「ディズニーランドのショーを観てた気分」メリー・ポピンズ リターンズ 虹孔雀さんの映画レビュー(感想・評価)
ディズニーランドのショーを観てた気分
個人的にはミュージカルは特別に好きという訳ではないけれども、ディズニーは好きなので観てきました。
前作は観てないのですが、ストーリー展開としてはシンプルで分かりやすかったです。
この作品は二つの視点で楽しめました。
一点目は、女優エミリーブラントの表現の素晴らしさが作品にシャープな仕上がりを出しているところ。
メリーポピンズは多くを語らず、表情や仕草で表現していく役柄で、エミリーはこの役にぴったりとはまっていたと思います。
ついこの前はクワイエットプレイスで、戦う母親をしていたとは思えない変身ぶりでした。(オールユーニドイズキルでは、もっと激しかったけど、、、)
彼女の表現力そのもので、この映画を観ていて楽しいし(もちろん他の俳優の方もとても素晴らしいが)、観ている者を惹き付ける魅力に溢れていたと思います。
二点目は、ウォルトの愛の魔法が垣間見れるところ。
映画の節々に、心に響く言葉があり、今もなお失われないウォルト・ディズニーの多くの人に幸せになってほしいという思いが伝わってきました。
言葉の力や思いの力によって、人生はどこまでも素晴らしいものに変えていけるんだよっていうメッセージが伝わってきました!
辛いときとか、元気が欲しい時とかは、この映画は力をくれるんじゃないかなぁと思います。
全体的には上記の二点がありましたが、個人的には少し物足りなさも感じており、もう一段のストーリー展開のひねりがあっても良かったかなと思い、評価を少し低めにしてしまいました。
でも、総じてディズニーらしい良い作品だと思いました。