来るのレビュー・感想・評価
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ハラハラ観れる 途中までは、
小松菜奈が実体がないものと戦うとかヤツが妻夫木を殺しやすいよう松たか子になりすまして電話し無事に妻夫木を殺す辺りはめちゃくちゃドキドキハラハラで観れました
ただのホラーだと思っていたから妻夫木黒木夫妻の闇が生々しくてすっと入ってきました
岡田くんの感じも好きです個人的に、
子役の子も可愛く泣く演技も上手で無邪気だからこそヤツに乗り移られたお芝居もより恐怖を感じました
だがしかしなんだあの終わり方は、
ヤツを消滅することに成功したのか否か、霊媒師姉はどうなったのか、、
それが気になって堪りません
なんだオムライスの国ってほわほわしすぎじゃないか
可愛いから許すけども
んー判断に迷う。
面白かった。松たか子はあんまりだったけど、柴田理恵が良かった。
最後のオムライスの歌だけ余計だった。
マンションの窓から血が吹き出したシーンが、実はケチャップだったのでは?と思えるくらい。
徐霊師の婆3人のトラックに百々目を刺されたシーンはビビりました。そこまでやる~?って感じ。
黒木華の怪演が唯一の見どころ
(レビュー、結構気合い入れて書いたのにサイト上に反映されてなかったのが一番のホラー)
キャッチコピーで「怖いけど面白い」とか言ってるけど、それはしっかり全体通して怖さがあってこその話。面白い部分だけ独り歩きしても仕方ないということが、制作陣にはいまいちわかってないのでは。
原作好きな人には決してお勧めできない。逆に原作未読ならそこそこ楽しめる(ラスト前くらいまでは…)
【良かったところ】
・前半3分の1の描写は原作の怖さ、叙述トリックの伏線をよく映像化できていた。妻夫木聡の勘違いイクメンっぷりの演技も見事。
・中盤、黒木華が子供を守り育てるシングルマザーと、無自覚DV夫から解放されて愛に生きようとする女性の、背反した性格の演じ方は鬼気迫るものがあった。清めの塩を踏みにじるときの彼女の笑い方が作中で一番怖かった。
・登場人物のビジュアルは全体的にすごくマッチしていた。
【悪かったところ】
・原作を高評価しすぎなのかもしれないが、映画化にあたって改変した箇所が悉くダメ、逆に原作から重要な部分を悉く削ってしまっている。
・特にクライマックスの除霊のシークエンスはマジで意味不明。結局事態を収拾したのは松たか子演じる比嘉琴子で、ほかの霊能者やら神職やら何の役にも立ってないじゃん。キャラの立ったユタっぽい人たちをあっけなく始末したのだけは高評価。
・妻夫木君の小さい頃の知り合いっぽい女の子の伏線、投げっぱなし。娘の名前と同じだったから何なんだよ。
・映像化にあたって「ぼぎわん」の正体とか、田原家に絡んだ血生臭い因縁とかの描写を全部カット。結婚式に尺取る暇あったらこっちをちゃんと書いてほしかった。
・本来名前のない怪物に、西洋の人がブギーマンと命名→訛ってぼぎわん、という種明かしがすごく好きだったのに、そこも丸カット。おかげで瀬川がただの間男にしかなってない。
・クライマックスのシーン、姉妹喧嘩してる場合じゃないだろ。真琴はもっと信念があるタイプだと思っていたのに、ただの邪魔者にしかなってない。
・行方不明になったはずの「ちさ」がいつの間にか縄で縛られた状態で琴子の手元に出現。手品かよ。
・ラスト、岡田君ナイフで腹刺されてマンションの6階ぐらいから
墜落してるけど、病院行かなくていいの?てかよくその血まみれの状態でコンビニ入って店員から何も言われなかったな。
・オムライスの歌はいくらなんでも観客を舐めてる。
割りと好き
じわじわと来るホラーから最後の大聖戦までハラハラするオカルトぶっ飛びホラー作品
妻夫木聡演じる夫と黒木華演じる妻、そしてその一人娘に迫る"なにか"を巡るホラー作品
