ザ・アウトローのレビュー・感想・評価
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2つの視点を楽しめる。一風変わったクライム・サスペンス!!
【賛否両論チェック】
賛:追う刑事と狙う強盗団。2つの視点から楽しむことが出来る、重厚なストーリーが印象的。意外性のあるラストも、サスペンス好きには嬉しい。
否:展開がかなり複雑なので、観ていてかなり頭を使いそう。よく分からないと痛快さが感じられない。
片や、治安を守るために悪には容赦ない重犯罪特捜班のニック。そして片や、名うての強盗団のメリーメン。1つの映画として二者の視点を楽しむことが出来るのは、それだけで重厚さを感じさせる内容です。やがてそれぞれがそれぞれの大義の下に、その運命を交錯させていく様は、観ていて思わずハラハラさせられてしまいます。
ただ難点としては、メリーメンの計画がかなり複雑なのに、観ている側にはほとんど説明してくれないこと。なので、
「えっと・・・ここがこうなって、結局・・・こういうこと?」
と、勝手に頭の中で考えるしかないので、あまり痛快感がないかも知れません。
とは言うものの、クライマックスの銃撃戦からの驚きのラストは圧巻です。最後に笑うのは果たして誰なのか。サスペンス好きは必見の作品といえそうです。
男と銃撃とバー
この映画の見どころは大きく分けて3つ
①画面に釘付けになる圧巻の銃撃戦
②ヒリヒリするような男たちの心理戦
③丁重な伏線のフリと回収
まず銃撃戦ですが、回数としては多くないにも関わらず見せ方がとても上手いため引き込まれるし、印象に残ります。
銃を撃った時の音がすさまじく、まるで戦場に放り込まれたかのごとき緊張感を味わえると共に、刑事チームと強盗チームの陣形を組みながら行う銃撃戦が美しくてグッときますね。
この映画は全体的に映像の見せ方がとても上手に感じます。
強盗チームが銀行強盗の計画を練るシーンでも、銀行内部の構造をワクワクするような切り口で説明する描写などケイパー物の醍醐味をきっちり押さえてくれています。
両チームの雄同士が牽制し合う、男臭さ全開の心理戦シーンも本作の見どころの一つ。
やたらとお互いのボスが接触して威嚇し合うシーンが多く、手に汗握るマウント合戦が堪能できます。
映画の終盤にある種明かしがあるのですが、集中して見ていれば見破れるかもしれません。ちゃんと伏線がはってあり丁重に回収してくれるので、ふとしたシーンや登場人物などを頭に止めておくといいかもしれないです。
他の方も名前を挙げていましたが「ヒート」が好きな人や、骨太なクライムサスペンスを好む方にはかなり満足できる出来になっていると思いますよ!
ジェラルド・バトラー演じるニックの荒くれ者感大好き!
ジェラルド・バトラー 観たさに鑑賞。
最近銃撃戦が多い映画よく観てる気がしますが…これも銃撃戦が凄かったです!
特捜班VS強盗団。
いったいどっちが相手を出し抜けるのか、誰が一番上手なのか、最後までハラハラしました。
続編あるらしいと聞きましたが大歓迎です!
『ヒート』がウィスキーなら、これはビール
警察対強盗という極めてシンプルなプロットを重厚な物語に仕上げた『ヒート』は男が惚れてしまうような男の美学を描き、まるで上質なウィスキーを飲んでいるかのような味わい深い傑作だった。
この作品にインスパイアされたであろう本作は物語のプロットも登場人物たちの性格や家庭環境、そして音楽さえも似せてきた。途中でこれでは単なる真似事映画にしかならないのでは?と危惧したが、後半で意外な巻き返しを図ってくる。ネタバレになるので深くは触れないが、スパイ映画のようなスリルをねじ込むことで作品に軽妙さを生み出してくるのだ。
言うまでもなく後半の銃撃戦は最大の見せ場。迫力あるガンアクションもさることながら、発砲が始まる前に周囲の一般人が静かに逃げ出すリアリティある演出や渋滞中の道路での双方の距離感を感じさせる巧みなカメラワークに思わず身を乗り出して見てしまった。
ただ、最後のオチは正直不要かなと思ったし、『ヒート』の重厚さを期待する人には少し期待外れに感じるかもしれない。とは言え、近年数が減っている正統派アクション映画の系統であるので、この手の作品が好きな人は押さえておいて損はない。ビールを飲むくらいのライトな感じで男臭いアクション映画を楽しみたいという人には是非オススメしたい。
洒落た落ちが待っているB級映画の傑作
待望の金庫破りもの。SFでもCGでもない非日常の面白さは、繊細さが要求される犯罪ながら、セキュリティーをくぐり抜けるサスペンスがなかなかのもの。
武器もマシンガンまでのシンプルなアクションだからこそのすごさに息をのむ。ラストに洒落た落ちが待っているB級映画の傑作だ。
家族はどうなったの?
