半世界のレビュー・感想・評価
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どこにでもいそうな男の世界
吾郎ちゃんも長谷川さんも洗礼されていて、違和感ありすぎ。
田舎に住んでるおじさんはあんなにスマートには歩きません。
そこが残念です。
やっと息子と向き合えた。仕事がのり始めた矢先に・・・
泣かされました。
けれど、お互いを大事にしている男同士の友情は上手く出せていた気がします。
いつも生のはざまで生きていく友人を心配してた側が先に死んでゆく。
びっくりの結末でした。
こっちも世界、、、
素晴らしい脚本と、素晴らしい俳優さん達だと思いました。
変わった家族の話なのかなぁと最初思いましたが、終わってみたら自分にも当てはまる所が沢山あって、じわじわと感じています。
「こっちも世界」っていうのが、一番そうですね。
明と瑛介がうどん屋さん?でビールを飲むのもすごい良かった!!今の時代はダメなのかもしれないけど、そういう問題じゃない!!あーいう大人がいてくれると子供は嬉しいんだ!!
紘と初乃の夫婦の仲も、本当にありがちというか、仲が悪そうで仲が良くて😭なのでお葬式のシーンは本当に泣けました。
それぞれの人生。まだまだ続く人生。後悔のないようにやっぱり生きたいと思いました。
とても良かった
声が都会っ子
じわじわくる作品
自分がいる世界。
もともと期待度はそんなに高くはなかった。脚本もとりわけ新鮮味があるわけでもなかった。だけど、エンドロールを見送りながら素直に、友達っていいなあ、と思った。そして、親子って言葉だけじゃなくて通じるものがあるなあ、とも思った。この物語の最後にあのエンドロールを見せられただけで、十分満足できた映画だった。
出てくる役者がみな演技が達者で、どんどん気持ちを持っていかれる。吾郎が父親なんてちょっと違和感も感じるけど、その感覚さえも紘のキャラ作りに一役買っている。嫁役池脇千鶴の溶け込みっぷりは毎度感心するほどの自然さだった。瑛介役長谷川博己の抱える後悔の闇には心打たれた。そしてその周りの役者の作り上げる空気が、片田舎特有の、誰がどこの誰だかみんな知ってる閉塞感と親密感が見事にあらわされていた。時には一緒にバカをやり、時には本気で叱り、時には我が身のように悲しんでくれる。瑛介が帰ってきたのも、ほかに行き場がないからじゃなくて、それを知っていたからなんだろう。紘(吾郎)や光彦(渋川)が放っておかないことをわかってるのだ。ある意味、それは甘えかもしれない。でも、そうして甘えさせてくれることもわかっている。それは、彼らの親の世代から(もしかしたらもっと上の世代から)ずっとそうだったのだから。
そしてちょっとフラグも立っていたラストの展開。もしかしたら、息子明も、この先アイツとそういう関係を築いていくのだろうか、と思えたらまた泣けてきた。
ストーリーとか脚本が魅力的だった
人生で何度でも繰り返し観たい映画
南伊勢の美しい風景を挟みながら、物語は進んでいきます。
派手さはありません。どこにでもいる登場人物、相互関係、それぞれの葛藤、悩み、傷。それなのにとても心に残るのはどこにでもある風景だからこそ自分の世界に置き換えてその風景を見られるからだろうと思います。生きていると自分の小さな世界でもいろんなことが起こる。半世界というタイトルはそういう気づきをあらゆる面から教えてくれる映画だと思います。ラストに山の中で光彦が2回繰り返し呟くセリフに人生を感じました。繰り返し繰り返し何度でも観たい映画です。言わずもがな、役者陣は主役を始め特に主要の四名は素晴らしいです。オススメします。
心に染みる映画
行間の余韻
何度も味わいたくなる。
半人前のレビューですが…
ちょっと考え事してたら聞き逃してしまいそうな自衛隊の話。海外に赴任したとか、子供が銃で撃ってきたら撃ち返すしかないとか、最もシリアスだったのは海外派兵から帰国した際に起こりがちなPTSDの一種コンバット・ストレスといった話が盛り込まれている。
