パティ・ケイク$のレビュー・感想・評価
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ミソジニーへの反逆心
黒人差別のある社会を背景に黒人の団結や自覚を歌い、ギャング文化との親和性もあり、アメリカ社会の中の弱者からの反抗心の象徴だったヒップホップ音楽も今やシーンの主流。黒人のみならずあらゆる人種に聴かれる音楽となった。
黒人カルチャーのものであったがゆえに、白人のエミネムはむしろそれを反抗心の糧として台頭した。
ヒップホップ文化は人種差別には敏感だ。しかし、ジェンダー差別にはどうだろうか。黒人男性社会は極度にミソジニーが強い。ヒップホップの世界においても女は「トロフィー」のような存在だった。
冒頭、男連中と繰り広げるラップバトルは、主人公は貧困、家庭環境以外にも世間のミソジニーとも戦っていることを示唆する。
最後のライブは聴く者の魂に響く。最高にカッコいい映画だ。
清々しいほどに中二病。
・清々しいほどに厨二病な映像表現と、主人公と、周りの奴ら。
・そんな主人公がオトナと化すラストステージの装いエロし。
・ナナおばあちゃんがまじMVP、MMMVP。
・自分の周りの町や家族やゴロツキたちを否定するためのラップから、自分の人生と生活のすべてをマッシュアップさせた唯一無二な音楽に昇華していくさまが素晴らしい。
・自分に足りていないものばかり目が行っていた視点から、自分は何を財産として持っているかという視点に切り替わっている。
・その自分の財産を最後に「リミックス」させる必要があったから、ラップというジャンルはこの映画には必要だったんだなぁ
・「あたい、スターになれると思ったんよ(泣)」「いやいや、あんたはあたいのスーパースターやで」という孫とおばあちゃんのやりとりが転換点になってる。こういうのとても泣けるよ。
・終始生ぬるくなく、とめどないアウェイ感が主人公を襲う感じが素晴らしい
・家族って仲良しなだけじゃなく、険悪なだけじゃないという感じが非常にリアル。
・一番の鬼門だった母をマッシュアップするさまが素晴らしすぎる。泣けるッッッッ。
・この映画好きだった人は、「ハッスル&フロウ」観てもブチアガれるはず
歌手として成功を夢見る女の話。
ストーリー的にはいいと思うよ。
でも、外見とかの事言っちゃいけないと思うけど、
とっても太っていて、一旗揚げる前に自分を大事にしてくれる
周りの男友達がいるだけでも幸せなんじゃない?って思った。
あと、薬とか手出して、仕事も中途半端。
なんだか共感というよりは、反面教師的にみてしまいました(゚Д゚)
【ニュージャージーの掃溜めから、ヒップ・ホップで抜け出せ!】
ちょっと、太めの女性パティ(ダニエル・マクドナルド)は23歳。金ナシ・アルバイト生活を送る鬱屈の日々。綽名はダンボ。だが、彼女は”ヒップ・ホップは魂の叫びである”と信じ、日夜創作に励む。
そんな彼女が、見た目可成り怪しげなバスタード(ママドゥ・アディエ)と出会い、フリー・スタイルラップバトルで因縁の相手を渾身のライムで打ち負かし・・。
ラップを”秘密兵器”として、苦境からのし上がる姿を感動的に且つリアリティ溢れる映像で描き出した作品。
<2018年4月29日 劇場にて鑑賞>
エンドロールの最後はブルーススプリングスティーン
フォックスサーチライト
キラーP
夢かいっ夢は緑
お祖母ちゃんはおむつ生活
緑
こんな街クソ喰らえ
ニュージャージーパティワゴン
23歳
ジェロミオ
フリースタイルラップ
デブとインド系
バーテンやってる店にたかる母親
カラオケありのバーはくそやな
歌からのゲロ
グーンスクワッド
GSM
街じゃダンボて馬鹿にされてる
ストリートでフリースタイル
白人版プレシャス
好きな男ダニーにディスられた
逆襲で勝ちパチキ入れられた
シック&シン
ペットショップの地下は貸しスタジオ
オレガノって
マリファナ初体験
ぶっ飛んバッド
金が無駄に
おかんはバーブワイヤー
男のせいで失敗酒で失敗
ばあちゃんを押し付け娘の音楽をディスる。
顔のアップ多いな
シャイな黒人チャリダーはバスタード
廃墟はアナーキーの基地
お祖母ちゃんの応援
PBNJ
格好いいー
ストリップバーでお披露目3週間後
よしいざ地獄門へ
働いていればラップしてクタクタよね
母は警官と不倫
バスタードといい感じになる?
チャリ2けつは無理あるな
中学生からダンボ
まやかしの預言者に身を委ねるな
ばあちゃん脳卒中
医療費で破産
豪邸はOZ
バーテンがお似合いだ
さあステージ
全然のれないダメダメでばあちゃんのところへ
パティケイクスはばあちゃんが名付け
次はハロウィンナイト
おかん歌うブルース
バスタード行っちゃう
やっちゃう
ボブけっこうええとこの子
あっさり消えた
ばあちゃん逝く
おかん足折る?フラレる
DJフレンチチップスからキターーー
仲直りせな
マイナス思考は毒だ
バスタード普通になって戻る
おかんのLP拾う
タバコ5箱でシンクで散髪
ターバン巻いててみせない
キラーpのネックレス持っておかんくるか
ルーキーコンテスト
OZ来てる
ものすごいブロンドパーマ
ゴージャス!
