劇場公開日 2019年2月1日

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「家族でワイワイ見るのが正解でしょう」メリー・ポピンズ リターンズ よんしんさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5家族でワイワイ見るのが正解でしょう

2020年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

ターゲットはやはり親子でしょうね。

今の日本で言うトトロや千と千尋のように、世界中でだれもが子供の頃に見たであろうメリーポピンズ。その子供が親になり、さらにその子供に見せる、ということが世界中で起こっているのではないでしょうか。

劇場で観たかったのですが、家族と行く機会を逃し、blue-rayを借りるも結局観ずに返し、コロナ自粛のおかげで加入したディズニーシアターでやっと観ることができました。

知っている前知識は、主演が吃音症を克服した苦労の実力派女優、エミリー・ブラントだということぐらい。
レビューも何もいっさい見ませんでしたし、これだけ有名な作品ですから、「コレジャナイ」という批判もおそらく多く出るでしょうし、作り手もそんなこと承知の上でしょう。

私が「メリーポピンズ」を親に連れられて劇場で観たのは、小学生の頃。「ファンタジア」とのリバイバルでした。たぶん字幕だったので、内容がさっぱりで初鑑賞はつまらなかったです。
・・・というようなことがあったので、当時の自分ぐらいの子供たちが理解できるだろうかと少し心配しながら観ました。

映画の冒頭と終盤部分は子供には何が起こっているのかわからないらしく、状況を説明しましたが、それ以外の部分は驚きの映像と展開に、子供たちは純粋に楽しんでいたようです。

この3月から子供たちの学校が休校になり、毎晩毎晩寝る前にディズニー作品を観てきて悟ったのが、ファミリー向け映画は家族と観てこそ楽しい、ということです。
家族とワイワイ一緒に見る場合、ディズニー作品にほぼハズレはありません。

本作も同様です。
おそらく、大人が一人で観るといろんな意見が出るでしょう。
私も本作を一人で映画館で観ていたら、それほど楽しめなかったと思います。
しかしディズニー映画のようなファミリー向け映画には、家族や大切な人と一緒に観たときにもっと楽しめる仕掛けが込められているようです。

コロナ自粛で映画館に行くこともできませんが、新しい映画の楽しみ方を知ることができました。

よんしん