劇場公開日 2019年2月1日

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「幸せな気分になれる映画:: 凛としたEブラント最高!」メリー・ポピンズ リターンズ 雨はにわか雨さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5幸せな気分になれる映画:: 凛としたEブラント最高!

2019年2月13日
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歌と踊りのシーンがふんだんにあり、幸せな気分になれます

大恐慌時代のロンドン、銀行への返済が遅れたバンクス家は、あと数日で抵当の家を差し押さえられるという危機に

そんなとき、なぜかメアリーポピンズは空からふと現れます

登場シーンだけでなんか感動しました。いや別に大したことをするわけではないのですが

ポピンズ役のエミリーブラントは最高です。綺麗だしスタイルいいし、英語はもちろんキレイで話し方、立ち居振る舞いや表情など、聡明だがクールで多くを語らない、一見厳しそうだが行動は優しいポピンズを体現しています。赤い帽子に青いコートのファッションも無茶カッコいい。コートは何種類か変わってるような気がします

そして歌や踊りも上手い!

(前から好きな女優さんですが、これには少し驚きました。SFアクションや犯罪捜査官役もやれば、心理サスペンスもやる幅広さと、どれも一流なことに感服です)

普段は少しクールなポピンズ —- ジュリーアンドリュースのポピンズは普段からもう少し笑顔だったような。そんなポピンズが楽しそうにガス灯の天灯夫たちと歌って踊るのを見るとハッピーな気分になります

ポピンズは多くを語りません。しかし子供たちに見せるファンタジーの世界や歌の内容、そしてちょっとしたセリフで子供たちに伝えたいことを印象付けていきます

ただ —- ここは少しだけネタバレっぽくなるかも知れませんが —- ファンタジーシーン以外に、通常の場面でのポピンズと家族のやり取りをもう少し多く見たかったかな

特に映画の後半では、家族のことは家族のこと、子供たちの教育係としては出しゃばらず一歩引いて見ている、というような場面が増えます。制作側としては意図的にそういう脚本演出にしているのでしょうが、そこだけもう少しなんとかならなかったのかなと思ってしまいます。終盤もう少しサービスしてくれたら星四つにしてたと思います。プロット上難しいかもしれませんが

しかしポピンズの背筋を伸ばして顎を少しあげた凛とした姿は、見終わった後も心に残ります

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雨はにわか雨