「初めて、感心した。」焼肉ドラゴン bashibaさんの映画レビュー(感想・評価)
初めて、感心した。
私は、今まで30本くらいの韓国映画(「族譜」や「ホワイト・バッジ」など)や在日韓国朝鮮人を扱った日本映画を数本、観てきましたが、どの映画にも共感できませんでした。日本人と朝鮮人の精神性に余りに大きな懸隔があったからです。文献などにより韓国人を知れば知るほど、同じ東アジアに住んでいる民族とは思えないほど、異質の精神性を持ち合わせているのです。この映画でもひとつの家族が些細なことで喚きあい、怒鳴りあっている前半部分を観て、ああ、いつもの例の韓国人だな、と溜め息がもれました。特に激情型の母親の人物造形には嫌気がさしました。しかし、我慢して最後まで観てみると、この作品がひとつの日本映画として、光を放っていることがわかってきます。間違いなく、今年を代表する日本映画のひとつです。それは保証します。
いまだ、マスコミでは、韓国および、韓国文化に対して歯の浮くような見え透いたお世辞を並べ立てる輩が多いのですが、是非とも、是々非々の立場でものが言えるような関係になってもらいたいものです。この映画の鑑賞後、近い将来、「火病」や「鬱火病」といった単語が当たり前のように国語辞典の載るようになれば・・・、と思ってしまいました。
コメントする