「終始すっきりしない映画」X-MEN:ダーク・フェニックス えねころろろさんの映画レビュー(感想・評価)
終始すっきりしない映画
宇宙で行われた救出任務で謎の力を取り込んでしまったジーン・グレイ。彼女はその強大な力の前に翻弄され、チャールズ・エグゼビアが幼き頃の彼女を守るために吐いた嘘が引き金となり、物語は時が進むごとに悪い方向へと進んで行く。
ジーン・グレイの暴走はX-MENが気付き上げてきたヒーローのイメージを軽々と打ち砕き、再びX-MENとマグニート率いるミュータントとの戦いをも引き起こす。
この映画ではジーン・グレイが取り込んだ力によって覚醒し、圧倒的な力を見せつけるシーンが多数を占める。そのため他の既存キャラクターがかませでしかなくなり、ジーン・グレイというキャラクターが好きでなければ正直鑑賞するのに厳しいものがある。マグニートは兜を紙のように破られ、チャールズは彼女の心に入り込めなくなり鼻血を出して悶える。クイックシルバーは序盤でジーン・グレイにボコられて負傷しエンディングまで姿を見せない。私はX-MENが活躍するところが見たかったんだが…。個人的に良かった点はナイトクローラーの活躍するシーンが多かったところくらい。
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