションすなわち2Dイラストレーションへのこだわりが尋常なく見られ、そういう意味でも感服した
様々な方面で前作を大きく上回る進化を遂げた作品と言えよう
古き良きアメリカンエンターテイメントを、ファンタジーに満ちた夢のある世界観を求めてるのなら必見である
また3Dアニメに飽きたアニメファンも楽しめるだろう
そこまで詳しくないので3D技術使ってるじゃないか! と思う方もいるかもしれないが…
ミュージカル版「キャッツ」の様なレビューショーがメインなので細かいストーリー要素を求めて見る人には向かないだろう
ミュージカルマニアに関しても超絶歌唱力のメインキャストが居ないので「ナイトメアビフォアクリスマス」などライトなミュージカルでも大丈夫な心の広い人向き
追伸:
「なんでいきなり歌いだすの?」「ミュージカルなので嫌い」…だから評価を下げる といったレビューを多く見るが完全にお門違いである
ホラー映画においても「残酷すぎる」、「何のメッセージもない」…だから評価を下げるというような感情的なレビューが余りにも多い
というように嫌悪感だけのレビューのせいでミュージカルや特にホラー系は評価が全体的に低い気がする
もちろん普通の映画と思ったらミュージカルでした!! というのは広告詐欺なのでいいと思う
音楽を使わないのなら
続篇だけど歌はすべて新作で、郷愁は排除されている。
悪い銀行家に自宅を奪われそうになっている一家に、メリー・ポピンズ(エミリー・ブラント)がやってくる。
キャラ設定は同じ感じで、ストーリーも普通とくれば眠くなる。
個人的には歌が楽しめなかった。
この出来栄えは予想外でした!
個人的な見解ですが、ディズニー製の作品はウォルト・ディズニーが存命中に手がけた作品とそれ以降の作品で決定的な差異があると思っていて、独特の包み込む優しさはやはり存命中の作品に特有のものと思ってきました(ピクサーが手がけた作品の素晴らしさは、ディズニーよりもピクサーの手柄だと私は思います)。だから、ウォルト・ディズニーの手掛けた中でも屈指の名作に、続編が撮られると耳にした時には期待もありつつ大きな不安の方が勝っていました。
ところがどうでしょうか?実際に観てみれば、そんな不安があったことなど忘れてしまい、すっかり魅了されてしまいました。懐かしさと共に、旧作が持っていた大切なテーマはしっかり引き継がれていました。旧作のようなキラー・ソングが無いとの批判は分かりますが、作品から飛び出して独り歩きするような楽曲ではなく、深く物語に結びついた曲たちは大変魅力的で、心揺さぶるのに十分なものだと思います。
メリー・ポピンズは助けの必要なところに現れ、周囲の人たちの輝きを引き出していく存在です。旧作のひたすらジュリー・アンドリュースが輝きを放つ作りより、エミリー・ブラントのほんの少し控えめな存在感は、物語の中では実に理にかなった描き方で、むしろ旧作より優れていると言っても良いかもしれません。
私はずっと半泣きになりながら鑑賞し、えも言われぬ幸福感に満たされました。旧作に負けず劣らず、この作品が大好きです。
さすがディズニー!
トンネルの奥、出口なくても少しの辛抱、じき光が差す
映画「メリー・ポピンズ リターンズ」(ロブ・マーシャル監督)から。
前作を観ていないので、続編と言われてもピンとこないが、
節々に、そんな台詞が散りばめられている。
冒頭から「なぜ名前を?」「メリー・ポピンズだから」で始まり、
「ねぇ、どうやったの?」と聞き返しても、
「メリー・ポピンズは説明しないんだ、行こう」の一言。
その不思議な存在の彼女もまた、面白いことを口にする。
「何でも可能よ、不可能なことでさえ」・・(汗)
随所に、つっこ見どころ満載でありながら
「メリー・ポピンズだから」で許してしまう私がいて可笑しかった。
ただし、彼女が子供たちに接する躾けの部分はメモをした。
遊んで汚れていた子供たちをお風呂に強制した時、
「(お風呂は)いつも夜に入る」と言ったシーンで、
「アナベル、お風呂は体を洗うべき時に入るの」と説明。
また、子供達同士で、秘密めいた話を話していたら、
「こそこそ喋るなら、できるだけ大きな声で。
みんなで秘密を共有できるように」とサラッと指摘し痛快だった。
ミュージカルの一節にこんな表現がある。
「僕の経験では迷ったときは、小さな灯りを探すんだ」
「闇が深い時は君が輝けば、世界を照らし出せる」
「トンネルの奥、出口なくても少しの辛抱、じき光が差す」
監督が伝えたかったのは、こんなことなのかもなぁ。
良かった!
やはりダメか。。
子どもが観たら楽しい映画かと
まるでディズニーランドのイッツ・ア・スモールランドを観ているかのような気分になりました。
子どもが観たらきっと楽しいのだろうと思います。
当方かなりの大人なので、ミュージカル調でメルヘンな世界、かつ歌って踊っているだけのシーンがきつく、途中で寝てしまった。
この世界観に付いていけなかったというのは、汚れた大人になってしまったのかもしれない。
前作を観たことがないのも、没頭できなかった一因かも。
エミリーブラントはきれいだし、子どもたちもかわいらしかった。
単純に、エミリー・ブラントが好きだったり、ディズニーの世界観が好きな方には楽しめる映画だと思います。
やんわりとしたファンタジー
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