来るのレビュー・感想・評価
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拍子抜け
人物が魅力的。
来てるのに徐々に興味が削がれていった…
怪談
現代風なアレンジを効かせた民間伝承な感じのお話ではあった。
どおも「アレ」ってのは、この世に産まれて来れなかった魂を指すらしい。
その経緯が実に丁寧に描かれていて、序盤はホラーである事を忘れてしまいそうだ。
SNSを絡めた大人になりきれない大人達の群像も描かれていて好感が持てる。
いわゆる「原因」を提示してるようだった。
パパもママも普通に居そうな人物像だ。
妻夫木氏も黒木さんも好演だった。
普通の日常に上手に異物を溶け込ませてあって見応えがあった。
岡田氏のポジションだけが、妙に煮え切らない感じで…彼だけが過去に捕われ生き辛そうにしてたからそう見えたのかな。
ホラー的な演出も多々あったのだけど、どれも何故か必然に思え理不尽な恐怖は感じなかった。怖いというか、なんか随分と考えさせられたような気がする。
嫌いな話しではないものの、ホラーっぽさがあんまり残らなかったかなあ。
柴田さんが無茶苦茶良かった!
この作品の小松さんも好きだなあ。
役者陣は皆さま好演で、観てて楽しかった。
ホラーのふりして子供を持つ親を刺しに来る凶悪な映画。全く怖くない
ホラーエンターテイメント!
正直怖すぎて早く終わってくれって思いながら観てた。
まだ続くの?って思ってたけど途中から雰囲気が変わってきてかなり楽しかった。
中島監督と言えば、世間に何の恨みがあるんだろうっていうくらい独特の嫌な雰囲気を演出する人で、今回は結婚、育児、をターゲットにしてて、めちゃくちゃ嫌な角度から切り取ってるんだけど、狙い通りなかなか嫌な気持ちになった。
それが、今まではサスペンス要素に繋がってたんだけど今回はホラー。
少しずつ何かが近づいて来るような、ジトーッとした感じが、そりゃ不吉なこと起きるよねって感じで合ってた。
そして、そのなんか嫌な感じが爆発していくことで物語が進んでいく。
ジトーッとしたホラーだったのが、どんどん派手なホラー演出になっていって後半はかなりワクワクしてくる。
あまり共感はないと思うけど、『シンゴジラ』のワクワク感に似てるなと思った。
突然襲ってきて、わけがわからないでいるとどんどんひどいことになって、立ち向かうともっと恐ろしい反撃を受けていろんなもの失って、絶望しかけるんだけど最後はこっちの持ってる力を結集させて戦う、みたいな。
そんな感じの期待感で後半は駆け抜けていく。
あと民俗学というところで、諸星大二郎を読みたくなった。
違和感が快感に…
中島監督
来た
除霊シーンのスケールに☆みっつ!
中島哲也が満を持してホラーを撮った❗
…と、期待したほどではなかった。
豪華絢爛極彩色な映像は、これまでの作品よりも抑えた感じだ。
血糊の量は、サスガでした。
原作は人気ホラー小説のようだが、未読。
概要も知らないのだが、あの悪霊だか何だかは、妻夫木聡演じる田原秀樹に取りついていたのか、青木崇高演じる津田が呼び寄せたのか、それとも…?
この映画はそこはどうでもいいのかもしれないが…気になる。
出演者たちは皆芸達者で、観ていて飽きさせない。
特に、黒木華はどんな役でもみごとにはまるなぁ、と改めて感心。
妻夫木のチャラさも旨かった。いるんだろうなぁ、あんなヤツ。
岡田准一は、今や日本の映画界を支える俳優だ。
空撮の織り込み方や、毛虫というアイテムの使い方などは、ホラーっぽさが出ていて良かった。
ただ、冒頭と劇中に時折挟まれるCGアニメは、ちょっとチープ。
クライマックスの除霊シーンは、いざ最終決戦!的なスケールで、徐々に決戦に向けて盛り上げていく演出は、むしろこれまでの中島哲也とは異なるオーソドックスな手順だったのではなかろうか。
準備場面で遊んでいたJK達が巫女だったのね、は中島節かな。
しかし、たか子姉さんはいったいどんな力(霊的にも、社会的にも)の持ち主?