全体からすればかなり控え目な表現なのですが、これがタイトルの意味に繋がっているという面白さ。更には憲法第九条に自衛隊を認めようという画策がある中、PTSDや自殺者が多いことを公表しない政治家にも憤りを感じてしまう。
「世界」と「世間」という言葉が使い分けられていて、元自衛官を演ずる長谷川博己の言う海外派兵をも含めたグローバルな見識が「世界」と言うが、炭焼き職人を演ずる稲垣吾郎もまた反論せずに自分たちの住むこの田舎だって「世界」だと言う。
伊勢の田舎町に平凡で淡々と生きている人たち。亡き父は継がせたくなかったのに意地で炭焼き職人となった稲垣、普通に父の中古車店で働く渋川清彦、そして突如実家に戻ってきた長谷川のアラフォー同級生3人組。二等辺三角形という伏線も最後には氷解するのですが、正三角形じゃないところもいいし、誰が底辺なのかと答え合わせをする楽しみも残してくれた。
そんな平凡の中にも息子のイジメ問題や、池脇千鶴の内助の功など、いい話が盛り込まれている。
残念なのは竹内郁子の話が笑えなかった点や、長谷川の部下だった早乙女誉くんが全く登場しなかったことだろうか…せめてお母さんの姿があればなぁ…
稲垣吾郎はもちろん良かったし、池脇千鶴も良かった。個人的には石橋蓮司の酔っ払い演技が真に迫っていたと思う(笑)
【追記】(2月21日)読む人によってはネタバレになるかもしれないので読まないでください。
2回目鑑賞してきました。
突如入ってくるカットが凄く意味あるものに思えてきました。
閉じこもった長谷川に襲い掛かるキーンというノイズ。
居眠りした稲垣が見た幻想的な夢(これは2回出てきます)。
半世界を表す半月が大写しになったり、それが大きくなったり。
さらに竹林が風にざわめくカット。
きつねの嫁入りと、サングラスの転校生。
ボクシングでも明とライバル関係になるのかもしれないと予感させてくれる。
こうして全てが半世界に絡んでくる。
ラストシーンの脇にチラッと出てくる、「竹とんぼ」への想いも感じられた。
最初に書いた二等辺三角形は渋川の気持ちの現れだったんですね。
常に正三角形を目指したのに、中学生ながら自分が控えめな気持ちで二人を支えていたという写真。映画そのものも、二人の人生を陰ながら支えていた渋川の位置にも納得しました。
なぜだか2回目のほうが泣けました。
「私も一緒に入る!」の台詞には、恥ずかしながら嗚咽が漏れてしまいました・・・
やるせない!しかし生きなな!
稲垣吾郎、長谷川博巳、渋川清彦に池脇千鶴
監督は、阪本順治
三重県の田舎に、吾郎ちゃんは、まんぺいさんの姿を見つけた。渋川も交え3人は、同級生だ!
吾郎ちゃんは、炭を作る職人。渋川は中古自動車販売。
まんぺいさんは、元自衛官だ。生きるには、いっぱいいっぱい事情あるよね。ガキの頃は毎日楽しくはしゃいでいたけど、今はそうはいかない。なんかやるせないけど、やっぱ生きていかななって感じだね。
タイトルなし(ネタバレ)
炭焼きのシーン綺麗 赤く燃える色と、
キンキンキーンて炭がぶつかる時の音もよかった
吾郎ちゃんが田舎のおじさんには、見えたり、見えなかったり
もうちょっと酒で顔がむくんでたら、田舎っぽくなったかなー
吾郎父のこどもへの関わり方が最低で、でもリアルだ〜
こういう人いっぱいいる
仕事だけしてりゃいいと思ってる
おまえ息子に興味ないだろ?とズバリ言ってくれる友達
息子の方に、おまえの親父 そんなに悪い親父じゃないぞと言ってくれる友達
やっぱり子育てにはこういう第三者が必要なんだよ〜
ウチも誰か助けてくれーと思ってしまった w
自衛隊海外派遣のPTSDも描かれてる
池脇千鶴よかったなあ
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