主演は岡田准一だが、なかなか出てくるまでかかる。
ざっくりと三部構成になっており、一部目は妻夫木聡演じる夫の視点で、彼の地元に帰るところから始まる。
そこでは、彼が今回の騒動のきっかけとなるような幼少期のフラッシュバックが挟み込まれ、徐々にホラーを加速させる。
また、妻への苦言を呈する親や結婚式での招待客が発する苦言など、人間の心の闇というか暗い部分もここから顔を覗かせる
そして何より、夫にひたすらムカつく場面が続く笑
妻の話もろくに聴かない、自分の承認欲求を満たすことにしか頭がない夫にひたすらにムカつく笑
そして、二部目ではそんな夫にムカつき、疲弊しきっていた妻の視点で描かれるわけだが、語らんでも分かるくらいに夫がムカつきます笑
謎の存在である"アレ"が徐々に迫り、周りの人間をも巻き込んでいく姿は血みどろかつド派手になっており、その辺は見ごたえとしてあるかな
人間の心の闇、暗い部分もどんどん沸きだしていくのでそこも恐ろしいということか(というよりそこを狙ってるのだろうけど)
で、3部目では"アレ"を祓うため、岡田准一演じる野崎の視点から、松たか子演じる霊媒師と日本の霊媒師が挑む壮大な儀式をド派手に描く。
そこで野崎の過去や小松菜奈演じるキャバ嬢の心の動きなども描くのだが、とにかくその儀式の派手さと言い、儀式前のカプセルホテルでの着替えのシュールさと言い、見所ありまくり笑
松たか子のパンチとタックルが炸裂し、柴田理恵の霊媒師がとってもかっこよく映る姿を堪能出来ます
中島哲也監督らしいミュージックの使い方やカット割りの多用さ、ポップで美しくもどこか気持ちの悪い映像も挟み込まれており、楽しめる。
アレの正体やら結局どうなったのよ?とかツッコミ処もありつつ、ハラハラドキドキ楽しめた作品でした!
岡田准一の最後の台詞、それこそが、この作品の感想かもしれません…(見た人は分かってくれるかな?)
来ない
和製ホラーの中でも、Jホラーのようにダウナーではないアッパー系で、しかも目玉となるようなモンスターも登場しない、という点で風変わりな作品。
これができるのなら「ガダラの豚」を映像化して欲しい。
いいぞもっとやれ。と、思う反面、その内実は乏しい。
家庭内悲劇を扱っているのに、その描き方が安直なこと、特に子役の言動(演技ではなくシナリオ上の)にリアリティが薄かったことが、喰い足りなさの大きな原因だと思う。
別に主人公が変わろうが、主要な人物があっさり退場しようが、意味があるのなら構わないと思う。
しかし肝心の中盤に戦略が感じられない。とにかく日替わり、シーン替わりが多く、曲バーン! と弱々しいブーストをかけて、どうにか盛り上げたところでスカして結果だけ見せる、みたいなのの繰り返し。
序盤はまだ仕方ないとしても、終盤で霊能力バトルが始まる段になりすわ本題か、とこっちが身構えてもまだやってるのには呆れた。
見かけだけ取り繕うのはいくないよー、と振っておきながら、この作品自体がキャラとか設定ばかり作り込んでおいて、内容が伴わない「見せかけ」映画になってはいないだろうか?
さんざん勿体つけて登場した松たか子演じる(おそらく日本トップクラスの)霊能者のキャラは魅力的だけど、彼女がなにをどうしたいのか、観客には明確にわからない。
「悪霊を祓う」と言いながら、岡田准一演じるフリーライターが悪夢に取り憑かれるのも放置、外では柴田理恵を始めとする国中の霊能者が身体を張って頑張ってることになっているが、あれは一体なにを頑張ってるの?
「あれ」と呼ばれる怪物をひとまず部屋に迎え入れる、と言っていたのになんか頑張って祈ったり祝詞あげたりして、何をしてるのかわからないまま、バタバタと倒れていく。
悪夢のパワーを削いでおとなしくさせながら呼び込みたいのか? それにしちゃずいぶんな死傷者ですが、そんな危険なお祓いによく集まってくれたね?
