X-MEN:ダーク・フェニックスのレビュー・感想・評価
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かめはめ波の撃ち合いしか覚えてません。
スピンオフにしてもオフ過ぎない?
3部作の頃が一番好きなXMENファンとしては、ここであの人を殺してしまってはおかしいのでは。。とか、時代的に色々おかしいところが気になってしまった。
前作で少女時代のジーン(その時もまあ暴走させて親に持て余されていたと思うけど)を施設に引き取っていた。はずで、ジーンはメンタル的にも鍛えられており、XMENの中でもかなり知的で理性が強い、チャールズのサポート出来るほどのしっかりしたイメージ…なので、今回のことが原因で暴走させてしまうのはなんか子供っぽくて、ジーンっぽくないというか。。。もやっとしてしまった。
あと、個人的にはジーンはファムケ・ヤンセンのスレンダーな美しい感じがしていたので、このソフィー・ターナーは肉感的でセクシーだけど、これじゃない感がしてしまい。。。感情移入できなかった。
映像は派手だけど、内容はいまいち
吹替がオススメ
現在のマーベル映画隆盛の先駆けとして20年続いてきたこのX-MENシリーズは、他のスーパーヒーロー映画とは一線を画した独自の世界観を持っている。
進化した人類として超人的能力を持って生まれた主人公たち「ミュータント」はその能力や異形の姿から「普通の」人間たちからは称賛されるどころかマイノリティとして差別を受け苦悩する存在であり、そうした差別による困難やマジョリティである人間たちとの複雑な関係に実際の歴史的背景を交えつつ、ミュータントが人間と同等の権利を獲得するために様々な形で闘うことが大きなテーマのスーパーヒーロー映画である。
さらに、主要キャストのマカヴォイやファスベンダー 、ジェシカ・チャスティン、ソフィ・ターナー、ジェニファー・ローレンス等挙げたらキリがないほど、アカデミー賞はじめ各映画賞常連の超実力派俳優が有り得ないぐらい揃い、スーパーパワーだけでなく演技力で闘うのがこのX-MENシリーズのもう一つの大きな魅力でもある。
しかし今作は特に地に足の着いたエモーショナルな人間関係により重点が置かれた物語で、キャラクター同士の会話が物語の肝でもあるのだけれど、字幕ではどうしても文字数の関係上台詞が端折られてしまっており、英語の聞き取りが難しく字幕に頼る必要のある観客にはキャラクターの意図やストーリー進行の理解が不十分になっている感があった。もちろん卓越した俳優たちの肉声と演技を楽しむには字幕が一番ではあるが、英語を聞いて字幕を頭で補完するのが難しく映画そのものや今作の素晴らしいアクションシーンや映像、ハンス・ジマーによる音楽を十分に楽しみたい場合は、個人的には吹替をオススメしたい。
吹替は全てシリーズ最初から各キャラクターを担当しているプロの声優のみで構成されているので、元の映画を毀損することなく最大限に堪能できると思う。
内容は面白いけど
~「『ギフト』をどう使うかは、君次第だ。」~
【賛否両論チェック】
賛:力を得たことで孤立し、暴走していくヒロインと、そんな彼女を止めようと奔走する仲間達の姿が、壮絶な戦いを通して描かれていく様に、切なくもハラハラさせられる。
否:前作までの知識は必須。展開もかなりのご都合主義で、ツッコみどころも多い。
特に前作までの説明はしてくれないので、予備知識は必要不可欠です。
宇宙空間での事故によって得てしまったパワーと、生じてしまったチャールズへの不信感から、X-MENと袂を袂を分かったジーン。そんな彼女へと忍び寄るドゥバリ帝国の魔手によって、やがてジーンが人類最大の脅威へと変貌を遂げてしまう様が、何ともいえない切なさを誘います。そして、そんな彼女を止めるべく戦い続けるX-MEN達の活躍が、圧巻のアクションと共に描かれていくのも、また印象的です。
ただストーリーはかなり強引で、どうしても都合よく進んでいく感が否めません。割とツッコみどころも多いと思います。
個人的には、その能力故に両親からの愛を受けられなかった幼いジーンに対し、チャールズが、
「このペンをあげよう。『ギフト』だ。これで字を書くことも出来るし、相手の目を突き刺すことも出来る。いずれにせよ、ただのペンだ。『ギフト』をどう使うかは、君次第だ。」
と諭すシーンがステキでした。
基本的には、シリーズを通してのファン向けの作品かも知れません。気になった方は是非。
個人的には1番良かったかも( ^_^ ;)
文句なし!
思い入れが強すぎるファンが多いのと、アベンジャーズ的なノリで観たにわかファンが付いてこれないのと、過去改変という事象を盛り込んだ上に時系列の分かりやすさを無視したスピンオフを数作出したのと、デッドプールがヒットしすぎたのと、アベンジャーズが最高のフィナーレを迎えた後であることが重なって評判は良くないけれど、私にとっては最高の作品で大満足。
あまりにボロクソ言われているので観るのを躊躇ってしまっていたが、観て良かった。観なかったら後悔していただろうなぁ〜。
まぁ、『ローガン』で一部の人にとってはすでに終わっていたのかもしれないが、こっちが本当の終わりで、アベンジャーズのようなチャラいのも面白いけど、こっちも観てくれ!って感じです。
期待をしなければそれなりに楽しめる。
主演が美人だと集中力が違う❗
大掛かりな学芸会の芝居
X−MENシリーズは何本か観た。特によかったのは2年前の「LOGAN ローガン」で、ヒュー・ジャックマンが自身のレーゾンデートルに悩みながら闘うX−MENを上手に演じていた。
主人公ジーン・グレイは本作品で初めて見た。そのせいか、グループの中での立ち位置や性格、テレキネシスの能力がどれほどのものなのかなどが不明のままだったのでいまひとつピンと来なかった。この感覚は最後まで続いた。もしかしたら前作の「アポカリプス」を見ていればすんなり受け入れられたのかもしれないが、映画は一作ずつで完成しているべきだと思う。
ハリウッドの商業主義の作品の中には続編ありきで製作されたと思しきものがある。逆に前作の鑑賞ありきで製作されるものもあるだろう。本作品はまさにそれではないだろうか。
前後作と無関係に本作だけを見ても、いろいろな齟齬がある。まずジーン・グレイの性格に整合性がない。子供の頃に両親の死に対してさえ冷めていた女の子が再開した父親の部屋に自分の写真がないと激昂するだろうか。本作の悲劇の最大の原因が主人公の性格にあるはずなのに、その性格が一定しないのではご都合主義の誹りは免れないだろう。
ニコラス・ホルトとジェニファー・ローレンスのロマンスには華がない上に、互いに対してアバタもエクボのおおらかさがない。I love you と何度言わせても二人の間に親密さを感じないし、そもそも I love you は恋愛関係でなくとも使う言葉だ。このあたりの演出がとても安易だと思う。
総じて作品としての出来がよろしくない。群像劇の中でひとりにフィーチャーした物語を作るには、短時間でひとりひとりの個性を表現すると同時に互いの関係性も明らかにしなければならない。そうでないとプロットがぼやけるのだ。CGに莫大な金額を費やした映画にもかかわらず、なんだか大掛かりな学芸会の芝居を見せられた気分である。
これまでとは違う作風
いつの日かまた…
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