ザ・アウトローのレビュー・感想・評価
全74件中、61~74件目を表示
かなりの良作!クライムドラマ
この作品は銃撃戦のシーンが凄いので話題になったりしていますが、全体尺としては多くはないです。しかし、掴みのオープニングと最後のクライマックスと要所に持って来ている為に緊張感と激しい撃ち合いの興奮で十分満足出来ました。 では、それ以外のシーンは何が描かれているのかというと強盗団の計画から私生活の一部まで、そして追う荒らくれ保安官の主人公とまたその私生活。 実は近い距離でバチバチしているのと、ジリジリと意識し合う2人がクライマックスまで溜めて最後正面からぶつかり合うまではスリリングでした。 垣間見れる強盗団側の私生活が充実していて、主人公側の荒んだ私生活の対比のような描写が印象的でした。 強盗シーンも「GTAⅤ」のようにハラハラ楽しめましたし、最後の対決の流れは「ボーダーライン」のような緊迫感もあり、最高でした。 最後に1つ惜しいと感じたのは、あれだけ対立となる2人の中心人物を主に描いて、ドラマ部分の為に長尺となっていたので"2人の決着"が最後ではなく別のオチを持ってくるのは作品がブレるような気がしました。
ワイルドなジェラルド・バトラー
予告で「これは絶対観ないと!!」と思い観ましたが、期待通りとても良かったです 冒頭の銃撃シーンからグイグイ引き込まれて、中盤は特捜班と犯人グループのリーダー同士の心理戦と頭脳戦、そしてクライマックスへ 銃撃シーンの音、撮り方がとても迫力ありました 劇場で観るべき作品と思います 邦題でもったいない事してますね
オープニングの銃撃戦で度肝ぬかれた!コレどんな展開になっていくの?...
オープニングの銃撃戦で度肝ぬかれた!コレどんな展開になっていくの?と思っていたら、ドンパチだけじゃない上質のクライムハードアクションだった☆ラストやられた…そうなんかぃ!
ロスアンゼルス
ロスアンゼルスの治安が最近そんなに悪くなっているのをこの映画で再認識しました。 映画自体は、アクションシーンも最後まで一捻りあるストーリーで満足のいく作品でしたが、140分の内ストーリーに全然関係のない離婚話が120分で済む作品を長引かせた点が好きでないので、0.5点減点しました。
いやー楽しい。
このくらいの作品を年3本観たいです。 メリーメンがセルヒオ・ラモスに激似なのが気になってしょうがなかった。 https://qoly.jp/2017/08/04/sergio-ramos-interception-and-rush-kwm-1
囮
ロサンゼルスを舞台にした凶悪な銀行強盗団と重犯罪を取り扱うマッドな保安官の話。 ど派手な銃撃戦から始まり一気に惹きつけられて、その後もヤバイ警察とクレバーで恐ろしさを感じる強盗団の行動が面白い。 銀行を襲う手口というか作戦やトリックも良かったし、かなり激しく長い戦闘シーンもただのドンパチ乱れ撃ちだけじゃなく、掛け声や戦術があるのがまた素晴らしかった。 ただ、この内容で140分はやっぱり長く、そこまで複雑な話じゃないし、クドいシーンも結構あったし、主人公の家族の話とかもこれならいらないし、もうちょい短くなったんじゃないかという感じ。
男だというのなら、ぜひ。
原題は、「Den of Thieves(強盗の巣窟)」で映画の内容を 表している良いタイトルです。 邦題は、「ザ・アウトロー」で曖昧な感じがします。 神経を集中して観る映画です。 伏線はきっちり回収されるので、すっきりします。 しかし、集中力が切れるとストーリーに付いていけず、 分からなくなってしまいます。 米国での興行成績が良く、続編も決定しています。 銃撃戦が激しいので、銃撃シーンが苦手な人には 向いていません。 「オーシャンズ」のような映画を期待して鑑賞しても 期待外れになります。 「ヒート」や「ザ・タウン」が好きな人には向いています。 