来るのレビュー・感想・評価
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非現実的逃避行
心がざわついている時は現実逃避としてホラー映画かゾンビ映画が観たくなる。
ソフトなジャパニーズホラーかなと思ってたら思いの外イライラさせられる精神にもちょっと来るタイプだった。
最初はのび太妻夫木に終始イラつき、後半は見た目だけアウトロー岡田にイラつく。
イラつくあまり怖さが半減。出てくる男はたいがいクズだ。逆に女性のしたたかな強さが目立ってそこが面白かった。
親戚の法事の集まりの鬱陶しさや山の怖さ、虫の生理的嫌悪、子供の純粋な狂気、ワンオペ子育ての追い込まれ感、子殺しの古い慣習とかこれら小さい傷が絶えず痒い感じの映画だった。
しかし片方だけの赤い靴とか童話めいたものはどうして小刻みに恐怖を感じるんだろうか。
結局何が「来る」のかいまいち分からなかったが、公園に集まったプロ達のごちゃ混ぜが新鮮だった。
突っ込みどころが多すぎて渋滞起こしているうちにエンディング。
もっと恐怖を感じたかったけど自分なりに楽しめた。
やっぱりグロかった
人は誰しも嘘をつく
Amazonプライムで見つけたので鑑賞。
公開当初は気になってはいたが、見れずじまいだったので前情報はそこそこ入れているし、期待値も中島監督ということでまぁまぁ高め。
やっぱエグいわ...この監督。
かなり疲れるし、重い映画なのだが中毒性はある。
なんだろう、この感情。JOKERを見た後の感情とよく似ている気がする
ストーリーは説明が難しいし、ネタバレになるので控えますね。
流石、中島監督。「告白」「渇き。」と同じように、人物ごとのエピソードを作りその間に奇妙な映像を入れて観客の頭を狂わせる。見事に狂ってしまいました
これこそ、面白いホラー映画。今まで見てきたホラーの中で群を抜いて面白かった。小松菜奈目線で見ていたのでより楽しめた気がする。
それと、やはり過去2作と同じく何度でも見たくなる。あえて描き過ぎず言っちゃえば投げやりな脚本なのだが、それがこの「何度もみたい」に繋がるのだと思う。
こんなカルトっぽいホラー映画なのにも関わらず、かなり訴えてくるものはある。何故人は大切なものを作ってしまうのだろうか、何故人は嘘をついてまで自分を取り繕うとしてしまうのだろうか。
告白まで届かなかった点としてはやはりラスト。味気なく、腑に落ちずと言った感じ。ガツンと掴まれるものが1つ欲しかった
結婚式のシーンは正直言って辛い。観客から愚痴を言われているのもそうだが、やはり無理して張り切っているのが目を逸らしたくなる。
でも最っ高です。
超絶面白い。中島監督、もっとこんな映画作ってくださいよぉ
人間の怖さ?後半はただアクション
ドタバタ除霊劇
いいじゃん。
作中で一番怖いのは冒頭の現実的な結婚式とか家族づきあい等の人間関係だよ。
トイレのドアを押し開ける母親の亡霊に扮したぼぎわんにはびっくりした。
除霊師の女性の腕が取られたり、外面を装う旦那の腰から下無くなってて、ホラーじゃなくてスプラッタ?と思い直した。
堕落していく母親は最終的になりたくない人になってかわいそうだったね。先輩がそこまでやりたい強い動機があまり見えなくて一番意味不明だけど。
アクション映画並みにバンバン退場させられる除霊師達の勢いは笑ってしまった。
最強姉のキャラが立ってて魅力的だった。姉妹での活躍が原作で見られるらしいから買おうかな。
水子も旦那を付け狙うっていう存在も、作中通してがっつり襲ってくる怪異の正体としては弱いけど。オムライスだしいいか。
刑事、軍人、武士でない岡田准一が良い
ん???