とにかくなにをしたいのかわからないままバーン! ドーン! と色々起こる。が、こちらにはなにが目的で、どこへ向かっているのか理解できないのでポカーンである。
なんか科学的な機器でモニタリングしてる人とか、シチュエーションとしてはいいんだけど、その目的は謎のまま、単なるハッタリにしかなっていない。
これを心霊版シンゴジラと呼ぶのはあまりにも失礼だと思う(むしろ心霊版「何者」の方が近い)。
たとえば「最初に、鶏が鳴きます」と言って実際それをやるのなら、少なくとも「次に、〜が〜します」は必要ではないですか?
シンゴジラは少なくともそこら辺の段取りはちゃんとやっていた。というかあの映画の美点は徹底して「段取り」を考え抜いたことにあると思う。
それは観客を乗せていることだから。
乗せる=観客の期待を煽る、ということだから、きっちり落とし前を付けてくれないと。
ホラーというジャンルを謳いながら、それをやらないというのは、観客への裏切りであり、ドラマや葛藤を避けているのと同義。
これが「見せかけ」でなくてなんだろう?
中島監督ほどのキャリアと(国内作品としては)恵まれた体制がありながら、それが出来ないというのは本当に残念でならない。
そのような見せかけ、自分の嘘に溺れるような作り手だからこそ、妻夫木くん演じる夫の人からどう見られるのかだけを気にして取り繕う空っぽな描写に熱が入ったのでは、と邪推もしたくなる。
怖いけど謎すぎて笑えた
原作を読んだことがなかったので初見でしたが、あらすじはあまり理解できませんでした。
すごく奥深いストーリーだということは感じるのですが、途中から???って感じでした。鑑賞後考察とか見るとなるほどって思いました。
怖くないって意見があったのですが、私は怖く感じました。あとグロいです。妻夫木くんが……
途中から関係のない人軽率に死んでいってびっくりしました。
主演だれってくらい岡田くんが後半からしか出てきません。
最後のお祓いのところとか意味わからなすぎて笑えてきました。なぜに岡田くんは刺されて突き落とされても死なないの?ゴリラだからか笑
小松菜奈に、演技賞。
低評価のレビューも多いので、あまり期待せず、
原作も読まず、見た。
かなり、面白いと感じた。
多分、評価の低い人は、現実離れした展開に、
物語に入れなかったんだろうと思う。
小松菜奈は、出てるの知ってたが、なかなか出てこないと思いながら見てたら、途中であのキャバ嬢かー!
と気付いて、感心した。演技上手いじゃん!
霊媒士が、警察、政府のトップと繋がってるのを、
非現実的だと思うかもしれないが、
そうでもないんだよ!
日本には、天皇がいて、当たり前のように思われているけど、実際何に役立ってるかというと、
よくわからないんだよね。だけど、現在も、みんなの税金で
ずーっと養われている。ローマ法皇みたいな、宗教なら、まだわかるけど、そうじゃないし。
自分なりに、世界中の神は、全部同じもので、
それが見る側により別れていったと理解している。
だから、宗教ごちゃ混ぜの儀式だって、あり得るなーと思いながら、有れば最強だと見た。
あと、子供の世界は狭いけど、
子供にとっては、すべての世界。
逆転して、すべての世界が、ひとりの子供に集中することだってあるかも?