私も、その一人です。 舞台はロサンゼルスですが、一般的にイメージする 「ビバリーヒルズ」、「ハリウッド」や「シリコンバレー」 という華やかな場所ではありません。 日本人には馴染みのない「エルセグンド」、「トーランス」、 「ガーデナ」、「ホーソーン」、「パロスベルデス」、 「ロングビーチ」、「レイクウッド」が舞台です。 事前にこれらの場所を確認しておくと、ストーリーに付いて 行きやすいです。 登場する強盗達は、計画性が高く、戦闘力も高く、 楽しませてくれます。 強盗を追跡する警察も、戦闘力も高く、機敏に行動し、 楽しませてくれます。 最初と最後に派手な銃撃シーンがあり、中間は頭脳戦、心理戦です。 集中力を維持できれば、この構成を理解し、楽しむことができます。 先の展開を読もうとすると、伏線を見逃し、楽しめない可能性が 高いです。 小さな銀行強盗ではないので、期待して良いです。 大きな目標を掲げて、命を懸ける姿に共感できなければ、 男ではないという映画です。
みんな騙される
エンディングに向かって、あーそう言えば…という場面があるが、騙された。 勧善懲悪じゃないところが面白い。 銀行強盗をやる連中も、一般市民に危害を加えないといったポリシーがあって、警察よりカッコいい感じに撮られてる。 もし、この映画が早期に終了したら、日本向けタイトルのせいだと思う。ザ アウトローって何よ?って感じ。ん?ジ アウトローじゃないのとか余計なお世話もしたくなるが、是非、原題タイトルの意味を辞書でひいて、なるほどなるほどと思って下さい。
邦題に難があるも上質なクライムドラマ
何の前情報も入れずに鑑賞。 ありふれた邦題から、むさ苦しい男達のドンパチ映画か…ぐらいに思っていた。 それは、いい意味で裏切られた。 ドンパチ描写は少なめというか、冒頭とクライマックスだけ。しかもその迫力たるや凄まじい。 来るべき決闘に備えて刑事チーム、強盗団双方が用意周到に準備をしていく過程などは、まさに『OK牧場の決斗』かというぐらいの西部劇。 法を守る側である、G・バトラー扮するニックの家庭が崩壊しているのに対し、強盗側の50セント演じるエンソンが円満な家庭を築いている(と単純には言えないけど)という対比構造も分かりやすい。 ケイパー物ならではの、計画遂行に至るまでの丹念なプロセスも、観てて手に汗握る。 ラストのドンデン返しは賛否分かれそうだけど、まぁこれはこれで。 続編製作も視野に入ってるらしいが、どうなるのだろうか。 全く想像つかないものの、ニック率いるむさ苦しくも堅実なチームワークぶりを再び観てみたい気もする。 何にせよ、安直な邦題で損をしていると言わざるを得ないほど、拾い物要素が高い作品。
結構骨太な今風『ヒート』
早朝のロサンゼルス市街、ドーナツショップに立ち寄った現金輸送車をメリーメン率いる強盗団が襲撃する。仲間のドニーが不審な動きをした警備員を撃ったことから銃撃戦になるがメリーメン達は辛くも現金輸送車を奪って逃走する。事件後現場に急行した刑事ニックはその現金輸送車には現金が積まれていなかったことを知る。メリーメン達に何か別の計画があると睨んだニックはドニーがバーで働いていることを突き止め接近するが・・・からのクライムスリラー。 『エンド・オブ・キングダム』の脚本家で、沢山の作品のスクリプトドクターをノンクレジットで多数手掛けていたという苦労人クリスチャン・グーデガストの監督デビュー作。追う側、追われる側双方の立場に観客が感情移入出来るように配慮した丁寧な演出と、短いながらも臨場感のあるライフル主体の銃撃戦がマイケル・マンの『ヒート』を彷彿とさせるタイトなドラマになっていて、最後に思わずニヤリとしてしまうツイストの効いたオチも見事。サントラでさりげなくGreta Van Fleetを使う辺りのセンスもなかなかで、これからの活躍が楽しみです。
全74件中、61~74件目を表示