最初の結婚式とかの無駄なシーンが長いような気がします
あと、最後まであれは正体を現さず
何か分から無かったのでとてもモヤモヤ
後半のお祓いのシーンで凄い気持ちが高ぶったのに
裏切られた気持ちでした
映像も行ったり来たり
何を言いたいのか伝わらず
柴田理恵さんや松たか子さんが
非現実的な意味でいい味を出していましたが
なんかもったいない
最後のオムライスの歌のカオスも意味不明
ホントに怖いのは
Amazon Prime Videoで鑑賞。
原作(ぼぎわんが、来る)は未読。
国家権力の中枢に入り込んで自由に指図出来る霊媒師ってどんなヤツなんだよと思いはしたものの、それに説得力を持たせる松たか子の高い演技力に脱帽でした。
柴田理恵の存在感も素晴らしい。片腕をモガれたのは衝撃的でしたが、岡田准一や妻夫木聡と相対しても彼らの存在を飲み込んでしまうほどの演技に魅せられました。
鮮烈なビジュアル。予測不能のストーリー展開。心を抉られるような世界観に夢中になりました。中島哲也監督がホラーを撮るとこうなるんだな、と…。本音、エゴ、欺瞞と云った醜い部分を徹底的に曝け出して人間と云う生き物の怪物的側面を描き、「ホントに怖いのは人間だよ」と告発する。
自分たちの犯した罪の言い訳のために化け物を生み出して来た歴史。何百年何千年の長きに渡って蓄えられた人々の悪意が凝縮され、弱い人間をターゲットに全てを貪り食おうとする絶対的な恐怖が誕生してしまいました。ひとりひとりが怪物で、ひとりひとりが狙われる何かしらの弱さを持っている。なんと恐ろしくて脆くて、儚い生き物なのだろう、人間は。
[余談]
小松菜奈の役柄に疑問が。あんなタトゥーだらけのキャバ嬢見たことない。と言うよりもキャバ嬢設定必要だったのかな?
※修正(2024/03/02)
大人の悪ふざけ
もしくは日本とその周辺地域の儀式に対する敬意?
祓いの儀式に参加する人たちが、沖縄から来る。
見た目の様式は日本古来かと思われるけど、沖縄から来る人たちと、舞台上にはハングル文字。
滑り台で遊んでいた女子高生が、巫女さんになって舞い踊る。
なんとも雑多で現代的で独特な舞台設定。
でもそれがいまいち盛り上がってないな。
なんか見せ場があってもよかったろうに。
全体的には楽しめた。
ホラーという触れ込みではあるが、なんだか通して半笑いで見ていた。
怖いって感じはあまり無く、なんだか役者さんたちも本気で悪ふざけしてるような印象。
特に妻夫木聡。
いい感じで振りきれてる。
黒木華。薄幸な不貞女がぴったり。
岡田准一はいまいち本気度が感じられなかった。
小松菜奈はいつ見てもかわいい。
終わってみると、釈然としないが、見ている間は楽しめた。
子供の稚拙な自己表現には愛をもって接しようね。
演出のかっこよさ
原作と比べるのはナンセンスかもしれませんが...
原作で好きだったのは、途中まで秀樹(妻夫木さん)がイクメンの主役だと信じさせられた点にありました。その分、秀樹が56された時の衝撃度や妻が主役に変わってかわかる妻目線の秀樹のギャップが楽しめたわけです。映画版ではそのあたりが秀樹編の段階で匂わせていたのでもったいない気がしました。あとラストの除霊シーンはスタイリッシュな演出にし過ぎているような気がして、他の方のレビューを読むに中島監督のらしさなんでしょうが、個人的には違和感を覚えてしまいました。それからぼぎわんがどんな姿で出てくるか楽しみにしていたのですが映画でははっきりとは出てこないんですね。その分怖さ半減で残念。
ネガティブなことを書きましたが、ラストシーン以外は案外楽しめました。(ラストシーンが秀逸とおっしゃる方もいらっしゃるようで感じ方は様々ですね!)