なんて、考えながら、現実社会や、個人の表面と、
裏側、幸せと不幸の転換、混じりあい。
もちろん、役者さんたちが、みんな、上手かったから、
説得力を、持って描かれてる。
これ、下手な演技じゃ、ほんと見られたもんじゃなくなる。
という事など、もろもろで、星4つです。
『来る』- 「それ」を笑うか試される 中島哲也作品
近ごろはレビューサイトで高評価の作品はますます観られてヒットし、評価が別れた場合は客足が遠のくらしい。賛否両論作品を映画館で「作品をこの目で確かめよう」とはならず、失敗しない方を選ぶのだとか。たしかに劇場映画で失敗はしたくない。
年明けに『来る』を音響設備の良い映画館で観た。視聴後の感想は、ものすごい不快感。面白いところもあったのだけれど感情的に不快。
この感情の元は何なのか? その理由を知りたくてレビューの中身を次々と読んでいった。すると「面白い。皆が理解しない」と「不快。説明不足」という内容が目立った。
本来、面白いと不快というのは地続きではない。反義語でいうならば、面白い vs. つまらない。気持ち良い vs. 不快。それが、なぜこんなレイヤー違いの反応に割れるのだろうか。
高評価者は、低評価者について「全てを説明しなくても分かるだろう」と理解のなさを攻撃し、低評価者は「原作と違う。説明が無い。分かりづらい」と制作陣を非難する。
中島監督自身は本作を一言で表現すると“お祓いライブ映画”だと説明している。つまりお祓いというクライマックスに向かって集約していく。怖がらせることや人間ドラマは要素扱い。ましてや最後に構造が理解できるミステリーでもない。
また、ネット上の感想には『シンゴジラ』に似ているというコメントも見られたが、来るものを祓うという目的達成の観点からは邪魔する登場人物が多い。庵野監督であればサッパリ知紗ごと祓うだろう。
この「お祓いに向けて進行していく」は(細部に入り込みすぎるが)神官の装束をする5名程がカプセルホテルで朝の支度をしているところが気になった。
会場では笑いが漏れていた。だが、カプセルホテルに泊まることになった理由は、意外な場所に潜み分散して移動するためだ。ユタ集団が道路上で交通事故に遭った。その気配を感じて能力者は分散移動。実行するなら様々なホテルや場所に少人数で泊まり、その一組がカプセルホテルと居るというのがより正しい進行だ。
つまり目的達成に向けた物語の整合性よりも、ビジュアルの面白さを取ったのだと思う。絵的な刺激の重視。
この繰り出される刺激が、観た時に沸き起こる不快の理由ではないだろうか。
端的には、それらを高見の見物ができるかどうか。
作中で子どもの手の中で蝶が羽をもがれる。子どもは小さい生き物を無作為に殺すことがあるといった台詞が入る。
この映画に登場する人物も中島監督から昆虫のように扱われている。あるある満載でいじられチクチクと刺激される。内面を白日の下に晒されて悪意やズルさをバラされる。
世の中に不幸や痛みを表現する作品はたくさんある。
作中の痛みが一定以上の強さになった時、(そんなに強くなくても)経験やトラウマや知識など、何かの理由で共感が発動して自分自身に痛みや後ろめたさが起こると「見ていられない」が発動する。
例えば、作品の中に拷問シーンがあると、その描き方によって「話の本筋から逸れず見ていられる人」と「目を背ける人」がいる。
いわゆる、捕虜収容所の男性器切断描写とレイプ描写。前者であれば、男性器を持つ人は「うわっ」と思い、そうでない人は他部位の切断と同じ程度の痛みの想像に留まる。これは見る人ごとに「自分の身に起こったら・・・」の想起力や共感力により違いがある。
人間関係、事故、どんな言葉を投げかけられるか。中島監督はこういう刺激を並列で並べ、それぞれを素晴らしくうまく、さもありなんと描写する。
葬式の親類縁者・地縁のわずらわしさ、結婚式の陰口、結婚生活の中の怒鳴り声や圧をかける行為、浮気、自慢、ネグレクトやシングルマザーの保育園お迎え事情、身体は傷つき、不条理で、孤独で、差し迫る貧乏・・・。
これら登場人物の周辺で発生するドラマや人間関係模様について、すべてを「笑って観ていられる」領域にいる人は少ないのではないかと思う。
正確に数えていないが、例えば人間社会のイヤさや不幸が30個描かれているとして、その中の1つを体験したことがあっても、1つだから平気という数の問題ではない。負荷の深度というのか、1個でもスマッシュヒットすると強い打撃だと感じてしまうのだと思う。
