X-MEN:ダーク・フェニックスのレビュー・感想・評価
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辻褄を合わせる気は全くなし
これまでのX-MENシリーズで積み重ねて来たことをF&Pでほぼ無かったことにしたのは分かってたけど、それでも今回のファイナルでX-MENに続く要素があるんだと思ってました。全くなかった…。完全に別のお話になってました。ジーンとチャールズの出会い方も、ジーンの辿る道、チャールズの辿る道、全部が新しいお話だったけど、やっぱりしっくり来ない…。これだけ別物にしたのに、ちゃっかり過去シリーズのシーンを引用したラストシーンは、都合良くないか?と思ってしまった。
とはいえ、アクションシーンは過去シリーズ通して一番カッコよかったし、それぞれの能力をゴリゴリに使って戦うのはテンション上がるハイライトでした。
そこ以外はまぁ…。(笑)
F&Pで終わっておけば良かったのに感は否めないです。
これが最後なら寂しい
結局、エリック頼みなんだよね
X-MENの一員であるジーンが謎の宇宙のフレアにあたって暴走する話。
これってジーンがメインなんだけど。。。
ジーンとの能力が増大するのと、怒りが抑えられなくても暴走する話なんだけど、特に後者の方の理由がよくわからなくて全く人間ドラマに入って行けず。
過去のトラウマを封印したせい?心にチャールズが壁を作ったせい?
なんでこんなに話が複雑になるのかよくわからず
雰囲気だけで暴走状態
ダークフェニックスというからにはそれなりの深い話を期待したんだしたけど・・・
結局、一番テンションがあがったのがエリックのバトル。
ショッカーみたいなちょい頑丈な異星人が襲ってきても単調でつまらない。
やっぱりエリックの能力の見せ方が唯一の見せ場。
中身が薄っぺら
フェニックスの飛翔
これで終わり、でいいの?
なんかスカッとしないが仕方ないか
制御不可能の力
マグニートーが良かったのと…
いっつもジーンが悲劇的で、かわいそすぎる。
もし、自分のせいで、お母さんが亡くなってたら、僕も出来れば、 その子の記憶を何処かにしまってあげたいって思うだろうけど、チャールズが少し情けなかった気もするなあ。
チャールズはもっと謙虚で毅然としてないと…。
その代わりと言ってはなんだが、予想外にマグニートーがすごく良かった。
エイリアンを車両に押し込めて、ちっちゃく畳んで、ポイってのが、マグニートーらしくダイナミックだった。
あと、別のヒーロー像を提供しそうな感じがしたし。
今回は敵がエイリアンってことで、アベンジャーズと組んで地球を救うってストーリー展開もあるのかしらと、色々考えてしまう。
あんな未知のエネルギー体があるんだったら、ジーンを生き返らせてよとか、ドラゴンボールだってどっかにあるんじゃない?って、フラストレーションも溜まったなあ。
ダークかつヘヴィですごく見応えがあった
シリーズ踏襲してないと楽しい要素ゼロ
モヤモヤ
『ファースト・ジェネレーション』『アポカリプス』が私にはイマイチ、ノれなかったので、疑心暗鬼で観に行ったが、やはり……
ブライアン・シンガー監督の旧『X-MEN』って、「世界を救う」または「ミュータントという種を守る」だったのだが…
サイモン・キンバーグのプロデュースや監督になると、「個」や「家族」の小さいスケールの話になっちゃう印象なんですよね。
いや、その家族って大事なテーマなんだけど、家庭内の争いの巻き添えで普通の人間がぞんざいな扱いを受け、ミュータントたちの仲間割れに終始しちゃって、感情移入先がないんですわ。
そして、対ミュータントの動きをする警察や軍が、全然過去からの学習がなくて、正面から突っ込むから、こう被害は広がるし…
バカっぽくて、もやもやしてしまうのです。
今一つ
チャールズは
ハイパー・ジーンには参った!
X-MENシリーズは1作目しか見てないのに、またもや予習なしで突撃してしまいましたが、ほとんど問題なく楽しむことができました。初心者にも優しい本作は、それだけでも好評価です。もちろんシリーズ全作鑑賞していれば、本作では描かれていない舞台背景や人間関係などもわかり、より楽しむことができるでしょう。
本作の売りはなんといっても、ミュータントの特殊能力を駆使した、荒唐無稽な異次元バトルだと思いますが、これが実に派手で小気味よかったです。加えて、それぞれのミュータントに個性を生かした見せ場が与えられていたのもよかったです。大がかりで迫力のあるCGと違って、俳優の演技と一体化させ、スピード感や重量感をもたせることで、登場人物に本当に特殊能力が備わっているかのように見せる演出がすばらしかったです。冒頭の自動車事故のシーンも圧巻で、こういったさまざまな映像表現を見るだけでも、劇場に足を運ぶ価値があると思います。
ストーリーは、劇場予告で見ての通りシンプルで、おまけに時系列に沿って展開してくれるので物語の背景をとらえやすく、誰でもすぐに作品世界に浸ることができます。そして、これがシリーズ初心者に対して敷居を低くすることにも貢献していると思います。
ただ、人物の心情にスポットを当ててみると、その変化にいささか納得できない人物が多く、展開が性急すぎたのではないかと感じる部分もありました。特に主人公ジーンが、チート級の強さのハイパーモードで、怒りにまかせて相手かまわず攻撃しているのには参りました。あれでは、能力ではなく感情を制御できていないだけで、とても共感できませんでした。バトルシーンを作るために無理に暴走させているかのように見えてしまったのは本当に残念でした。もう少しジーンの葛藤や苦悩を描き、能力を制御できなくなったのもやむなしと思わせてくれたら、さらによい作品になったのではないかと思います。あと、この騒動を経て、人間社会におけるミュータントの立場はどうなったのかも気になったので、そこも触れてほしかったです。
いろいろ書きましたが、SF娯楽大作としては十分におもしろいので、SF好きの方にはおすすめです。
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