カツベン!のレビュー・感想・評価
全211件中、201~211件目を表示
自分が日本人でよかった(*´∀`*) 心底そう思える映画でした!!
自分が日本人でよかった(*´∀`*)
心底そう思える映画でした!!
カツベンを通じて、日本人の笑いに対する熱い思いが痛烈に伝わってくるから、すごく楽しかった!
隅から隅まで、心の底から腹を抱えて笑える映画に出会えたことに感謝!
カツベンという、映画に声を吹き込む仕事は、日本独自の手法だそうです(笑)
海外では無声映画が主流だったこの時代に、日本人はあえてアテレコで声を吹き込む技法か人気だったというのだから、素敵なお話!
・:*+.\(( °ω° ))/.:+
カツベンは、俳優と同じようなもので、その人の声色で作品のイメージがガラリと変わってしまうから凄い!
映画を活かすのも殺すのも、カツベン次第!
今で言うアニメの声優のように、その活弁士の声を聞きたくて映画を訪れる女性も多かったようです。
そんな、魅力的なカツベンに挑戦した成田凌さんの声色が凄すぎる!
╰(*´︶`*)╯♡
これまで、地味で陰気で不良みたいな役が多かった彼が、この映画でイメージを180度変えてしまう、素晴らしい弁舌士に変身していて本当に驚きました!
男形の太い声から、女性の優しい語り口まで、その類稀なる技量はまさに神業!
本物の活弁士と言ってもおかしくないくらいの、天才的な声に一気に作品に引き込ませました。
成田凌さんの意外な一面を引き出した周防監督の目の付け所が鋭すぎる!
また、ヒロインを演じた黒島結菜ちゃんの声も、透明感があってすごく良い声でした!
黒木華ちゃんに匹敵するような、着物の似合う昭和顔に惹かれたのはもちろんですが、それ以上に彼を一途に思う、可愛らしく切なげな声の演技力の高さにびっくりしました。
NHKの『いだてん』の時も、大正時代の女学生を演じていたし、こういう着物の似合う女性はなかなかいないので、これからの女優としてはとても貴重な存在。
成田凌さんと、黒島結菜ちゃんという、奇跡のようなキャストのコラボが、この映画を引き立てているのだと思いました!
また、脇を締めるキャストの人々の豪華さにもビックリ!『Shall we dance』でお馴染みの竹中直人さんと渡辺えりさんの息のあった演技に感動!
この2人がいるから、周防監督の映画は楽しいのだと、決定付ける素晴らしさでした!
さらに、何より意外だったのが高良健吾さんや井上真央さん、小日向文世さんたちが悪役として出演していた所(笑)
普段、カッコ良い役や優しい役が多い人気俳優たちを、悪役で起用するところが面白い!
2枚目役者を3枚目として起用する贅沢さが、この作品を余計に魅力的に仕上げている気がしました!
やはり、周防監督はテーマの意外性だけでなく、1人1人の役所にもスパイスを取り入れてくれるから素晴らしい!
一人ひとりの意外な一面を鋭く突く、完成度の高い作品に感動しました!
(о´∀`о)
本当に、素晴らしい作品をありがとうございました
(^ ^)
活劇も笑いも涙も活弁の語りも愉しめる極上の一篇
映画黎明期の大正時代。
活動弁士になることが夢の少年・俊太郎、憧れの弁士は山岡秋聲(永瀬正敏)。
月日は流れ、青年になった俊太郎(成田凌)は活動弁士になったものの、それは窃盗団のお先棒担ぎ。
いわば騙りの弁士で、弁士だけにカタるが商売・・・
といっているうちに、警察に目を付けられ、逃げる途中で一味の金を持ち逃げする羽目になった俊太郎。
逃げ込んだ先は、傾きかけた劇場(コヤ)・・・
といったところからはじまる物語で、喜劇らしい喜劇、活弁も活劇も笑いも涙もみんな詰まった映画。
こういう映画は近頃珍しい、さすがは周防監督!
と思ったが、この企画、周防監督自身の企画ではなく、永年助監督を務めていた片島章三が書いた脚本が先にあったとのこと。
周防監督自身は、「昔は、サイレント映画は、サイレントで観るものと思っていたのですが・・・ 日本には真のサイレント映画はなかった、なぜなら、活動弁士がいたから、という稲垣浩監督の言葉で、なるほどと腑に落ちた」と言っています。
で、これまでの周防監督作品だったら、未熟な活動弁士が一流の活動弁士になる・・・というようなストレートな映画になっていたかもしれないのですが、世は既に活動弁士の役割にも陽が翳りつつある頃。
弁士たちは気づいていないけれども、映画の文法・モンタージュも醸成され、「観ていればわかる」映画が出始めて来た頃(それに気づき、スタイルを変え、人気が凋落するのが山岡秋聲なのですが)。
なので、一流弁士となったとしても、それだけでめでたしめでたしとはならない・・・・
ということで、活劇も笑いも涙も活動弁士の語りの芸も愉しめる作品と相成った。
あとは観てのおたのしみ。
お楽しみはこれからだ、ということで、劇場でごらんください。
ゴメン
喜劇?悲劇?
ある意味新鮮な・・・
若者でも分かる!見事な「喜劇」
成田凌のカツベンが圧巻!
酒があるから飲む。なけりゃ飲まない。
東京国際映画祭での鑑賞です。とても素敵な作品でした。
ストーリー展開のテンポがとても良く、飽きることなく引き込まれて見ることができました。ちょうど良いタイミングでハラハラする展開が来て、でもそのハラハラにもホームアローン的な笑いが入っているからしんどくなることもなく、ワクワクしながら楽しく時が過ぎていきました。ハラハラする展開なのに、気を抜けるようにうまく笑いを取り入れて、実際リアルさには欠けているかもしれませんが、映画自体が重たくなることなく、それでいて当時の映画事情を学びながら最後はしんみりした気分で終われる、という最高の流れでした。
舞台挨拶で成田さんが、指導を受けずに自力でやったとおっしゃっていたラストの語りのシーン、とても素晴らしかったです。成田さん自身が作品中で、弁士の技術を上げていっている姿がとても素敵でした。そして永瀬さんの弁士姿、本当に素晴らしかったです。本物の弁士こそ見たことはありませんが、1人で何役も演じわけられていて、役者魂を感じました。今回の作品では、役者の皆さんがイメージにあまりない役柄を演じているのが多い気がして、とても新鮮で楽しかったです。竹野内豊さんのおっちょこちょい刑事最高でした。
活動写真として流されている映像の役者さんもとても豪華で、本人たちの声でも見たいと思ったくらいです。
成田さんの出世作になること間違いなしだと思います。単体での主演は初ということで、今回の舞台挨拶では喋っている姿に、今までとは違った、緊張や覚悟や自負みたいなものを感じました。これからも応援します!
#カツベン!
全211件中、201~211件目を表示