妻の香奈について、描写が原作と比較して不公平という感想は自分を置き換えて共感した人からのものであり、後輩の立場に自分を置くと、妻夫木君演じる夫の調子の良さがとてもイヤということになる。
そして、1つでも当たると・・・それ以外の出来事についても「それ」を笑うかどうかについて試されることになる 。
体験したことがなくても、残り29個のいわゆる「不幸」に痛みを感じる人がいることを想像して、笑っていいのか同情していいのかが分からなくなるからだ。
高みの見物力、つまり、社会や人間関係の中で身体性や共感を持つ個人として視聴するのではなく、ドラマと自分自身と切り離してコンテンツを観る力量が無いと、純粋に中島監督の映画作りの表現を堪能することが難しい。
チャップリンの言葉に「人生はクローズアップで見れば悲劇だが,ロングショットで見れば喜劇だ」がある。喜劇だと思えるには、どれほどの高みが必要だろうか。結果、この映画では、多くの人が視座を上げつづけることに失敗し感情を揺らしてしまう。
そして、この動揺や不快感により、この映画の不備な点を探し、誉める者の人間性を非難するということが起こっている。例えば「知紗が助かったのはいいけれど、人が死に過ぎているのはヒドい」という感想。殺傷人数で非難。量刑か。
元々、中島哲也作品は、映画化のために選択した原作自体が「嫌ミス」(イヤな気分になるミステリー)「いじめ」「闇堕ち」(登場人物が自己選択の結果、どんどんダークサイドに堕ちて悪人になっていく様)「DV・裏表がある人・恨み」の要素を持つものが多い。
そしてそれをスタイリッシュに表現することを面白い、興味深いという立ち位置だ。
世の中には、車で人を轢き殺すゲームもある。
受け取る世間の反応は割れる。そんなゲームの存在に眉をひそめる人、プレイに背徳的な笑いが止まりませんという人。さらに、このゲームを思いつき実際に作ってしまったクリエイターを「バカだな(敬意を含めて)」と称賛する人もいる。
中島作品ファンは、「よくもまあ、こんなすごい表現力でもって、悪趣味なものを作ったな」の称賛者なのではないだろうか。
このお祓いライブ映画は、人のジタバタを昆虫のジタバタほどにロングショットに捉えつつ、子どもの無垢マンセーと夢の世界オムライスの国の煌びやかさを映す。
観た人が共通して感嘆したのは、出演者の演技とキャラクター造形。
この比嘉姉妹作品はシリーズ化されるのだろうか。二作目もゲスな痛み満載。さらには叙述トリックもの。・・・中島監督のことだから、トリックは飛ばして、また刺激的な絵作りを重視するのだろう。
最後に。
この『来る』を映画館や自宅でご覧になる方へ。
仮にあなたが優れた映画鑑賞者だったとしても、隣で一緒に観ている人の表情が曇り、震えたり怒ったりした時は、そこからは笑わないでいてあげて欲しい。
「この面白さが分からないのか?」ではなく、人としての繊細で優しいのだと考えて欲しい。
そして、傷ついた皆さんへ。
この映画の”面白い”は、楽しい気分の“Fun”ではない。「よくもまあ」の嗤いと“Interesting”なのだ。
あなたが怒らなくても観客動員数はきっと少ない。
ひどすぎ。最近で一番面白くなかった。
なんだか、全然怖くない。
主人公そもそも誰なんでしょうか。
二時間が長く感じました。
とりあえず血とお守りだしときゃ怖いやろみたいな。期待していたのに、お祓いシーン多すぎるし、なにいってんのかよくわからんシーンが多かった。
最初の旦那にイライラしつつもこいつが主人公?いや、違う。途中から出てきた霊媒師の女の人の男???混乱します。
お祓いでズンドコやってるシーンはもう寝てやろうかと思いました。
私にはついていけなかった。
ミスリードを誘う手法は高度で面白いが…
まず先に、原作は読んでませんので比較はできません。
ただ、鑑賞後、大半の方は「…で?」となる可能性が高いかと。結局、何が来たのだろうか…と。
正直、いわゆるジャパニーズホラーとしての恐怖演出は薄味というか、どこかで見た事のあるありきたりなものです。面白いのはそこではなく、得体の知れない何かへの恐怖を表に出しながら、人間の怖さを巧みに扱っている所でしょうね。妖怪の存在を「人間の都合で作り出したもの」だと語るくだりから、恐怖の真相が化け物なのか人の悪意なのか、登場人物たちの裏の顔を露呈しながら観客のミスリードを誘う手法はとても面白かった。
