名もなき野良犬の輪舞(ロンド)のレビュー・感想・評価
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韓国ノワールの変種あらわる
ヤクザと潜入捜査官の友情もの、という、ある意味で手あかのついたジャンルであり、ハードな犯罪映画を得意とする韓国や香港ならお手の物だろう、、、と思わせておいて、どうも毛色が違う。重くないし、湿っぽくないし、むしろポップなのである。
確か監督がインタビューで「ストーリー自体に新味はなく、見せ方にこだわった」といった発言をしていて、実際、本作は韓国ノワールや香港ノワールというより、タランティーノ映画やソダーバーグの『アウト・オブ・サイト』のスタイリッシュさの影響が強いように思う。
展開としては強引なところが多いのも、ジャンルものの愛嬌。ヤンチャで弾けていて、アジアとハリウッドの亜種であることを自ら標榜しているような、気持ちのいい快作だと思う。
最後まで誰も信用できない騙し合い合戦がハラハラする
最後まで誰も信用できない騙し合い合戦がハラハラして面白い。ジョホ、ヒョンス、チーム長、会長、みんな怪しくて登場人物たち同様にこちらも疑心暗鬼になってくる。
人を誰も信用しないジョホが、次第にヒョンスだけは信用していくのはグっときた。ヒョンスに騙されて部下を殺したり、ヒョンスを撃てないシーンから余程信用してたんだなぁって分かる。
自分も基本的に人を信じない人間なので「人を信じるな、状況を信じろ」ってジョホの台詞は刺さる。たしかに状況なら嘘つかないもんね。
ヒョンスは最後狂気を見せて怖い。目が完全にイッてるしヤクザそのもの。かつての優しそうな彼はもう居ない。ジェホとチーム長殺したあの後はどうなったんだろう。逃げるのは難しいだろうし刑務所送りか、それともヤクザでのしあがっていくのか...。
エレベーターのシーンが最高
普通に楽しめました。
シネマートで上映されていたので鑑賞。
今年15本目(合計668本目/今月(2023年1月度)15本目)。
映画館では放映されていたのですが、「過去作品で多少画像が荒いところがあります」などの注意書きはあります。
刑事とヤクザの方が兄弟になり、ある事件を追い詰めていく…というお話。これだけだとつかみは簡単で分かりやすいのですが、そこは(当時の放映ともいえども)韓国映画。あちらこちらで展開が変わっていくという映画で韓国映画らしさは結構あります。
一方で他の方も多く書かれている通り、この映画の特徴なのか当時の韓国映画の相場だったのか、「結局そのあとどうなった?」が何も描かれていない、という部分は確かにあります。これは明確に描かれていませんが、上記の「過去作品で画像が荒い~」などから読み取れなかった可能性もあります。
amazonのプライム会員なら、400円か500円かで(吹き替え版のほうが100円高いらしい)見ることができるし、シネマート系列で復刻的に上映されているだけのようなので、気になったらアマゾンプライムで見るのがおすすめです(ただ、画像が荒い点については一緒。いわゆる4Kリマスターではない)。
上記の「画像が荒く理解がしがたい」点は気になりましたが、リバイバル映画の放映を通じて映画をみましょうという趣旨であり、映画のフィルムがうつらないとか支離滅裂な状況でない限り、「趣旨を考慮して」この点については減点なしにしています。
人を信じるな状況を信じろ
ノワールの底にあるのは哀しみ。
PG12なのは油で人体を焼いたから?
ロシアとつながる韓国ヤクザIN釜山
薬物密輸
ボスにとっては手下は野良犬。野良犬扱いされたと分かった幹部
韓国の刑務所。韓国ヤクザも刺青いれるのね
検察は潜入捜査を画策。チーフは長身のおばさん
新人3人、母の病気の為に潜入
甥っ子も叔父さんを裏切るのか
信用してるようにみえて抜け目ない
ファーストシーンの人、潜入か
母を殺したのは?
シバルマ
上司よりハンのが優しい
ハンの家はもっと最悪、母親に毒殺されかける
「人を信じるな、状況を信じろ」
ロシアンクラブ
サツってバレてんだ!
最初から
母親も殺して人たらし、自ら告白までさせてた
今度は警察に試された!
暗いシーンが多いな
海辺
人生で起こることは大抵背後から、前からはこない。振り返りながら生きろ
一網打尽なるか
裏切りに次ぐ裏切り
最後にひき逃げ映像みせるなんて
おばさんも酷いが、ハンもその前に告白してる
「状況」だ
ゆさぶり
大雨のなか甥っ子が
段々たるくなってきたな
ハンが残りおばさんが轢く
ヒョンスが撃つ
そして息の根を止める
おお~まさにタイトル通りですな
もうちょっとノワール的な香りが欲しかった。ちょい軽い
また凄いものを見てしまった
韓国フィルムノワールの限りなく傑作に近い秀作
駆け引きの先には
ノリと音楽が軽い
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