歩けない僕らはのレビュー・感想・評価
全7件を表示
柘植と書いて「つげ」と読む
監督と脚本は『壊れ始めてる、ヘイヘイヘイ』『ガンバレとかうるせぇ』『泣く子はいねぇが』の佐藤快磨
原田裕司監督脚本作品『できる子の証明』では助監督
SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2019国内コンペティション短編部門観客賞を受賞
リハビリ病院の患者と療法士の交流を描いたショートムービー
なんてことはない日常
でもそれなりに高く評価したい
ショートムービーの良作を探して発見するのはなかなか嬉しい
拡散はしないが短いやつでおすすめは?と他人に聞かれたらまずこれをあげたい
「柘植」と書いて「つげ」と読む
珍しい名字だ
初見では読めない
拓殖大学の拓殖に漢字が似ているので「たくしょく」と読み間違えそう
全国の柘植さんは「またか」と苦笑いしながらちょっとうんざりするんだろうな
つげと聞いてピンときた
『ねじ式』で有名な漫画家のつげ義春先生の本名は柘植義春
柘植は読みにくいのでペンネームはつげ義春にしたんだろう
落合は役作りのため痩せたのかもしれない
宇野は逆に落合のそれを強調するため若干太ったのかもしれない
宇野愛海は私立恵比寿中学の元メンバー
私立恵比寿中学というとタモリ倶楽部の電車特集でよく出演していた廣田あいかしか知らない
配役
回復期リハビリテーション病院で働く新人理学療法士の宮下遥に宇野愛海
仕事帰りコンビニの駐車場で駐車中に軽トラの運転席で脳卒中を発症し左半身不随になる柘植篤志に落合モトキ
回復期リハビリテーション病院のリーダーの田口勝に板橋駿谷
遥の同僚の理学療法士だったが「向いていない」と退職する相馬幸子に堀春菜
遥に別れを告げる元カレの山本翔に細川岳
篤志の職場の後輩の安田太一に門田宗大
回復期リハビリテーション病院の課長の日野智久に山中聡
回復期リハビリテーション病院を退院する青木タエに佐々木すみ江
【”歩けるようになりますかね・・、と言った僕に理学療法士の彼女は”歩くんです!”と力強く言った・・。理学療法士が直面する現実、本音を描いた作品。】
■回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士・宮下遥(宇野愛海)、慣れない仕事に戸惑いつつも、懸命に日々の業務をこなしていた。
ある日、遥は左半身が不随となった柘植(落合モトキ)の担当となる。
「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、遥は何も答えられず…。
◆感想
・理学療法士の遥が、恋人に振られたり、同僚が突然辞めたり、患者の問いに答えられなかったりしながらも、日々の業務を懸命にこなす姿が印象的な作品である。
・私は、理学療法士だけでなく、総ての医療従事者の仕事は、崇高なモノであると思っている。
<実在のリハビリ施設全面協力のもと、キャスト・監督が現場取材を行い、圧倒的なリアリティを持ったドラマとして、成立している作品である。>
とても丁寧な作り
療法士とのリハビリを描いた作品。
落合モトキが素晴らしく、表情でその苦悩をみせる芝居が良かった。
説明的な台詞などは省き、そのやり取りや表情でじわりと伝わってきました。
この少しもどかしい感じが、まさにリハビリそのものなのだろう。
全体的に動きがないのですが、その分とても丁寧な作りでした。
気持ちがちょっと「前に進めない」時の物語。ほかの人に助けてもらった...
気持ちがちょっと「前に進めない」時の物語。ほかの人に助けてもらったり、やっぱり時間が解決するとこもあったり。じわっと染み込んでくる感じの作品。
とにかくリアルで驚いた
新人理学療法士の苦悩・葛藤を描いた短編映画。映画祭にて鑑賞。
私自身も医療従事者ですが、一年目のスタッフが誰も経験する緊張や挫折が驚くほどリアルに描かれていて、現場の療法士が監修しただけのことはあると思いました。医療を題材にした映画ですが、強いプロパガンダのようなものは感じられず、一人の人間の成長物語として医療関係者問わずすべての人に受け入れられる作品だと思いました。年内に一般公開されるとのことで、また観に行きたいです。
勇気を貰った映画です。
元彼が病気で現在リハビリ中。私も通院の付き添いをしているので、とても興味深い内容の映画でした。
彼がお世話になっている理学療法士の方は、患者の身体も心も治そうと、身内並みに熱心だし、彼が頑張っては挫けたり苛立ったり不安になっているので、映画も凄くリアリティーがありました。
頑張ってる患者さんの陰に、頑張ってるメディカルスタッフの方がいる事を、改めて感じさせて貰いました。
長編版が見てみたかったです。
全7件を表示