ただ、オチで何も理屈が解明されず釈然としない人が続出している気がします。
超怖かった
他の方のレビューは低いですが、僕はとても怖くて、面白いと思いました。ただ最後のオチ以外は、今までにないぐらい怖いホラー映画なんじゃないかなと思いました。ただ松たか子が死んだのか死んでないかぐらいは、説明して欲しかったです。
怪談
現代風なアレンジを効かせた民間伝承な感じのお話ではあった。
どおも「アレ」ってのは、この世に産まれて来れなかった魂を指すらしい。
その経緯が実に丁寧に描かれていて、序盤はホラーである事を忘れてしまいそうだ。
SNSを絡めた大人になりきれない大人達の群像も描かれていて好感が持てる。
いわゆる「原因」を提示してるようだった。
パパもママも普通に居そうな人物像だ。
妻夫木氏も黒木さんも好演だった。
普通の日常に上手に異物を溶け込ませてあって見応えがあった。
岡田氏のポジションだけが、妙に煮え切らない感じで…彼だけが過去に捕われ生き辛そうにしてたからそう見えたのかな。
ホラー的な演出も多々あったのだけど、どれも何故か必然に思え理不尽な恐怖は感じなかった。怖いというか、なんか随分と考えさせられたような気がする。
嫌いな話しではないものの、ホラーっぽさがあんまり残らなかったかなあ。
柴田さんが無茶苦茶良かった!
この作品の小松さんも好きだなあ。
役者陣は皆さま好演で、観てて楽しかった。
原作読むのは映画を観た後で‼️
今年、一番の残念な映画です。原作が無茶苦茶、面白かったので、とても悔しい。ラストのクライマックスをどう映像化するか非常に楽しみにしてたのに、絵的に仰々しく、大掛かりなだけ。ぼぎわんとの対決も琴子が簡単に祓っちゃうし。なんの力も無い神崎が、唯一の武器である鏡を自ら捨てたのに、ぼぎわんから知紗ちゃんを簡単に助け出せちゃうし。そもそも、原作にいない、ちょっと出のキャラクターを何人か出した割には、登場が意味不明だし、活かしきれていない。
この作品の重要な要素である、ぼぎわんとはなんなのか?なぜ、田原秀樹に知紗に執拗につきまとうのか?この謎解きが一切カットしてしまってる。
オムライスの歌のシーンを作るなら、もっと原作で重要な大事なシーンを残して欲しかったです。
なんか良い
見終わった直後の率直な意見は「なんだこれ!?」
正直話が全然分からなかった。だけど、今の感想は「何故か分からないけど、面白かったな」ですね。キャラクターは凄く際立ってたなとは思います。そして、私が他の方のレビューを拝見して思った事は、
初めの1時間は見なくてもいいとは全く思いません!むしろ見ろ!
です。妻夫木さんが演じるキャラが凄く気持ち悪い。妻はこうあるべきと自分の考えを押し付け、イクメンになろうと必死になり他人に良い顔ばかりをする。人の気持ちを考えず、良いパパを演じ、演じている事さえ気付かなくなる。こういう人世の中に沢山居ると思います。夫婦じゃなくてカップルでも同様ですよ!そして、ブログにアップするために自分の子供の写真を撮っている妻夫木さんに照明が当たり、その周辺の散らかりまくった部屋には照明が当たってないシーンがとても強烈な描写だったなと思いました。個人的に。しかも自分が死んだと気付かず家でブログ書いてたとかホントに気持ち悪い!あの結婚式とか同僚との自宅パーティのシーンがあったからこそ妻夫木さんの気持ち悪さが引き立ったと私は思います。
皆さんがこの映画のどこに“面白さ”を見つけたのかお聞きしたい。
はっきりしない
全体的に長すぎる。
ホラー苦手な者としては怖く感じた。
ただ、アレがどうして妻夫木達を狙うようになったのか描かれてなくて原作を読む必要がある。
前半の話が長すぎて後半は駆け足になり過ぎていると思った。
松たか子は勝ったのか負けたのか分からないし、ラストはハッピーエンドなのかバッドエンドなのかも不明。(原作では除霊できたはずだが、映画では負けた?)
出演者の演技は良かったのに、内容的にモヤモヤしてて残念だった。特に妻夫木のクズっぷり、柴田理恵が良かった。
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