「ニュージャージー州郊外で無職の母バーブ、要介護の祖母ナナと同居して...」パティ・ケイク$ よねさんの映画レビュー(感想・評価)
ニュージャージー州郊外で無職の母バーブ、要介護の祖母ナナと同居して...
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ニュージャージー州郊外で無職の母バーブ、要介護の祖母ナナと同居しているパティは近所では"ダンボ"と呼ばれバカにされているが、カラオケバーのバイトで家族を養いながらヒップホップスターになることを夢見る23歳。唯一の友達は薬局勤務のインド系男子ジェリだけ。彼らは街のバーで独創的なスタイルで演奏するギタリスト、バスタードに出会う。ナナを連れて父の墓参りに行ったパティは偶然バスタードを見かけて後をつけると、そこは様々な機材があるボロ屋。これはすごいことが出来ると直感したパティはジェリを呼び出し、ナナも巻き込んでヒップホップユニットPBNJを結成・・・からの白人女子版『8 Mile』。
母に激しく反発しながらも、母がカラオケでアノ歌を歌う時にはサビでさりげなくキーを下げる優しさを持つパティが静かに歌い出す曲で涙腺崩壊、あくまでダークで辛辣だった『8 Mile』に対して、こちらはドン底から這い上がろうとするパティを見つめる視線があくまでも優しく、思わず踊り出したくなる愛らしいミュージカルファンタジーとなっています。
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