脚本は良かったです スリリングで面白かった
最終的に家族が仲直りすればもっと良かったんだけどなぁ
ただアメリカの保安官てあんなに銃撃戦に慣れてるんでしょうか?
特殊部隊のような動きの銃撃戦だったけど
ロスアンゼルスなら日常的にドンパチやってるんだろうか
21世紀版ヒートと思ったらプラスアルファのオマケ付き!
バルト9で観て良かった、銃撃戦の音の迫力が凄い。
邦題に近いド級B級感を漂わせながら銃器とその扱いはS級!指導が女性と知り2度ビックリ。ココで終わればええやん、蛇足エンディング不要と思って途中でやめるとめっちゃ損するから最後まで。最後のタイトルの出し方もB級っぽいけど好きなギミック。原題のシーフが効いてくる。
48分に一回銀行強盗が起こる街ロスアンゼルス
ロンドン
パブはドイツ系
ストリップも兼ねているのか
日本料理の鉄板焼き
マスタングカーアクション
アクション苦手コンゲーム好きは見逃すので要チェック
最後の最後のどんでん返しにはきっと驚かされます!
ロスアンゼルスの郡保安官ニックたちと、強盗団メリーメン一味との息詰まる対決を描くクライムサスペンス。この種の作品には激しい銃撃戦とカーチェースがお決まりですが、勿論本作品はその期待に十二分に応えてくれています。そして更に、一味が企てる銀行強盗の方法がとても奇想天外で、ある種コンゲームのような風合いも感じられ、なかなか凝った作りで楽しめました。しかしそれにしてもニックたち警察官がなかなかの強面で、強盗団の連中以上に悪人面だったのには参りました。あれではどちらがワルなのか正直戸惑いますよ...
【悪対悪 強盗の巣窟・・】
ー 悪に染まった警察と知的な強盗団との頭脳戦に魅入られた作品。ー
・勿論、銃撃戦も凄まじい。
特に終盤のハイウェイでの銃撃戦は白眉。
尺の長さは全く感じない。
・中盤は頭脳戦。
ここを面白いと思うかどうかで評価が分かれる気がする。
<ジェラルド・バトラー出演の映画に外れはないが、この作品は別格。
悪に染まっているとはいえ、男のポリシーを貫く男達の姿にしびれた作品である。>
硝煙がすごくてお話しが見えにくい。
往年の名作『ヒート』のような、武装強盗団と警察のド迫力の銃撃戦が凄いです。とは言え、主人公二人の行動が、お互いの手の内を明かすようでピンと来ないし、一つ一つの場面が冗長で分かりにくい所もあり、今一つ脚本のキレが悪い。クライマックスの市街戦が凄まじい分、ラストのオチも取ってつけたような気がしました。
今どき珍しい〝女が蚊帳の外に置かれる〟男の美学
なので、グッと来る人には最高の映画かもしれません。
分析的・俯瞰的に考える人には、色々な食材が過剰気味に供給されて結局何が一番美味しかったかわからなくなってしまったフルコースの料理みたいだと思います。
追う者にも追われる者にも愛する家族がいて、それぞれに平凡な幸せや仕事人間にありがちな問題を抱えている。
仕事に臨む姿勢(一般人には発砲しないとか、準備に計画性、緻密さ等がある)は立派。
それでも現実にトラブルは発生するし、それへの対応が出来るか。そこにこだわり(美学)はあるか。
ラストのどんでん返しに的を絞った「ユージュアルサスペクツ」型なのか、男の美学を追求するチャンドラーの世界のような「ハードボイルド」型にするのか、或いはあれこれと要素が詰め込まれているのに鮮やかに知的クライムサスペンスに昇華させた「ソードフィッシュ」型を目指したのか、結果的に中途半端な感じになってしまったのが残念でした。
それでも劇場で楽しむべき、とても満足度の高い作品です。
銃撃とストーリー
アクションは思ったより派手ではありません。
しかし銃撃戦の音・臨場感が良かった。
ストーリーもよく練られていて意外性があり良かった。
よく訓練されて淡々と仕事を進めていく感じもなかなかうまい感じだった。
派手な爆破シーンなどなくてもすっきりしました。
渋さがあってお勧めです。
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