「半世紀メリー・ポピンズを愛して下さった方々へ」メリー・ポピンズ リターンズ 巫女雷男さんの映画レビュー(感想・評価)
半世紀メリー・ポピンズを愛して下さった方々へ
個人的に前作「メリー・ポピンズ」を観た事御座いませんでした。ですので、昨日前作を予習してキチンと今回「リターンズ」を吹き替え版にて鑑賞致しました。
そんな条件のレビューであります。
まずは前作との絡みで鑑賞悩んでいる方へ、質問形式で。
Q:前作を観なくても楽しめますか?
A:個人的には前作を観てない方は楽しめないだろうと思う。街の設定、隣人元船長など人物の設定、メリー・ポピンズの階段手すりの使い方やバックの中身、片足の男の話や2ペンスの話など事前に知っておかなければニヤニヤ楽しめないから。
この楽しみを知らないとかなりつまらない。
Q:前作観てもつまらなかった。予告では面白そう。今回は面白い?
A:前作同様アニメーション、そして今回VFXの融合ミュージカルがあるし、前作同様のノリがある為、それがつまらなかった人には今回もつまらなく感じるでしょう。
Q:内容難しいですか?
A:難しくは無いです。ミュージカル部分に頭を使うと疑問を感じる方が居ると思うので逆に頭空っぽにして楽しんだ方がいい。
Q:前作が好きです。事前準備ありますか?
A:前作でも出演されていた方も半世紀を経て出演してますし、登場人物を調べていくと楽しめます。
今回のメリー・ポピンズはジュリー・アンドリュースの可愛らしさは無くなったものの、エミリー・ブランドの美人さが際立ち、残念に思うことは無かった。
メリー・ポピンズの子供を楽しませる活躍は前半かなりあった。後半ちょっと出番少なく残念かな。
ミュージカルは楽しめました。記憶に残るシーンなどは前作とどっこいどっこいかな?と。
あと、街並みの絵が下手w前作の方がかなり良い。
今回の作品に対して言わせて頂ければ、前作など知らない人にとっては別に作らなくても良かった様な続編である。
しかし、半世紀以上メリー・ポピンズを愛してくれた今迄の方々には採算度返しで、恩返しの様な形で作ってくれた何故かディズニーの良き計らい映画の様に感じる。
だから私とすれば、この作品は評価はかなり別れると思う。大好きな人は大好き。
私的には愛着がある訳で無かったが、映画館で観て良かったと思うのでこの評価になっちゃいます。もっと家の中でのポピンズなりの子供達楽しませ方があれば個人的に良かったかも。
前作好きだった人にはオススメします。
公開年が私の誕生年といこともありディズニー映画の中ではひときわ思い入れがあった前作ですが、今回はその世界観をキチンと踏襲しつつ、新しい世界を華やかに楽しく時に悲しく絵描き切ってます。最後のどんでん返しは驚きました。ハッピーエンド最高!!