こわいわーけど、おもろかったわー
血の海。
昼ドラ+ホラー+寺生まれのtさん
エンタメとしては面白かったです。
物語としては、どろどろした人間模様を中心に添えて、ホラーとしての怖さを演出しながら、最後は最強の霊能力者がなんとかする話です。
人間模様の点では、子育てに理解のない夫と浮気をする妻、愛されない子どもという現代社会の家族の闇や子が生まれない女性の悩みや子どもを育てる勇気のない男性の葛藤などいろいろな描写がされていました。
ホラーの点では、夫の地元の悪霊?が出てきて、関係者を殺していくのですが、それはもう盛大に殺っていきます。その過程で夫が死んで、悪霊が消えたかと思ったら、まだいて、その後も奥さんや親友が殺されるのはなかなか新鮮でした。最後は最強の霊能力者と悪霊がバトルして、決着が不明のまま終了。
見所としては最後の決着の場面で悪霊を呼ぶシーンですが、仏教・神道・修験道・ユタ・イタコ・韓国の宗教のごった煮フェスティバルで見ててかなり面白かったです。
ホラーとしては二流かと思いますが、エンタメとしては良いかと思います。
多様性を内包する集合体
夏だからアマゾンプライムでホラーと気取ってみる。冒頭で、ああリップヴァンウィンクルの花嫁、と思った。黒木華が同じ雰囲気を醸していたせいでもあるが、親族や友人の多い男と結婚する血縁の薄いの女、という構図が私にとって気になっただけでもある。
映像の迫力、物語のスピード感、登場人物のキャラ立ちは他の映画評に違わず素晴らしいと思ったが、映画では語られていない化け物の正体、ぼぎわんとは何かが気になり、原作と違うという意見があったので原作を購入して読了。私の結論としては、映画と原作、どちらも捨てがたいよさがあった。ぼぎわんが何故こうも強力で執拗なのかは原作の方が説得力があると思うが、映画は映画で現代風によくまとまっていたと思う。
人の弱さは百人百様、もともとは多様であるにも関わらず、化け物の妄想は一定の共通フォーマットを持っている。だからこそ各々がそれを見て自分の弱さにつけ入られる。私も冒頭の親戚の宴会や派手な結婚式のシーンを見せつけられて気が滅入ったし、耐えがたい孤立無援に共感したし、夫の実家より言い寄って来る男を頼って破滅するだろうと思った。他の人が見れば他の場面が刺さるであろう。同じものを見ているのに別のものが見えること、多様性を内包する集合体、それこそが化け物のように怖いと思う。
他、「化け物は実在して国家権力や特別な方達が戦っているから市井の私達は守られている」という構図は皆どうしようもなく好きだなと思う。
ツイッターで話題になっていて、焦って、みました。
中島監督、映像は大好き。だけど、脚本が苦手なんだよなぁ。。。中島ワールド全開で、インパクトはあるけど見終わると頭中『?』になる感じ、ハマる人はハマるだろうなぁと思う。
ツイッターでは柴田理恵がめちゃくちゃカッコいい、というので期待しましたが、うん、よかった。時々、通販番組で「この布団いいわぁ〜」って言ってる柴田理恵がチラついたけど、コンタクトのおかげか、老け化粧もあり、ちゃんと霊媒師にみえた!
キャストは合ってたな〜妻夫木くんのあの役、っぽすぎる!わかる分かるーいるよね〜ああいうイクメン風!部屋グチャグチャなの、奥さんでしょ〜?と、まあ良くありそうな家庭だよね。。。まあ、お互い、それぞれが一生懸命やってたんだよね?相手にはそうは見えなかったけど、、
この映画で良かったところは、ひとつ!最後のおはらいのシーン、かっこよかった〜!
とりあえず血を吹き出せばいいんでしょ?感、
窓の手型、しつこすぎる。。。。笑
考察とかはいいや、、、きっと深い意味はなさそうだから、、、
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