霊能者や神職達から、警察までも動かせるなんて。
ラーメンを食べるシーンとか、缶ビールを「戴いていいかしら?」と言って飲むシーンは、中島哲也と松たか子のユーモアセンスが噛み合った面白いシーンだ。
そして決戦のたか子姉さんときたら、怖いやら可笑しいやら。
ラスト、血まみれの顔の岡田准一に、平然と会計を済ませるコンビニ店員も、中島節かなぁ。
結論、「告白」「渇き。」の方がブキミだった。
何より、本作は予告編が一番恐かった。
原作読むのは映画を観た後で‼️
今年、一番の残念な映画です。原作が無茶苦茶、面白かったので、とても悔しい。ラストのクライマックスをどう映像化するか非常に楽しみにしてたのに、絵的に仰々しく、大掛かりなだけ。ぼぎわんとの対決も琴子が簡単に祓っちゃうし。なんの力も無い神崎が、唯一の武器である鏡を自ら捨てたのに、ぼぎわんから知紗ちゃんを簡単に助け出せちゃうし。そもそも、原作にいない、ちょっと出のキャラクターを何人か出した割には、登場が意味不明だし、活かしきれていない。
この作品の重要な要素である、ぼぎわんとはなんなのか?なぜ、田原秀樹に知紗に執拗につきまとうのか?この謎解きが一切カットしてしまってる。
オムライスの歌のシーンを作るなら、もっと原作で重要な大事なシーンを残して欲しかったです。
なんか良い
見終わった直後の率直な意見は「なんだこれ!?」
正直話が全然分からなかった。だけど、今の感想は「何故か分からないけど、面白かったな」ですね。キャラクターは凄く際立ってたなとは思います。そして、私が他の方のレビューを拝見して思った事は、
初めの1時間は見なくてもいいとは全く思いません!むしろ見ろ!
です。妻夫木さんが演じるキャラが凄く気持ち悪い。妻はこうあるべきと自分の考えを押し付け、イクメンになろうと必死になり他人に良い顔ばかりをする。人の気持ちを考えず、良いパパを演じ、演じている事さえ気付かなくなる。こういう人世の中に沢山居ると思います。夫婦じゃなくてカップルでも同様ですよ!そして、ブログにアップするために自分の子供の写真を撮っている妻夫木さんに照明が当たり、その周辺の散らかりまくった部屋には照明が当たってないシーンがとても強烈な描写だったなと思いました。個人的に。しかも自分が死んだと気付かず家でブログ書いてたとかホントに気持ち悪い!あの結婚式とか同僚との自宅パーティのシーンがあったからこそ妻夫木さんの気持ち悪さが引き立ったと私は思います。
皆さんがこの映画のどこに“面白さ”を見つけたのかお聞きしたい。
中島監督最高、やっぱ。
もともとホラーは苦手で、これまで観ないように生きてきたのですが、中島監督の映画だったので、こりゃ観なきゃあかんと思い、半ば嫌々ですが頑張って観に行きましたが、最&高でした。
いやしかし、監督の映画は毎度、評価が極端に分かれますね。笑
期待値設定をいわゆるホラー映画で臨むと、当然低評価になる映画かと。。
ストーリーはとてもシンプルで分かりやすい上、テンポよく話が進んでいくので、途中で飽きることなく、ぐっと集中して鑑賞してました。特に主人公と思しき人物がどんどん死んでいくので、展開が想定できず、やつが来るたびに、死なないでー、、と祈りながら怯えてました。笑
俳優陣でいえば、小松菜奈を始め、みんな最高でしたが、個人的には、柴田理恵がMVPでしたね。失礼ながら、そもそも、出演されるの知らず、超速のエンドロールで逢坂セツ子誰やねんと探してたんですが、え、柴田理恵だったの!?というくらい、ご本人と分からなかったですし、無茶苦茶かっこよっかった…。
最後のド派手な演出も最高に面白かった。笑 もはや、ホラーというより、怪物と戦うアクション映画さながらの迫力のあるセッティング、映像とBGMでした。BGMが明るいのと、所々挟まれる姉妹のユーモアで和むのでホラーが苦手でも観やすい演出になっていたと思います。
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