ディスられても負けない
愛のムチを
おかんきたーーー
ノーマッドが獲ったけど
ネックレスはわたさんかった
ラジオでかかった
音楽、ストーリー、キャラクター、全て◎。
見て良かった❗
ラップだと、エミネムの映画の8マイル位しか知らないので、知識があまり無いけれど、それでもこの映画の音楽は良かった。主人公の気持ちに感情移入してしまった。迫力のあるラップは、心に響くものなんですね。
おばあちゃんのナナもカッコ良かった。おばあちゃんがラップって斬新。
それに最後の終わり方も良かった。
ひたすら惨め。しかし
格差社会のアメリカの底辺層の暮らしを描いている。
ここから抜け出そうと必死にデビューを目指すが、簡単ではない。
ミュージシャンを目指していたママも今は昔。
おばあちゃんの介護など、ひたすら惨めな日常を描いているが、最後に大逆転が。
いい気分に浸れる好作
ラッパーになるという夢を追うブスで超肥満な女子のプチアメリカンドリーム。
これがなかなかイケてた。彼女のライムには嘘がないんで、ストレートに心に響く。
彼女を取り巻くカンパニーにもハートがあるから、温かな気持ちに浸ることができた。
ラップで泣くとは…
女三代の良くない連鎖の話をであり、
底辺にいる女の子のサクセスストーリーであり、
はみだしっ子同士が出会って寄り添い、次第に愛し合うラブストーリーであり、
音楽サクセスストーリーであり
という感じです。
はみだしっ子同士ラブは大好物でして、その要素があるとは思ってなかったので、結構強めにきゅんきゅんしました。36さいの感想としてはお粗末な語彙ですが、きゅんきゅんきゅん、でした。
白カラコンの彼、めちゃかわいかったです。パティと一緒かなドキドキしました。
ナナはパティにはいいグランマなんだと思うけど、ママにとってはあまりいい母ではなかったのかなと想像します。
そしてママは男に依存しちゃって、男がいる間は他のことが目に入らない。男がいないときは不在に嘆いて他のことが目に入らない。
自分と周りの環境をいとおしむ余裕は感じられないなかで、自らブレイクスルーを勝ち取ったパティの強さに高揚しました。
コンテストでママの歌をサンプリング?して取り入れた熱唱良かった。ラップでガチ泣きでした。
インド系?のお友達も良かった。
神と崇めたラッパーはやなやつでしたねー。
応援していました
ラップって、ニグロ差別の反感をうたうのが発祥なので、言葉が汚くてあまり得意ではなかったのですが、主人公の歌は彼女の生きる葛藤そのものをのせていて感動しました。
見目へのコンプレックス、母親への葛藤、祖母への友情に近い情愛、仲間への友愛と性愛、生きていての苦悩と喜びを最後に歌に乗せる姿は圧巻で、引き込まれて応援していました。
汚い言葉だけれど、歌は彼女の魂で賛歌。
感動しました。
もうひとつ!
底辺の貧困層にいる女性がラップ一つでのし上がろうとしていくという題材は面白そうと思ったのですが、カットや曲自体も好みが分かれそうな印象でした。悪くはないのですが、同じ題材を扱う映画としてはどうしてもストレイト・アウタ・コンプトンとかサイタマノラッパーなど海外も国内も大名作がある中で自然と比較してしまう自分がいてそこを超えてなぜこのテーマをやりたかったのか?というのがみえないと楽しめなかったです。既存のアーティストの実際にあった話とかであればこれでも楽しめると思うのですが。
なんかよく分からないけどグッとくる
ラップのラの字も分からないけれど、
今日が上映最後ということで見てきた。
ラップの内容、その背景を全て理解できたかと言ったら嘘になるが、
それをこえて心にグッとくる熱さがありました。
最後の歌は鳥肌もん
素晴らしかった
今年の音楽映画では現時点で1位。素晴らしかった。お母さんの、ハートブレイカーズみたいな曲をサンプリングしているクライマックスはヒップホップの真髄をえぐって泣ける場面にしているところが素晴らしい。おばあちゃんがメンバーに入るところもよかった。
友達の方の彼がナイスガイだった。主人公も、全然ダメなやつじゃなくて、つまらない仕事にもおばあちゃんの医療費を払うためにしっかり取り組んでいるところがよかった。
ラップなんて全く興味無かったが…
普段ラップなんて聞かないし、寧ろチャラついた奴が聞く音楽だろう、とか思っていましたが…
めちゃくちゃクールでラップに興味が湧いてしまった。これはイイ
PBNJが本当にかっこいい~!
思わずサントラ買ってしまいました。
3人の国籍がそれぞれ違うのがイイな~と。
音楽に国境は関係ないですよねぇ。
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