歩けない僕らはのレビュー・感想・評価
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【”歩けるようになりますかね・・、と言った僕に理学療法士の彼女は”歩くんです!”と力強く言った・・。理学療法士が直面する現実、本音を描いた作品。】
■回復期リハビリテーション病院1年目の理学療法士・宮下遥(宇野愛海)、慣れない仕事に戸惑いつつも、懸命に日々の業務をこなしていた。
ある日、遥は左半身が不随となった柘植(落合モトキ)の担当となる。
「元の人生には戻れますかね?」と聞く柘植に、遥は何も答えられず…。
◆感想
・理学療法士の遥が、恋人に振られたり、同僚が突然辞めたり、患者の問いに答えられなかったりしながらも、日々の業務を懸命にこなす姿が印象的な作品である。
・私は、理学療法士だけでなく、総ての医療従事者の仕事は、崇高なモノであると思っている。
<実在のリハビリ施設全面協力のもと、キャスト・監督が現場取材を行い、圧倒的なリアリティを持ったドラマとして、成立している作品である。>
とても丁寧な作り
療法士とのリハビリを描いた作品。
落合モトキが素晴らしく、表情でその苦悩をみせる芝居が良かった。
説明的な台詞などは省き、そのやり取りや表情でじわりと伝わってきました。
この少しもどかしい感じが、まさにリハビリそのものなのだろう。
全体的に動きがないのですが、その分とても丁寧な作りでした。
気持ちがちょっと「前に進めない」時の物語。ほかの人に助けてもらった...
気持ちがちょっと「前に進めない」時の物語。ほかの人に助けてもらったり、やっぱり時間が解決するとこもあったり。じわっと染み込んでくる感じの作品。
とにかくリアルで驚いた
新人理学療法士の苦悩・葛藤を描いた短編映画。映画祭にて鑑賞。
私自身も医療従事者ですが、一年目のスタッフが誰も経験する緊張や挫折が驚くほどリアルに描かれていて、現場の療法士が監修しただけのことはあると思いました。医療を題材にした映画ですが、強いプロパガンダのようなものは感じられず、一人の人間の成長物語として医療関係者問わずすべての人に受け入れられる作品だと思いました。年内に一般公開されるとのことで、また観に行きたいです。
勇気を貰った映画です。
元彼が病気で現在リハビリ中。私も通院の付き添いをしているので、とても興味深い内容の映画でした。
彼がお世話になっている理学療法士の方は、患者の身体も心も治そうと、身内並みに熱心だし、彼が頑張っては挫けたり苛立ったり不安になっているので、映画も凄くリアリティーがありました。
頑張ってる患者さんの陰に、頑張ってるメディカルスタッフの方がいる事を、改めて感じさせて貰いました。
長編版が見てみたかったです。
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