「女性目線で」愛しのアイリーン ミカさんの映画レビュー(感想・評価)
女性目線で
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女性としては、セックスか子供を産むか家事の労働力でしか今時評価されないなんてぞっとしてしまいました。登場する女性達が揃いも揃って男性の妄想を満たす為と家父長制度を持続させるコマ(セックス好きな愛子、子供を産む機械のツル、人身売買で買ってきたアイリーン、処女を守るお見合い相手)だったので、この時代遅れな気持ち悪さをあえて狙ったのかと思うほどでした。ここまで女性達が男性に依存的なのは、ちょっとやり過ぎかな?しかも男性がちっとも魅力的ではなかったので。
都市部にしか住んだ事がない者としては、村ってこんなに恐ろしいコミュニティなのかとぞっとしてしまいました。つまり私は絶対にムリな場所だと思ったのですが、今でも本当にこんな感じなのでしょうか?と思える程、リアリティに溢れた作品でした。この日本の内向き感の描写が、気持ちが悪い程に上手かったです。
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